ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

仁王 DLC 義の後継者



仁王 DLC 義の後継者

メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥1,404
価格:¥1,404 (2017.08.10時点)
配信日:2017.07.25


大坂冬の陣クリア時のプレイ時間は未確認、トロフィーコンプ時点で273時間58分。
東北編終了時点で234時間51分だったので、今回のDLC義の後継者は39時間7分遊ばせて頂いた計算。
八咫鏡や逢魔が時の砦待ちでプレイ時間がかさんだだけなので、スムーズにいけばトロフィー自体は
もっと早めにコンプリート出来るのではないかなと思います、悟りの道は現時点で89%クリア。

▼良い点
・神器を超える神宝という更なる上位ランクのアイテムが追加。
・神宝は今まで揃え効果の無かった装備品に新規の揃え効果を持たせているので捨て装備にならない。
・真田十勇士が続々と出てくるミッション「義の後継者」のおかげでドロップ狙いが楽になった。
・新難易度の悟りの道だと敵の配置や敵自体変更になっていて、バランス調整の面でも色々面白い。
・不可能というわけではないものの、いわゆる提馬鷲ハメがしにくいようにダウン耐性が導入された。
・この手の死にゲーの場合これは褒め言葉でいいと思うんですが、今回も色々と最高にイライラする。

▼悪い点
・メイン、サブ共にDLC東北の龍と比べると様々な面で明らかにスケールダウンしている。
・新規に追加された敵もモブの流用レベルで、手抜きとは言わないまでも新鮮な感じは無い。
・悪いというわけではないんですが、恐らく大半のプレイヤーが発狂するであろう新雑魚の忍犬と狐。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは30%、4/13。
「潜入、真田丸」「和睦の合図」「エゲレス流兵法」「六文銭の志」

基本的には本編や東北編DLC同様、メインミッションの攻略や、やらなくても構わない砲台による全破壊や
真田十勇士を全滅させる、といった王道のモノから、東北編DLCで評判が良くなかったからか新難易度での
全ミッションクリアが無くなったりと、これまた良い意味で無難なものが揃っていたのではないかなーと。
結果論ありきで言えば、東北編で苦労した「修羅をも超えし者」なんかも、今回のように後発のDLCで更に
上の難易度が解放されれば、結果的に下の難易度は簡単になるので今回の新難易度悟りの道での全クリア、
があっても良かったんじゃないかなという気はしましたが、まぁやっぱり批判も多かったんだろうなーと。



▼意外と新難易度悟りの道が難しくない
流石に簡単とまでは言いませんし、修羅プレイ時に厳選した装備でも一撃で殴り殺されたりするので、もはや
インフレしまくった火力は健在でしたけど、個人的にはあまり難しくは感じなかったのが意外というか。
この場合、既にプレイヤー側が修羅も含めて3周している事もあり、当然ある程度以上自分なりの攻略法等を
確立しているからこそ難しいとは感じない、というのもあるとは思うんですが、ホント意外と難しくなく。
多少なりともバランス調整やAIの変更があるのかもしれませんが、体感だと修羅のほうが明らかにプレイヤーを
殺しに来ている印象があったのに対して、悟りの道はそこまで猛攻に感じなかったのでサクサク進んだ印象。
流石に大坂冬の陣を悟りの道でプレイすると、特に忍犬を筆頭に心底イライラさせられる敵が居る事もあり
落命しまくるのも事実なんですが、悟りの道関係のトロフィーが無い事もあり、普通に楽しく遊べたかなと。
強いて欲を言えば、逢魔が時のレベルがあまり高くないので、もっと本編との差別化を図る為に異常な
バランスにしてレアドロップも出やすいようにしてもらえるとありがたいかなー、というか。

▼トロフィー「三種の神器」は微妙な気が
基本的にトロフィーなんて完全に自己満足のみの要素なので、そういう意味ではどれだけ難しかろうが、
どれだけ簡単であろうが別に構わないとは思うんですが、それでもこのトロフィーはちょっとなー、という印象。
幸運依存でドロップの有無もあるとは思うんですが、完全に運が必要になるのでこれはどうかなーと思ったり。
DLC第一弾の「修羅をも超えし者」は確かに発狂モノの難易度でしたけど、アレはやろうと思えば気合でクリアが
可能なトロフィーなのに対して、この三種の神器は八咫鏡を果たして入手出来るかどうかという…幸運を上げて
多少なりとも入手しやすい状況を作り上げても、それでも完全に運に依存したトロフィーになるので、個人的には
こういうのはちょっと微妙かなーと思いました、正直それならまだ新難易度で全制覇、のほうがマシというか。
当然人によっては「運のみのほうが絶対楽、高難易度クリアとか不可能」という人も居ると思うので、そういう
意味で言えば「修羅をも超えし者」よりこちらの「三種の神器」のほうがイイとは思うんですが、前述のように
トロフィーは自己満足要素とはいえ、個人的にはまだ高難易度クリア、とかのほうがやり甲斐というか、
正に自己満足のトロフィーらしい感じがするので、こういう運依存のトロフィーは微妙かなーと思ったり。

