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ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム



ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム

メーカー:スクウェア・エニックス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥4,104
価格:¥3,329 (2018.06.24時点)
発売日:2018.06.17


約10時間半にてクリア、トロフィーコンプに約12時間、前作プレイ済み、PS4版。
前作と違い結末が大きく変化するわけではないものの、最初に選んだ最後の選択は「レイチェルに真実を」
この作品の大きな特徴と言えばシナリオの良さと、ニュアンス的な表現で恐縮ですがとにかく全体的な
雰囲気が非常に良くて、耳に優しい曲の数々、光の使い方が非常に上手かったりと、ゲームの評価をするうえで
よく話題に上がるグラフィックが然程重要ではない事を強く言えるだけの魅力と面白さを誇った作品ですが、
そんな本作にまさかの前日譚エピソードが制作される、という事で恐らく誰しも楽しみにしていたであろう前日譚。
ゲーム的には時間を巻き戻す能力のマックスと違ってクロエなので、結果的には予想通り良くも悪くも普通の
ADVと違いの無いゲームにはなっていたものの、この世界の新作が制作されただけでとにかくありがたい限り。

▼良い点
・マックス同様クロエも日記を書いてくれるので単純に読み物として面白いし楽しい。
・これもマックス同様、頭の中で考えている言葉は丸みを帯びた文字で表示されていて凝っている。
・ある意味普通なものの、バックトークチャレンジのおかげで少なからず緊張感が増している。
・マックスは写真、クロエは落書き、でそれぞれトロフィーを獲得出来るというのが面白い。
・ノコギリに落書きして「面白ソウ」とか相変わらずトロフィーのタイトルがセンス抜群。
・前作同様、エピソードクリア時の分岐選択で他のユーザーとの比較が見れるのは面白い。

▼悪い点
・別に悪いわけではないものの、前作のマックスと違い能力が無いので普通のADVになってしまっている。
・洋ゲー特有の、変な場所での改行や変な場所で文字を次の画面に表示、がやはり多いうえに気になる。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは75%、24/35。
「落書きという娯楽」「面白ソウ」「最後のユニコーン」「ロック・アイドル」「出演者紹介」「開拓のススメ」
「目を覚ませ 愛しい人よ」「ラジカルな海賊」「ゴキゲンな車」「壁のお言葉」「ほしいものリスト」「森の仲間たち」
「自惚れ料」「化け物発見」「なんと素晴らしい!」「アメリカン・グラフィティ」「課外授業」「校閲済み」「今月の傑作」
「怒りの自販機」「ナースのおしゃべり」「酒飲みの絵描き」「悪魔は皆ここにいる」「Before the Storm」

基本的に前作と全く同じで、エピソードをクリアした際のトロフィーと、前作の写真撮影を落書きに変更と、
ここは良い意味で前作同様のトロフィーだったので、安定感というか、正にこうだよなという感じ。
ゲーム的な面白さや達成感を持たせるのであれば、序盤でのTRPGでボスを倒せたかどうかとか、今回新規に
導入されたバックトークチャレンジを全て成功させるとか、そういうのがあってもイイような気はするものの、
この作品に関してはこの路線のトロフィーを貫き続けるのがシリーズとしての良さでもあるかなという気が。



▼前作よりは柔らかい題材
何気に優しく柔らかい雰囲気とは裏腹に、前作は高校におけるスクールカースト、ボルテックスクラブという
金持ちのみが入会出来るクラブ、同級生達のエピソードも両親の離婚から来るDV、妊娠、ドラッグ、SNSを
用いた写真の拡散、ネットを使ったイジメ、耐えきれずに死を選び自殺しようとする友人etc。
意外と重いエピソードが非常に多かった作品なものの、優しい雰囲気のマックスであのレベルだったのに、
クロエだったらどうなってしまうんだ、と思っていたら、意外と普通の青春が展開されるだけだったという印象。
勿論、今回はレイチェルを中心に新規に判明した出生に関する重い展開が用意されていたり、クロエが母親の
ジョイスとデイビッドが同居しようとしている現実に直面したり、クロエとしては重く捉えてなかったものの
レイチェルを守った事で学校を退学になってしまったり、一つ一つのエピソードは相変わらず重いモノが複数
用意されていたものの、クロエ自身が明るい前向きな性格で、今回だとレイチェル以外は特に重要視しない、
という考え方で行動していた事もあり、意外と前作と違い重い雰囲気を感じなかったのは良い事かなーと。
前述のように重い展開もありましたし、考えさせられる描写もあったものの、マックスとクロエ、二人の主人公で
同じ作風を展開させても仕方ないので、色々方向性の違いも出せていて個人的には良かったのではないかなと。

