ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

バイオハザード 7 レジデント イービル



バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.

メーカー:カプコン
機種:PlayStation 4
参考価格:¥8,629
価格:¥6,780 (2017.03.28時点)
発売日:2017.01.26


8時間42分43秒にてクリア、リスタート回数26、トロフィーコンプに約22時間、PS4版、グロテスクver。
シリーズのナンバリングはベロニカも含めて3と6以外プレイ、リベレーションズは2作共プレイ済み。
今回は購入しない予定だったものの、ネットで非常に高評価を博していたようなので気になって購入、
という流れだったんですが、もうこれ以上ないぐらい大満足な仕上がりで非常に面白い作品でした。
本編のボリューム的にも、2周目を短時間クリアでやってみたんですが2時間56分。
最終的にマッドハウスを4周目にプレイして6時間48分41秒だったので、シリーズを通しての本編のみの
ボリュームで言えば良いバランスになっていたり、全体的にマジで言う事無しの仕上がり。

▼良い点
・これは賛否両論あると思いますが、主観視点のFPSになった事で臨場感が遥かに増した。
・映像がレベレーションズ2に比べると飛躍的に綺麗になっている。
・映像が綺麗になった事もあり、最大のポイントである恐怖や怖さが尋常ではない雰囲気で表現されている。
・日本語字幕が吹き替え音声のセリフでの字幕表示なので、セリフと字幕が同じで変な改行も無し。
・リトライの際、攻略の簡単なヒントが表示されるのは良い試みだと思う。
・同様に、リトライ時にアイテムボックスを開ける仕様になったので余程の事が無い限りは詰まない。
・4以降顕著になっていたナイフや強すぎる格闘術、無限とも思える弾薬がきちんと制限されている。
・良い意味で初代を意図的に踏襲しているであろうゲームデザイン。
・VRは未プレイなものの、多分VRでプレイしたら死ぬ程怖いであろう異常な臨場感と演出。

▼悪い点
・ダッシュが押し込みのL3なので微妙に不便、王道のBダッシュでも別に良かった気が。
・イベントデモをスキップ出来ないので、リトライ時、或いは周回時に何かと手間。
・デラックスエディション、或いはDLCを購入しない場合、過去作と違いクリア後解放モードが一切無い。
・別に悪いというわけではないものの、ファイルは対象物を○、更にもう一度○、は微妙に手間。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーはDLC分も含めた全体で25%、本編単体だと34%、取得分は20/38。
「悪夢の始まり」「家族へようこそ」「夜はまだ明けない」「虫にはウンザリ」「悪夢は終わらない」
「追跡」「思い出を胸に」「束の間の休息」「悪夢の終わり」「シャットアウト」「防御は基本」
「調査開始」「錠前破り」「これじゃない」「ジェネシス」「バックパッカー」「ないよりはマシ」
「一石二鳥」「隠れ上手」「ビデオフリーク」

DLCのほうは未プレイなので分かりませんが、本編に関して言えばかなり良い感じのトロフィーでした。
例えば虫による攻撃が邪魔なので意外とやらないであろうマーガレットの撃退なんかは、これは例えば
SRPGで言うところの倒さなくてもいい敵を敢えて撃退した事に特典、という感じで良いですし、
アイテムボックスや回復の制限、結果的に時間には結構余裕があったものの短時間クリアのトロフィー。
強いて欲を言えば、今回だと流石に難しすぎる気もしますがナイフクリアや、クリア特典を使用せずに
マッドハウスをクリアしたらトロフィー、といった高難易度トロフィーもあれば尚良かったかなという気も。



▼主観視点FPSへ変更した恩恵
3まではいわゆるラジコン操作、4以降はキャラクターの背中越しに操作するTPS、それぞれに良し悪しがあり、
操作形態自体を色々と変更してきたバイオですが、シリーズ最新作の7でFPSへと思い切って変更。
正直に言うと、基本的に洋ゲーはFPSが多いものの、どうしても和ゲーはFPSが少なく、日本人からすれば
あまり好意的に受け入れられにくいFPSなので、そういう意味では開発側としてもかなり思い切った選択、
という事になったとは思うんですが、当然FPSになった事で臨場感が遥かに増したので良い選択だったなーと。
ラジコン操作やTPSの場合、少なからずキャラの周囲をプレイヤーは確認出来るので敵が迫ってきていたり、
或いはイベントデモに入ると切り替わるので精神的余裕が出来るものの、今回のようにFPSだとプレイヤーは
当然イーサンと同じ視点になるので左右や背後の状況がよく分からず、尚且つ今回はイベントデモには
移行せずそのままイベントが始まるので、序盤でヒューズを入れた後階段下の小部屋からいきなりミアが
出てきて驚かされる、といった具合に、マジで演出として驚いたり怖いのレベルが格段に増したので、
思い切ってFPSに変更したのは大成功だったのではないかなと思いました。
従来のFPSと違って移動速度が遅いものの、むしろこの場合はバイオらしくて良いなという感じも。
同様に、遅い事で敵の攻撃をスムーズに回避しにくい為、少なからず難易度の向上にも役立っていて。