▼クリア後の感想まとめ
東北編のほうが、これは当然ながらやはりDLC第一弾という事で新鮮な驚きだったり「こういう感じなのか!」
という意外性があったり、そういった驚き等の面で言えばDLC第二弾は基本的にユーザー側が多少なりとも
慣れを感じてしまい新鮮さという部分ではどうしても薄くなるものの、それらを踏まえても、今回のDLCは、
個人的にはやや微妙だったかなーという印象を受けました、悪くはないものの明らかにスケールダウンというか。
メインもサブもミッション数が1個ずつ減ったのは明らかなダウン…まぁ東北編もマリアと戦闘のみ、という
メインミッションがあったので数としては実質変わりませんが、今回のDLCは良くも悪くもではなく、
むしろ悪い意味で第一弾と代わり映えのしない作りだったというか、同じものをそのまま持ってきただけ、と。
この場合、変に変えられるより同じ路線のほうがイイとは思うんですが、東北編が良かっただけに、ろくろ首や
ナマハゲのような新敵がおらず、ボスも人間タイプのみで、いわゆる本編の面白さに欠けていたというか。

今回良かったのは別の部分で、むしろ第一弾と違ってシステム面での変更を全面に押し出していたのかなーと。
神器の更に上のレア度を誇る神宝が追加され、揃え効果の無かった装備品には新規に揃え効果が追加され、
しかも怪童シリーズのように同じ装備品で揃える必要がなく、同じ揃え効果の装備ならなんでもOK、という
許容範囲の広さで装備品を厳選しやすくなり、同時に装備が見た目にも反映される事で外見的な個性や好みを
今まで以上に出しやすくなった点は、これに関しては本当に良かったなーと。
実際新揃え効果に移行するかどうかは別にして、プレイヤー側の選択肢が広がったという点では良い改良。
そんな感じで、システム的には面白かったものの、ゲーム的には第一弾に比べると個人的には微妙かなーと。
前述のように悟りの道は何故か難しいと感じれなかったので、同じ道中でも修羅のほうが楽しかった印象。
ここまできたら第三弾も購入予定なんですが、話の流れ的に次回はミッション数も多そうなので期待したいトコロ。

2017-08-10 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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エージェント・カーター S2 第06話 「パーティの夜 -Life of the Party-」

今回はドッティが久々に登場してペギーの代わりに潜入捜査、というだけで十分面白い展開でしたが、
そのパーティにはなんとトンプソンも居て、という俄然盛り上がる流れで非常に良いエピでした。
トンプソンもドッティも双方共に見せ場と活躍の場が用意されていて、正直S2は序盤の展開が個人的には
そこまで面白いと思えず微妙だったんですが、前回から加速してきたというか、ようやく面白い流れに。

▼久々にドッティ大活躍
ペギーが負傷中の為パーティには行けず、代わりに行く女性が必要で前回大いに役立ったローズは母親の
看病で今回は参加出来ない為、訓練を受けていて、華やかなパーティにも場馴れした女性、という事で
まさかのドッティに白羽の矢が立つという、目的の為に敵と協力する熱い王道展開が。
ジャーヴィスとの絡みも中々良かったですし、完全に結果論ではあるもののトンプソンが血液入りの
容器まで回収しなかったおかげで、一応ペギー達にとっては目当ての血液サンプルも入手は出来たので、
ドッティを見失ってしまうという大失態こそあったものの、ペギーとの約束の品はちゃんと提供した形。
最終的に捕まったものの殺されずにはすんだので、展開的には今後ドッティも再び敵になる、というのが
妥当な感じでしょうか、ペギーをよく知る人物なわけなので相手方にとっても何かと便利でしょうし。
しかし、少なからず油断していたであろうとはいえトンプソンがドッティを確保するとは流石に思わず。
2017-08-09 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ゲーム・オブ・スローンズ S7 第04話 「The Spoils of War」

4話目から超テンションの高いとんでもないエピが用意されていた今回、特定のキャラが好きな人には
ヤバイぐらいの緊張感を強いられた終盤の戦闘でしたけど、今回のMVPはブロンでしょうか、色々凄すぎ。
ドラゴン一匹負傷の代わりに死亡、ジェイミーを守って死亡、極限までヤバイ死亡フラグが複数用意されて、
全て乗り越えて、少なくとも今回のエピ終了時点ではまだ死んでいない、とかとんでもない生命力。
他の面では遂にアリアがサンサやブランと再会するものの想像以上にあっさりした感じという…でもまぁ、
ジャクェンの元で修行して以降のアリアは若干感情が死んでるので、意外とこんな感じでしょうか。
ジョンとシオン運命の再会は、そろそろラムジー以来となるシオン叩きを誰かにお願いしたいところ。

▼ティリオン大失態
前回ラストで描かれていたように、デナーリス側はキャスタリーロックの獲得にこそ成功したものの、
そもそもキャスタリーロックを捨ててジェイミーはハイガーデンに侵攻、見事にタイレル家を滅亡させる、
という完全にティリオンの上を行く作戦で成功し、ティリオンは「敵を見くびって…」とデナーリスに
言ってましたが、確かにこれは敵とか家族とかは抜きに、完全にティリオンのミスですよね。
戦力差や「まさかここは攻めないだろう」とか、色々と検討した結果ティリオンとしては足場を固める為に
キャスタリーロックの奪取を選択したんでしょうし、当然同じ家族としてサーセイやジェイミーの性格や癖、
こういう状況になったらこういう行動に出る、などの性格診断も完璧に出来ているでしょうから、本来なら
ティリオンの作戦勝ちだったはずですが、同様に前回エピでベイリッシュ公がサンサにアドバイスしたように、
ありとあらゆる展開を想定していれば驚く事もなく全て予定通りの展開になるのに、ティリオンがこの場で
「見くびっていた」という言葉を選んだという事は、やっぱりサーセイとジェイミーを侮っていた、
という事だと思うので、作戦参謀も務める女王の手としては大失態だよなーと。
特に食料や金銭的援助、戦闘の経験こそそこまでなくとも包囲戦で期待していた兵力など、同盟関係としては
色んな意味で一番大きな戦力だったであろうタイレル家まで失ってしまったわけなので、ミスどころの騒ぎでは。
デナーリスに「家族だから殺したくないのでは」と嫌味を言われてたように、実際今回もラストでジェイミーに
逃げてくれるよう呟きながら戦況を見守っていたので、ジェイミーには死んでほしくないでしょうし。