▼マックスに対するクロエの心情
前作プレイ時の印象だと、マックスがシアトルに行ってしまい、連絡が完全に途絶えてしまった事が特に原因で
ふさぎ込んだり非行というか、そういう方向になってしまったのかと思っていたんですが、実際プレイしてみての
印象はというと、意外とその辛い部分を乗り越えた後の展開だからなのか、ホント意外と気にしていない感じが。
日記はマックスに宛てた内容として書かれていますし、要所要所で「マックスだったら~」とマックスを
今でも当時のように感じて考えていて、クロエの部屋にはそれこそマックスと遊んだ時の海賊帽が今現在も
普通に飾られていたり、良い意味でマックスの事を以前も今も同じように感じてはいたものの、マックスに対して
依存しすぎるわけでもなく、連絡が来ない事に怒りを感じるわけでもなく、という描写だったのが意外というか。
物語的にはゲーム開始後すぐにレイチェルと出会えて、日記にもその事を書くぐらいなのでマックスに早く
新たに出来た友人のレイチェルを紹介したい!的な感じではあったものの、マックスロスが無かったのが。
プレイヤー的にはマックスとの思い出を色々見せてほしかったりはするものの、今回はクロエがレイチェルと
出会った時のエピソードで、ボーナスエピソードのほうでマックスとの最後の日常も収録されているわけなので、
前述のように違いを出すという意味では正解だと思うんですが、それでも見たかったというジレンマが。

▼クロエの家庭環境の不備
父親が交通事故で亡くなった、というのは前作でも描かれていた事ですが、前作と違いクロエの心情描写も
丁寧に描かれているので、だからこそ分かる事なものの、どれだけデイビッドを嫌っているかが分かるというか。
確かにクロエ視点で物語を見ると、ジョイスは当然クロエに愛情を注いでいて、ジョイスとしてはデイビッドに
心を開いてもらいたい、デイビッドとの面白い話を聞いてほしい、という気持ちは分かるものの、クロエ視点で
物語が描かれた今回の印象だと、やっぱりクロエの気持ちのほうが分かりますよね。
なんというか、ジョイスはシングルマザーとしてクロエを必死に育てていて、ダイナーでの仕事の関係でクロエと
過ごせる時間も限られているものの、例えば今回なんかだとクロエが朝起きて最初にジョイスと会話した場面。
この場面も、ジョイスはデイビッドの話をしすぎなうえに、クロエに「あんたを置き去りにしちまったのかね」
のセリフのみで、後はクロエをフォローしようとせず、デイビッドの事を言われると自分でフォローするか明確な
返事をせずに流してしまっているので、クロエ視点で見ると、やっぱりジョイスはクロエに対しての気遣いが
やや欠けている、或いはデイビッドをクロエより無意識に優先してしまってる、という言動に見えてしまうので、
頑張っていて立派だとは思いますし、クロエがジョイスを愛しているのは十分伝わるので、もう少しクロエに
ジョイスが寄ってくれればな、と個人的には思いました、勿論ジョイスの気持ちも分かりすぎる程わかるんですが。
クロエにとって最大の不幸は、ジョイスもデイビッドも、相手を思いやるという意味においての感情表現や
コミュニケーションのとり方が決して上手いほうではなく不器用すぎるのがとにかく不憫というか。
マックスの手紙をずっと待っているように、当然ながらまだ子供の年代なので誰かしら対等に接する事の出来る
友達や大人が必要なのに、不幸にもレイチェルが登場するまでは居なかったのも色々運が悪すぎるというか。