▼メインの敵が人間というのが良い
今回は不幸にも事件というか、怪異に巻き込まれてしまったベイカー家がメインの敵として描かれており、
従来のバイオとは違いゾンビだったりの生物兵器ではなく、マジで対人間がメインだったわけですが、
個人的にこれが更に恐怖感を煽る演出に一役買っていたと思うので、これもまた良い試みだったなーと。
特にプレイヤーを恐怖と「え!!?」という驚きにいきなり突き落としてくれるミアでしょうか。
イーサンはミアを迎えにベイカー家へ…プレイヤーからすれば危険な状況なのは分かっているのでミアを
助けに行く、という幕開けなわけですが、想像以上に簡単にミアと再会。
と思ったのも束の間、明らかにエクソシスト的な悪霊に取り憑かれてるとしか思えない豹変状態のミア、
いきなり斧で殺すイーサンもかなりアレですが、マジで首筋に斧を突き刺すという強烈な映像で、
クリーチャーではなく人間相手にこの展開、という事で驚かせてくれますし、その直後に何故か復活、
いきなりチェーンソーで左手を切り落とされるというとんでもない展開。
そこで終わらず、本館や別館ではジャックやマーガレットがドアを開けるといきなり立っていたり、
とにかくゾンビやクリーチャーでは不可能な「人間だからこそ可能な驚きの展開」が非常に多くて、
何かと今回は人間の敵、というのが展開的にも恐怖や驚きに繋がっていたので、これが良かったです。

▼ただ結局中盤辺りからいつものバイオ
これに関してはどんなゲームでも、プレイヤー的にも中盤辺りから色々と慣れてくるので驚きや
恐怖が薄れてくるのは仕方ないんですが、中盤までは前述のように対人間という事で何かと恐怖演出が
ふんだんに盛り込まれていて驚きを感じる事が多いのに対して、マーガレット撃退後はルーカスが
ジャック達と違って本人が襲いかかってくるタイプではないので、結局中盤からはモールデッドが
徘徊しているだけになってしまうので、この辺りが悪い意味で従来と代わり映えせず残念だったなーと。
難しいのが、この場合仮にもバイオハザードのタイトルを使って、リベレーションズとは違い本編の
ナンバリングで7を付けているので、となると飽きられようが「これぞバイオ」というパターンを
入れる必要があるのは分かるものの、今回は折角中盤まで人間をメインにした今までとは違う恐怖を
前面に押し出していたのに、中盤以降一気にその手の恐怖感が薄れていつも通りのバイオ、という
感じになってしまったのは残念だったかなーと、ゲームとしては面白かったものの勿体無いというか。



▼というかイーサンの精神状態が異常
ラストのクリスに対するセリフが知り合いに対する言い方、全てが終わった今になってやっと来たか、
という皮肉めいたセリフなのか、どちらとも取れる言い方なので確定は出来ませんが、設定上は
公式からの発表もある通りに、今回のイーサンは完全に一般人という設定。
にも関わらず、3年ぶりに消息が判明した奥さんを探す為とはいえ、明らかに私有地なのに気にせず
家屋にまで侵入、どう見てもヤバイ状態とはいえミアが自分を切りつけてきた事でいきなり斧で殺害、
チェーンソーで左手を切り落とされたのにそこまでの動揺を見せず冷静に左手を拾って更にミア殺害。
イカれたジャックとチェーンソー対決をしたり「もう生き返るなよ」というセリフを吐いたりと、
流石に今回の主人公イーサンのメンタルがヤバすぎて逆に心配になるレベルでした、異常すぎる。