▼アリアがとんでもない達人に
ジャクェンやデコッパチとの稽古では当然相手が遥かに格上で、その後の暗殺では文字通り暗殺だったので
アリア自身の剣の腕前という点では果たしてどこまで成長しているのか詳細には分かりませんでしたが、
今回ブライエニーとの稽古…というよりも模擬戦だと、当然最初は侮っていたであろうブライエニーが簡単に
一本取られ、それでもまだ手加減していたであろうブライエニーが再び足元への一撃で一本取られ、最後は
ブライエニーが蹴りを解禁して、最終的に短刀による一撃を喰らい、でもブライエニーもアリアに剣先を
振り下ろそうとしていたので描写的にはほぼ相打ち、贔屓目に見れば若干アリア優勢、という戦闘結果。
お互い本気で殺す気でやれば、ブライエニーがやったように蹴りや殴打によるサブ攻撃があるので体格的に
ブライエニーが有利でしょうし、冗談抜きで殺す気でやれば、騎士とはいえ経験上いわゆる汚い手を様々
見てきたブライエニーのほうが恐らく勝つとは思いますが、それでもアリアがとんでもない成長を遂げたなーと。
仮に実戦になっても、実際にココで剣の腕前を見た、ブライエニー、ポドリック、サンサ、ベイリッシュ公、
この4人以外だと、アリアの子供らしい外見に騙されて油断すると思うので、その時点でアリア有利というか。
ただ、前述のようにここでサンサとベイリッシュ公がアリアの腕前を見ている、というのがポイントでしょうか。
ジャクェンがわざわざ顔を使ってまでアリア殺害に今後動く、という事は無いと思いますが、当然アリアは
アリアで「自分のほうが絶対に強い」という自信と油断で敵と相対するでしょうから、意外とアリアは最後
油断した結果誰かに殺される、という結末になりそうな気が。

▼流石に誰か死ぬかと
ジェイミーのような重要人物がまさかこんな簡単に死ぬはずはないだろう、と思いつつもこのドラマはマジで
意外と死ぬ時は死ぬうえ、最後のデナーリス殺害に向けての行動は露骨に死亡フラグが立っていたので、
これは流石のジェイミーも終わったか、と危惧するもギリギリでブロンが助けに来て死亡は緊急回避。
同様に、ブロンもドラカリス撃破に向けて行動している時は360度全方位スキだらけだったので、王道で
ブロンがドラカリス撃破の大金星、ところが喜んでいる際に一撃を入れられるか集中砲火を喰らい死亡、
の展開かと思えば、撃破は出来なかったもののクァイバーン制作の弩弓ならダメージを与えれると実証し、
ブロン本人もドスラク人との戦闘やドラカリスの火炎を回避して生存するとかいうとんでもない生命力。
この場面での一大戦闘はドラカリスが雄叫びをあげながら戦場に出現するという鳥肌モノの演出から始まって、
とにかく容赦なくラニスター軍が殲滅される中、ブロンも促したように本来なら陸軍指揮官のジェイミーが
死んではマズイのでジェイミーだけでも逃げなければいけない中、目前にドラゴンが迫るも逃げずに弓兵に
指示を出したり、反撃で殺される可能性がある中命がけで行動するブロンや最後のジェイミーなど、
とにかく盛り沢山の戦闘で凄かったです、このインパクトを4話でいきなり持ってくるのが凄いところ。
2017-08-08 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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人狼ゲーム マッドランド



人狼ゲーム マッドランド [DVD]

監督:綾部 真弥
出演:浅川 梨奈
価格:¥3,051 (2017.08.07時点)
時間:98分

発売日:2017.09.27
レンタルDVDで視聴、3作目まではNetFlixで視聴、4作目以降は未配信なのでDVDをレンタルしての視聴。
今回は発想の逆転で主人公サイドがひたすら不利な状況から開始、という設定の時点で最高でした。
迂闊な言動が死に繋がる可能性のある状況で緊張感が凄かったですし、個人的には若干やりすぎではないかと
思えた暴力描写や庄司の言動などはあったものの、逆に言えばそのおかげで前述のように緊張感が。
作品として考えると1作目並にぼそぼそ喋る人物が多くて聞き取りにくいケースが多かったり、相変わらず
他人に聞かれたらどうするんだというレベルの大声で危険な会話をしていたり、というツッコミはあるものの、
今回は中盤の「このオカマがよぉ!!!」で半端ではないカタルシスを感じさせてくれた反撃を筆頭に、
とにかく最高に面白かったです、展開の良さで個人的には全てが良く思えたぐらいシリーズで最高の作品でした。