▼本編より気になるクロエの家庭問題
学校を退学になった際にデイビッドはクロエに「持っているものを全て出せ」と言い、ジョイスに助けを求める
クロエに対してジョイスが言ったのが「退学になる前ならね」「あたし達の信頼関係は壊れたんだ」
とジョイスまでもがクロエに出す事を要求してましたけど、クロエが言うように、こういうやり方ではダメですよね。
勿論、大前提としてクロエが学校をサボったり、昔で言うところの非行に走ったと思われても仕方ない行動が
目立った結果退学にまでなったから、というのもあるにはありますし、残念ながらクロエ自身も夜間に出歩いて
ジョイスに心配をかけるわ連絡もしない、挙げ句にメールの返事すら返さず翌朝会うまで放置、とまぁ怒られても
仕方のない行動が多すぎるので、そういう意味では同情しにくいものの、それでも、だからこそそれならクロエが
「言いたいことがあるならママから直接聞く」と言ったように、仮に今までジョイスが何度同じ事を言い続けて、
クロエが全く聞かなかったとしても、こういう大事な事であるなら、それこそクロエが嫌っているデイビッドではなく、
ジョイス自身がクロエに「こうしてほしい」という旨を伝えて承諾か拒否してもらわないと意味が無いですよね。
クロエがまだ子供とかを抜きに反感を買うだけで、実際、デイビッドの言葉遣いや「俺の言う事を聞いていれば」
という「デイビッドは絶対正しい」的なデイビッドの高圧的な態度や言動にジョイスが一切異論を唱えないだけに、
表面上だけでもジョイスが少なからずデイビッドをたしなめたり叱責すればいいのに、そうはせずクロエのみを
叩いていた形になってしまっていたので、余計にクロエとしては納得出来なかったり腹が立つというか。
当然、これもジョイスはジョイスで旦那を交通事故で失って、娘は親友のマックスを全く同じタイミングで、
こちらは引っ越しとはいえ失って、シングルマザーで苦労して育てて、ようやく再び愛する男性に巡り会えて、
あとはクロエさえ祝福してくれれば、という状況なだけに、そういう意味でもジョイスの気持ちも理解出来ますが。

▼クリア後の感想まとめ
海外ドラマの個別感想みたいな感想になってしまいましたが、ストーリー自体は割と王道で、初めてまともに
描かれたレイチェルが実はかなりヤベーやつだった、という事以外はそこまで意外性があるわけでもなく、
良い意味で非常に安定したシナリオ運びで、この辺りは前作同様シナリオだけで楽しませてもらえた仕上がり。
前作のマックス同様、クロエも様々なオブジェクトに対して全て反応を見せてくれて、前作に登場したキャラも
何名か登場してらしさを見せてくれたり、ボーナスエピソードでマックスとクロエの昔の出来事が描かれて平和な
日常に安堵させてもらえたりと、購入前の期待値通りの満足感だった、という印象でした。
ボリューム自体は確かに決して大きなものではなかったですし、ゲーム性という点では乏しかったものの、単純に
この世界の前日譚という形の新作が制作された事を喜びたいですし、キャラの魅力も相変わらずふんだんに。

とはいえ、本編をプレイしているからこそ分かる事なものの、これだけ苦労したレイチェルが本編でああいう
結果になってしまって、これだけマックスの居なくなったクロエがレイチェルという新たな親友を得て色々と
日々を楽しく過ごせるようになったのにまた本編でああいう結果になってしまったり、この先を考えるとなんとも
厳しい限りですよね、クロエもレイチェルもお互い苦労を乗り越えて親友、或いはそれ以上の絆をこれから深めて
いこうとしていた矢先に事件に巻き込まれてしまうわけなので、プレイ前から当然分かっている事なものの、
事故死、或いは他殺なりで既に亡くなっているキャラの生きていた頃を描いた前日譚、というのは、その展開が
非常に魅力的で面白くても、その後の展開を思うと泣けるを通り越して喪失感が凄いので厳しいものがあるなと。
ただ、それでもこの作品をプレイして、また前作である本編をプレイしたくなったので、やっぱり魅力的な作品。

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2018-06-24 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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