▼クリア後の感想まとめ
個人的には正直超面白かったです、このシリーズはどうしても定期的に微妙な作品が出てきてしまい、
恐らく大多数の方がそうだと思うんですが、その微妙な作品が自分の中で微妙すぎて、それで次の
新作はもう発売日に買うのをやめておこう、となり、それで個人的にも今回発売日の購入を見合わせて、
でも今回は非常に評価が高いという事だったので期待して購入してみたら、想像以上に良かった、と。
確かに全く不満点が無いわけではなく、本編は超大満足だったんですが、クリア後にお馴染みの
レイドモード等が何も無くマジで本編のみの収録なので、そういう意味でのボリューム不足だったり、
ラストにクリスこそ登場するもののナンバリングで7を冠するにはあまりにも本編と関連が無かったり、
そもそももはやバイオではなく超良質な洋ゲーのホラー、というだけの事だったり、そういった
不満点や問題点もあるにはあると思うんですが、それでも個人的には非常に面白いゲームでした。

ゲーム的な部分で言えば、やりこみ要素に相当するアンティークコインがただのやりこみ要素ではなく、
実際そのアンティークコインを用いてマグナムだったりのアイテム解放に必要なアイテムになってる、
というのも良かったなと思いました、単なるやりこみ要素にならず意味のある存在になっているという。
クリア後に解放される高難易度のマッドハウスのバランスも非常に良かったなと思いました。
ほぼチェックポイントが存在せず、死亡すると基本的に最後のセーブポイントまで戻されるので、
これはむしろ良い意味で初期のバイオを彷彿とさせるような感じで良かったですし、難易度の向上に
伴ってただ単に敵の攻撃力をアップさせるだけではなく、敵やアイテムの配置自体変更になっている、
というのもプレイヤーの培った技術や記憶がそのまま使えるわけではない、という事で良かったです。

最後にプレイしたバイオがお世辞にも決して良いとはいえないリベレーションズ2だったので、
ソレもあって今回購入を見合わせていたんですが、個人的にはシリーズで4に次ぐ面白さでした。
初代は当然1作目なので自由に作れて、4はジャンル自体変更して今回のようにもはや本編とは関係の
無いレベルの内容で、同様に今回の7もジャンル自体変更して4同様本編には関係の無い内容だったので、
これは良い意味でカプコンらしく、シリーズを続けるとどんどん微妙になるものの、心機一転レベルで
制作すると相変わらず良作、の法則に則っていたというか、久々にホラーらしいホラーゲームでした。
内容的にもテキサス・チェーソーだったりクライモリだったりに代表されるような、いわゆる田舎に
旅行して現地のヤバイ殺人鬼に猟奇的な殺され方をして、というスプラッターホラーが好きな人なら
色んな意味でたまらないような仕上がりになっていたので、とにかく個人的に今回はホント大満足でした。
難しいとは思いますが、ボリュームは今回程度でも構わないので年一本ペースでこのレベルを何とか。

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2017-03-28 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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アイアン・フィスト Season1



アイアン・フィスト

プロデューサー:スコット・ブック
出演:フィン・ジョーンズ
話数:全13話
全米配信日:2017.03.17
日本配信日:2017.03.17
NetFlixで視聴、デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、に続くNetFlix限定ドラマ。
ヒドラ並に闇の手がしつこくて笑ってしまいましたが、ルーク・ケイジとは別系統の明るさを出す本作、
これは良い部分でもあり悪い部分でもあると思うんですけど、物語開始当初の時点では明確な敵や、
コレという目的が無い事で、逆に言えば自由に色々と並行して描けていたのでソコが良かったなーと。
ルーク・ケイジだと初回の時点で敵と主人公の目的が定まってしまったものの、このドラマだと特にコレ、
というものが無いので、そこが微妙に思えてしまう部分もであり、逆におかげで色々と見せれた部分でも。

▼映像的な色合いが明るい
映像が暗い場合は評価に影響するでしょうけど、本来なら別に映像的な明るさは評価に影響する部分では
無いものの、NetFlix制作のマーベルドラマと言えば、基本的に夜がメインのデアデビル。
時間帯としては日中がメインなもののどこかどんよりした雰囲気が立ち込めていたジェシカ・ジョーンズ。
色的には昼間の雰囲気だったルーク・ケイジ、この3作品中2作品が基本的に暗い映像での展開がメイン、
という事もあって、今回のアイアン・フィストが日中メインで、尚且つオフィス街のニューヨークで
物語が展開されるという事もあって、色合い的に映像の明るさが目立っていた、というのがまず単純に
印象的でした、内容とは関係無いものの、やはり明るい場所での展開等が多いと雰囲気的には重く
なりにくいというか、前述のようにNetFlix制作のマーベルドラマは暗い映像が多かっただけに雰囲気が良く。