▼今回の主人公萌は歴代最高に肝が座ってる
このリアル人狼ゲーム初参加とは思えない程の異常な冷静さを保っていて、初日の投票会議で村人側では、
と疑われた際に、完全に全て質疑応答を用意していたとしか思えないレベルで淀みなく、同時に違和感をも
感じさせない反論で周囲に自分が狂人であると信じ込ませ、独裁的な態度を見せる庄司が本物の人狼の
可能性が極めて高い状況だったのに平気で歯向かったり反論したり、行動力や根性まで備えているという。
しかも自身生存時の最後の投票では率先して投票先を選び、自分が殺すとまで宣言する力強さ。
これに関しては、前日に人狼が襲撃したように見せかける為、ナイフに血痕がついていないと怪しいので
死体を刺して血痕をつけておけ、と彩乃に言ったので、恐らく彩乃にだけ嫌な思いはさせず自分もちゃんと
嫌な役目は担当するし負担する、という彩乃に対する礼儀というか、ケジメもあっての殺害でしょうけど。
しかもそれだけでなく、自分の命を捨てなければいけない可能性も含めてゲームクリアまでの流れを冷静に
考えて、最終的に自分の陣営が勝てるように作戦を立てれる頭の良さはとにかく凄かったなーと。
消去法で、残りの不確定3人の中で最も目立っていて、最も発言していたのは萌だけ、という事で、マジで
人狼側としても消去法で「恐らく萌が用心棒」と考えて襲撃したんでしょうけど、今回のような狂人村という
特殊ルール以外なら余裕で生存していたのではないか、と思える程に冷静な軍師タイプ。

▼普段とは逆の面白さ
本来なら基本的に人狼が2~3人、役職持ちが3~4人、狂人1人、あとは村人、の計10~12人程度が
従来のゲームなものの、今回は人狼が1人、村人側は役職持ちの2人のみ、あとは狂人7人、の異様な構成。
圧倒的に人狼が有利な状況で、当然主人公の萌は村人側で用心棒の為、まだ守って貰える予言者と違い
誰にも守ってもらえず味方も予言者のみでゲームクリアを目指さないといけない、とかいうとんでもない展開。
当然構成上、通常のセオリーは予言者が名乗り出て用心棒に守ってもらうものの、今回は人狼側のほうが
圧倒的に多いので迂闊に名乗り出ると投票で即死亡、むしろ狂人は人狼を守る必要があるので人狼が名乗りを
あげて投票での死亡を回避出来るという逆転現象が発生し、開幕から今回は非常に面白い幕開けでした。
しかも更に面白いのが、本来なら予言者は名乗り出たら即死ぬものの、今回の場合予言者が人狼を騙っても、
他の狂人からしたら「投票した自称人狼がマジで人狼でした」ではシャレにならないので、むしろ人狼を騙る
予言者も実は投票されない、という非常に特殊な状況、怪しくても確定するまで投票が出来ない。
しかも萌が1/2の確率で彩乃に賭けて、見事に彩乃のほうが本物の予言者であると特定出来たので、これで
人狼を名乗っている為投票での殺害対象にならず、夜間も人狼の殺害対象にもならないという無敵状態に。
勿論、翌日以降夜間殺害対象でズレが生じたりして怪しまれる事はあるものの、そこはなんとでも言い訳が
可能ですし、実際庄司が途中で本物の人狼に消されたように、少なくともある程度人数が減ってくるまでは
自称人狼の予言者側も殺される心配が無いので、本当に今回は特殊なケース。

▼2日目の用心棒対象も本当に彩乃で良かったのかどうか
別の人物が人狼と判明したわけですが、この場合、ひょっとしたら潜伏している本物の人狼が、それこそ
今人狼を名乗っているどちらかを本物の人狼として進めたいから敢えて「今夜コイツを殺す」と宣言した
人物をマジでそのまま殺して、翌朝殺されてなかったほうは指定した人狼が偽者だった、となる可能性が
非常に高いので…とも思いましたが、本物の人狼がどう動くか読めない以上確率は半々でしょうか。
彩乃が指定した人物を守って、庄司が指定した人物を本物の人狼が殺してしまえば「はい彩乃偽者」
になりますし、かといって彩乃を守って本物の人狼が全く別の人物を殺したら「はい二人共偽者」
になってしまうので、マジで運を天に任せるしかなかったというか。
勿論、別の人物が死んだ際に「自称人狼の偽予言者が本物人狼であると見せかける為に用心棒がターゲットを
守って本物であるかのように見せかける可能性があったので敢えて別の人物を殺した」という言い訳はどちらも
可能なので…となると、やっぱり彩乃自身を守るのが、確率論で言えば一応一番安全な策という感じでしょうか。
実際は本物の人狼が庄司を殺したので、誰を守っても関係なかったものの、安全策はやっぱり彩乃かなーと。

▼何気に庄司の根性は凄かった
恐らく誰もが死ぬまでの横暴な、いかにもなヤンキー然とした態度には誰もが気分を悪くしたでしょうし、
出来るだけ悲惨な死を迎えてほしい、と願った事だと思いますが、何気に根性は凄かったでしょうか。
本人もボコボコに殴られた後に「忍耐力無さすぎ…オカマを見習えよ」と言っていたように、暴力で反撃すると
死ぬので我慢して殴られ続けたのもそうですし、何より狂人なのに人狼を騙ったのが尋常ではないというか。
狂人は人狼の味方ですけど、仮に人狼を名乗った彩乃が本物の人狼だった場合ほぼ確実に殺されますし、仮に
用心棒が庄司のほうが予言者、と思って守り続けてくれても、実際は狂人なので人狼が勝たないとアウト。
でも彩乃に余計な抵抗を続けた以上最後は100%切られるのが確定している状況。
もし彩乃以外の人物が人狼だったとしても、本物の人狼が庄司のように狂人的なら「よく堂々と欺いたな」
という事で受け入れてもらえる可能性もあるのの、普通なら本物の人狼を差し置いて、人狼が勝たないと
狂人は勝利出来ないのに、その狂人が人狼を名乗る、というのは実際本物の人狼に庄司が殺されたように、
普通は逆鱗に触れたり印象を悪くして最終的に切り捨てられる可能性が高いのに、それが分からなかった、
というわけではないでしょうに人狼を騙った、というのは冷静に考えたら凄い根性のある行動だよな、と。

▼萌による異常すぎる彩乃の勝利確定方法
既にシリーズも6作目なので、流石にそろそろ主人公が殺される事もあるかもな、とは思っていたので、
そういう意味では「あぁ遂にか…」と最初は思っていたんですが、萌の下準備が凄すぎて色々と衝撃でした。
もし自分が襲撃された時に備えて、彩乃はこれといって察せなかったようですが「撲殺した」を示すナイフを
渡して、実際襲撃された際にはナイフで刺されないように押し返し、なんと自分の頭をリモコンで何度も殴打、
証拠のリモコンは屋外に捨てて証拠を隠滅し、撲殺されたように見える状況を作った事で撲殺風のナイフを
所持している彩乃こそが本物の人狼であるかのように見せかけ、更に窓から飛び降りて落下。
ルール違反にならないよう意図的に「人狼が居ない状況」を作ってから彩乃のスカーフを出して証拠を作り、
事前にそれらを三上に確認してほしいと要請する徹底っぶり、不審な動作をさせない為と、余計な心配を
させない為に敢えて彩乃には告げずに自分の死後彩乃がゲームクリア出来る状況を作り上げた、という、
マジで最悪の場合は自分の命を賭けてでも仲間を助けてゲームクリアする、というとんでもない策士。

▼ルールの穴を突けば今回はある意味簡単に勝てた気も
今回は人狼が1人しか居ないので、やろうと思えばルールの穴を使い最終投票までいかずに勝利出来た印象。
極端な方法になりますが、例えば萌が最後に襲撃されて「本物の人狼は彩乃」という偽の証拠を残して最後の
投票を誘導しましたが、そうはせず、結局萌自身は死ぬ事になってしまうものの、ここで人狼殺害も有り。
確率の問題から言えば、萌のやった撲殺の証拠を残し窓から落下、落下後は上を向いて撲殺の証拠を見せ、
尚且つスカーフを取り出して見えるようにする、という行動に出れる程、落下時の衝撃で意識が読んだり
そのまま死なないとも限らないので、その「出来るかどうか絶対とは言えない」の賭けに出るぐらいなら、
人狼がたったの1人だけで、しかも女性というのを逆手に取って、禁止されているのは暴力行為なので、
例えば萌がナイフで一度刺されそうになったのを跳ね除けたように、こういう行動自体は当然暴力ではない扱い。
となれば、極端な話致命傷にさえならなければいいわけなので、最悪肩なりを刺されたとしてもナイフをまずは
払いのける、或いは屋外に投げ捨てて、布団なりで相手を縛ってしまえば、これは別に暴力ではないので、
そのまま人狼襲撃終了の2時まで凌げば襲撃失敗で人狼死亡、になるので意外と簡単に撃退出来た気が。
或いは運営側がそれでは困る、という事で布団でくるむのを暴力とみなして首輪が締まり始めたら、それはもう
諦めて自分のナイフで人狼の首筋を斬るとか、どうせ自分も死ぬのは確定しているので怖いとか言わずに
目なり喉なりを刺して殺してしまう、という事も可能なので、何気に人狼が1人で女性、というのは、最悪の
場合襲撃された村人が死ぬ可能性こそあるものの、やろうと思えば相打ちで簡単に殺せてしまえた気が。
勿論、あの最終時点で男もまだ残っていたので、実は男のほうが本物の人狼、という可能性もある為、
そうなるとこの作戦は使えず、萌がやったように命を使った証拠の捏造をする必要は出てきますけど。

▼感想まとめ
今回はほぼ全員敵という圧倒的劣勢から始まり、実際序盤は庄司のあまりにも横暴な態度がひどすぎて、
正直に言うと不愉快な気分になる事も多かったですし、見ていて気持ちの良い流れではなかったですが、
それでも狂人村でどう主人公達が立ち回るのか、という展開的な面白さがあり、個人的にはシリーズ最高傑作。
人狼ゲームとして考えた場合は心理戦や駆け引きが過去作に比べると弱い部分もあると思うので、そういう
意味で言えば人狼ゲームの魅力は薄れて、でも発想の逆転で村人を2人だけにした事でならではの面白さを
演出出来て、今回はデスペナルティ覚悟で庄司をボコボコにした人物が居たり、萌が見せた命を賭けて
仲間を勝たせる犠牲的行為、その結果シリーズで初めて主人公が死ぬものの主人公陣営はきちんと勝利、
といった具合に今までのシリーズとの違いも描けていて、ホント展開的には個人的に非常に面白かったです。

心理戦等が今回は弱かったのと同じで、どうしても狂人が大半で、主人公の萌と予言者の彩乃、人狼を騙った
庄司、正直今回は本物の人狼も含めてこの3人以外はほぼキャラが立って居なかったので、非常に魅力的な
キャラクターの多かった前作と比較するとパンチの弱い部分もあるものの、それでも今回は設定や展開の
面白さで最後まで一気に見せてくれたので、単純な面白さとしては今回が最高でした。
キャラや心理戦の面白さは前回が最高で、今回は意図的にシナリオを重視しての結果だと思うので、
シリーズだからこそ出来た作品というか、毎回違う展開を用意しているのが上手くハマっているというか。
人狼シリーズという作品で考えた場合、流石にもう色んなパターンを見せてきてくれたので、そろそろ観客の
予想を上回る意外な展開、というのも用意しづらいとは思いますが、あまり芳しくない世間での評判とは
裏腹に、個人的には全作全て楽しませて頂いているので、今後もシリーズの継続をお願いしたいところです。

2017-08-07 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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人狼ゲーム ラヴァーズ



人狼ゲーム ラヴァーズ [DVD]

監督:綾部 真弥
出演:古畑 星夏
価格:¥3,082 (2017.08.06時点)
時間:108分

発売日:2017.04.26
レンタルDVDで視聴、3作目まではNetFlixで視聴、4作目以降は未配信なのでDVDをレンタルしての視聴。
今回は全員が経験者というエグイ状況で開始したわけですが、従来との違いとして運営側の謎に迫ったり、
5作目にして初めて賞金1億目当てで生き抜こうとするキャラや、単純に「死にたくない」ではなく、
「まだ死ねない」という強い意思を持ったキャラクターが多かったのが印象的でした、おかげで能動的にも。
そのおかげで蘭子なんかは余計に可哀想な終盤の展開でしたが、今までと違って生きたいと願うのが良い感じ。
演出的にも今回は非常に優れていて色々良い部分がありましたが、元運営側の人間が登場してからの
長回しによる撮影、臨場感や緊張感という点では特にココが良かったでしょうか、テンポも勢いも。

▼キューピッドの予想
いきなり主人公の蘭子が選ばれ、相方の恋人は同じく女子の一香。
これだけで決めつけるのは早計ですが、仲間として女子を2人選んで、最初の状況から虎之助と佳奈が
実際の恋人同士である事は明白、経験者の3名なら見知らぬ相手は「恐らく」選ばないはず。
この辺りを考えるとキューピッドは女子2人を選んだので、可能性で言えば女子の可能性が普通は高いはず。
仮に知識面や経験を期待するなら経験者が3名居るのに選ばず、敢えて女子を選ぶ必要も無いと思うので、
王道なら無難に最初蘭子を起こしてくれた日向辺りがキューピッドなのかなー、という感じ。
実際日向だったわけなので、そういう意味では意外性が無くて少し残念な展開でもありましたが。

▼「次の投票皆で河合君にいれない?」
仮に自分が恋人陣営に居てこの提案をされた場合、正直無条件で承諾しそうなぐらい河合のウザさは
尋常ではないものがありましたが、何気にこれはこれで危険な可能性もある作戦ですよね。
仮に過半数以上の「河合投票」の支持が得られればいいですけど、3~5名程度が、現実問題ウザイという
以外に特に投票される理由のない河合を集中指名してしまうと、恋人か人狼であると疑われる可能性が
一気に増すので危険もありますし、少なからず同じく生存者の詩央里から明らかに目の敵にもされやすく。
前作における丸山兄なんかもそうでしたけど、発言力があって有無を言わせず場の流れを強制している、
としか思えないぐらい行動力があるので、良くも悪くも危険なので排除したい気持ちも強い反面、
変な反感も買いそうなので難しい部分もあるというか、丁寧に根回ししておかないと危険な作戦。

▼このスカっとする河合投票!
緊張と恐怖からか焦ったうえに結局感情的に喚き立てた河合が余裕の最多投票を集め処刑対象になるという、
この手の作品を見ていて「非常にスカっとした、気分が良かった」とか言うと快楽殺人者みたいでアレですが、
とんでもなくスカっとする最初の処刑投票で過去最高に、それこそ気持ちの良い投票結果でした。
前作における丸山兄との最大の違いは「まだ理性的に発言していたかどうか」という点でしょうか。
丸山兄も態度はアレでしたが8時の相談の際は一応文句のつけどころがない推理を展開していましたし、
自分が人狼扱いされても不自然でない返し方で特定の相手を糾弾していたのに、河合は露骨に調子に乗って
態度も良くなかったですし、実際全員が経験者の現状は「経験者だから頼りになる」も必要無いですし。
あとは、河合は合理的で、確かに村人が勝つ為の可能性と人狼側が不利になる可能性を少しでも上げる、
という点では正しい行動をしていたものの、当然この作戦はあくまでもゲームクリアが目的であって、
その過程で誰が死のうが最終的に勝利すればいい、という人の生死を度外視した作戦で、同様に役職持ちが
非常に死にやすい作戦でもあるので、いわゆる人がついてこないタイプのやり方というか。
実力はあるし正直に話してはいるけど誰もついてこないので結局こうなった、という顛末。
事前に一香が最低2人の得票を予め確保していたようですが、事前の打ち合わせ無しでも結局河合が恐らく
集中で投票されていたと思うので、立ち振るまいに問題がありすぎたなと。

▼初日の投票は完全運依存
5作目まできて初めて言及されてましたが、基本的に初日の投票は当然何の情報もなく、誰が怪しいとか、
自称役職持ちも含めて誰が村人確定とか、そういうのが一切分からないので運と勘だけで投票相手を
選ぶ事になるというとんでもない運ゲーなわけですけど、基本的にここに感情が入ってきますよね。
で、この映画のシリーズに関して言えば、1作目のプロ、3作目の菅原、4作目の炭、今回の河合。
2作目の柳川は例外的なケースだったので除外するとして、この4名のうち、菅原は正直うるさいとか、
言葉は悪いですが「もうコイツ鬱陶しいな」という感じで選ばれた感も強いのでちょっとアレですが、
他の3名は全員人狼ゲームを知っていて、場を掌握して自分が流れを作ろうとしていたので殺された、
という人物ばかりなので、このシリーズで言えばこういう行動が初日の投票先になりやすいでしょうか。
3作目の星と椎木のように進行役を努めつつも冷静に対応している場合は、仮に菅原が居なくても
あの2人は初日に投票が集まる感じもなかったので、自分手動でいこうとしている感じが出過ぎている、
のキャラは投票で処刑されやすいのかなーと、今回の河合なんかはある意味菅原と似たようなケースですが。

▼ある意味一香からしたら今回はかなり楽
本人も蘭子に語っていたように、最終的に人狼と恋人どちらを選ぶかは蘭子次第なので、最終局面で
選んでもらえるかどうかは分からないものの、逆に言えば、少なくとも恋人として選ばれてる一香だけは
人狼の襲撃対象になるとイコールで蘭子も死ぬので、100%夜狙われる事は無い、という確証が初日の段階で
得られているわけなので、これは正直気分的にもかなり楽なところがありますよね。
投票に関しては正直どうなるか分からないので微妙なところもあるものの、恋人陣営が欠けるのはマズイ為、
一香に票が集中する可能性は多少低く、初日の処刑では皆一香任せにしていたので、そういう意味では
一香が怖い印象は受けたでしょうけど、嫌な言い方をすれば投票後の処刑は一香がやってくれるだろう、
という殺人を他人任せに出来る部分もあるので、そういう意味でも一香は極端に怪しく人狼の雰囲気が
出ていればアレですが、そうでなければ死刑執行人には残っていてほしいから投票はやめておこう、
という考えが働くはずですから、マジで絶対とは言えないものの、夜間殺害の心配が無く、投票での処刑も
恐らく無いだろうというセーフティゾーンにいるので、一香としては今回結構気持ち的に楽な気が。
蘭子の提案で投票決定後は自殺しよう、という流れになったものの、それでも中には逃走を図る人物が
居るかもしれないので、その時はやはり一香の存在が重要になってくるでしょうから念の為に居てほしくも。

▼蘭子への村人宣言は確かに疑心暗鬼作戦の可能性も
蘭子としては虎之助に疑われない為の発言でしたが、実際確かにこれはありえる話ではありますよね。
今回は恋人の役職があって、仮に管が本物の予言者だった場合蘭子が人狼だと分かっているはずなのに
敢えて村人と皆の前で発言して、となると当然相方の人狼は虎之助のように「何故だ?」と思うわけで。
そこで考えていくと、相方の人狼が虎之助のように「恋人同士だから人狼と伏せさせたんだろう」
と考えるのも自然な流れで、それを不審に思わせて恋人が邪魔な人狼サイドとしては恋人も殺害対象で、
人狼側が1人減るのは困るもののそれでも恋人を一気に消せるメリットを考えれば試しに殺してみる、
となる可能性もあるので、敢えて管がそういう嘘の村人判定をしたという可能性もあるわけなんですよね。
今回は恋人の要素が加わってるので、実際どうかは別にそういう心理戦を仕掛けてくる人物が現れても
不思議ではないので、これは結構面白い展開だなと思いました、虎之助としても「ありえるかも」と思いますし。
人狼同士の襲撃は暴力の対象にならない、という事を或いは過去に人狼を経験して可能だと知っていたから
仲間割れを狙ってそう仕向けたという可能性もあるので、経験者が増えるとそういう心理戦の読み合いも。

▼どちらの予言者を信用するべきか
過去にも予言者が複数名乗り出た事はあったので、これ自体はもはや今更なものの、管が急に発言を撤回、
実は蘭子は人狼で、もう1人の人狼は虎之助だと告発し自分は人を見る目があると、それに対して日向は、
「急に発言を撤回して自分は100%の確率で自分は人狼を見つける事が出来る、と主張する人と、
ごくごく自然な結果を口にしている私と、どちらが信用出来ますか?」と発言。
これはもう初日に誰を投票するかがほぼ運で決まってしまうのと同じで、正直難しい部分はありますよね。
マジで可能性の問題だけで言えば2日連続で百発百中で人狼を特定、という事も無いわけではないですけど、
今回のゲームにおいては、実際は霊媒師によって村人判定がされたものの、同様に初日予言者や霊媒師を
名乗って発言を撤回した河合のような例があるので、前述のように河合は村人だったものの、同じように
発言を撤回する人物は心証が良くないので、果たしてどこまで信用出来るか、というのはありますよね。
どうしても蘭子が言ったように「いくらなんでも都合が良すぎないか?」という心理が働いてしまいますし、
仮にマジで2人共人狼で、今日明日で投票処刑した場合残っている恋人が勝利になってしまうのに、
じゃあ人狼と分かっていて恋人を特定するまで片方は放置して毎晩誰か殺害させ続けるのか?という、
正直かなり不安な未来が待っているわけなので、心情的に信じにくいというか。
あとは細かい事を言い出せば、この場合もしマジで人狼だと当たっているのなら、正直用心棒としてはもはや
予言者が必要ないので守る必要もなくなるので、むしろ人狼側に腹いせで管が殺される可能性もあるので、
かなりの愚策というか…勿論、この場合何らかの理由で用心棒に最後まで守ってもらう約束を予め確約
させていれば話は別ですけど、高確率で投票の対象にもなりやすいので、初日に投票された河合とは別の
意味で反感を書いやすく、同時に一香の嫌いな「自信満々なやつ」になるので、危険な部分も。

▼蘭子の選択
人狼とは虎之助と少なからず交流を深めていって、実は父親によって蘭子は生贄として差し出された、
という情報も共有して月明かりの中蘭子を慰めたり、恋愛感情こそ無いでしょうけどお互い相手を親密に
感じて仲を深めた事で、少なくとも投票や殺害は明らかにしにくくなったという状況。
恋人とは…一香とは結局衝突ばかりで最後もああなってしまいましたが、日向とは序盤から交流を深めて、
外に出たら一緒に遊ぶ約束もして、父親の件を話した際に「最後まで生き残って」と励ましてももらい、
ただ恐らくその言葉がキッカケで生き残る事を決意したであろうという状況。
最終的に人狼と恋人、どちらを選ぶのか見ていても正直分かりませんでしたが、選択としては恋人としての
勝利を選んで、でも日向を投票した事で日向も虎之助も助けないというまさかの選択、これには驚きました。
結果的に運営側へ行くのに資金が必要で、一香が言っていたように、場合によっては生存者全員で1億を分配、
という可能性もあるので一人勝ちなら確実に1億貰える、という事もあっての一人勝ちを選んだ部分も
あるとは思うんですが、どちらかだけ助けると切り捨てたほうに申し訳ない、という気持ちもあっての
両方助けない、という選択だったのかなーと、一香は無表情でいきなり屋上から突き落とすという選択を
したのに、日向と虎之助の死には涙を流していたので、当然苦渋の決断での選択だったでしょうし。

▼感想まとめ
シリーズとしては初めて運営側に迫る展開で、どうやって対象者が選ばれているのか、実は蘭子のように、
可哀想な意味で特殊な選択をされるケースもあるという展開、この辺りの運営側の謎に迫る部分も描かれて、
そういう意味ではシリーズならではの面白さという部分もありましたけど、今回のポイントは各々の感情が
丁寧に描写されていた事による、どちらかと言えばジュヴナイル的な面白さでしょうか。
主人公である蘭子が人狼でありながら恋人に選ばれてしまった事で、最終的にどちらかの陣営は切らないと
いけないのに、そこまではお互いの陣営を生かすように振る舞いつつ、当然その陣営側の人間とも交流を
深めなければいけないので親しくなっていって、そのせいで余計切り捨てにくくなるという難しい部分。
特に人狼側の蘭子と虎之助の俳優さんの演技力が秀逸で、同時に殺害対象を挟んで抱き合うような形で
村人を殺したり、佳奈を投票で殺した時に辛かったはずと察した蘭子、蘭子が生贄として差し出された事を
知り手を握って慰める月明かりでの階段など、二人の描写が丁寧だっただけに、分かっていながら虎之助を
最後に救わず自分だけ生き残る選択をして、虎之助を見れずに涙を流す蘭子が特に良かったです。

今回は全員が経験者という事もあって心理戦や「ひょっとしたらこういう狙いがあるのではないか?」
という読み合い部分のレベルも上がっていて、単純に人間関係の描写だけでなくその辺りも面白かったです。
投票で選ばれるのが結局騒ぎ立てた人物、というのはマンネリながらも、流石にここは上手く描写するのも
難しいと思うので、まぁ仕方のない部分でしょうか、全員頭が良すぎる、というのも脚本的に難しいでしょうし。
今のところシリーズに主人公も含めて過去作の登場人物が出演、という事は無いので、今回蘭子が運営側に
行ったとしても今後の登場は…仮にあるとすればシリーズ完結となる最終作ぐらいでしょうけど、前回は脱獄、
今回は運営側と、毎回違った形で色々と進化してきているので、今後の違う広がり方にも期待したいです。
あんまり主人公死亡とかは見たくないところですけど、そろそろ奇をてらう展開もありそうで怖い感じも。
なんにせよ、今回は河合といい管といい、投票で選ばれてスカ!っとするケースが多くて最高でした。
キャスティングもキャラクターも非常に魅力的な人物が多くて、単純にドラマ部分も面白く満足度の高い作品。

2017-08-06 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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