▼キャラの描写がかなり魅力的で意外な展開
この場合、人によってはそれが鬱陶しい、と感じる人も居ると思うので必ずしもイイ事ではないですが、
例えば主人公のダニーは劇中でも何度か言われているように、それこそ遭難当時の10才のまま大人になった、
と言ってもいいように、良く言えば非常に純粋な性格をしているので、色々悩んだり考えすぎたりする
他のヒーローとは違いますし、ヒロインであるコリーンはまさかの闇の手側の人間という意外な展開。
ミーチャム兄妹は王道で嫌な兄のウォード、イイ妹のジョイ、と思わせておいて最後は完全にダニーに
対する立場が逆転する流れを見せてくれたり、他ドラマからの出演でもジェシカ・ジョーンズだと
どうしてもマイナスのイメージが強すぎたホガースが非常に頼りになる弁護士で有能な存在だったりと、
他のNetFlixマーベルドラマに比べると、色んな意味でキャラの描写が魅力的で面白いなと感じました。
出番の少ないサブキャラでも、ダニーが入院させられた精神病院の先生のように、ダニーの言う事を
信じて色々調べた結果、嘘ではなく本物のダニーだと信じる、という意外な展開を見せるキャラも居たり。
特にウォードとジョイのように視聴者の印象が完全に変わるキャラクターも珍しいでしょうし、ハロルドや
ダヴォスが言っていたように、結果的にダニーが戻ってきた事で人生が大きく変わったのも事実なので、
その辺りの物語的な流れとしても色々面白いなーと、ジョイはまだ偽装で裏切ってない可能性もありますが。

▼むしろコリーンの異常な強さ
誰しも視聴前にある程度の前情報等は仕入れていると思うんですが、最強の拳を持つアイアン・フィスト、
といういかにも強そうな設定だけは既に仕入れて視聴するわけなので、主人公は強いんだろうなという
先入観はあったものの、ヒロインであるコリーンが想像以上に強かったのが驚きでした。
例えとして適切かどうかは分かりませんが、それこそるろうに剣心に出てくる薫のように、道場の先生で
色々教えてるから当然素人よりは強いけど、という程度かと思いきやマジでやたら強いという。
実は闇の手の、劇中の描写だとそこそこ上のほうの構成員だったようなので、実際腕前も相当なものがある、
というのはきちんと説得力のある設定だったんですが、同じく劇中の戦闘描写だけだとデアデビルの
尋常ならざるアクションに比べると、アイアン・フィストはどうも今イチそこまで強いのかどうかが
分かりにくいレベルのアクションだったので、これむしろコリーンのほうが強いのでは、と感じたというか。

▼利益と道徳的観念どちらを優先するか
再三劇中でも問題になり、結果的にこれが原因でウォードとジョイが役員会議で解任されたり、色々と
今後も問題の火種を振りまく事になるであろうダニーの、正義感から出た最初の問題行動ですけど、
「他の人の苦痛で利益を得るべきじゃない、間違ってる。この薬は原価で売るべきだよ」という考え。
難しい問題ではあるものの、残念ながらジョイや他の役員も言ってたように、人の命がかかってようと
利益を出して、それで商売が成り立ってるからこれは仕方のない事ではあるわけですよね。
ただダニーが言うように、別に原価で売ろうと思えば売れるし、人の命が救えるのに値上げする、
というのは当然人道的には宜しくない、でもボランティアじゃないし、役員も言ってたようにそこから
発生した利益で他の薬の研究が出来るし、結果的に後々の世の為になるのも事実ではあると。
でも、またここで「ただ」という言葉を使う必要があって、結局値上げしたが為に買えない貧しい人々、
或いは少し金銭的に余裕が無いので購入を後回しにして死ぬ人が存在するのもやっぱり事実なわけで。
ただウォードが言ってたように、この薬を開発するまでに当然莫大な開発費を投じてるわけで、
その先行投資を原価で売られたら回収出来ないどころか莫大な損失がそのまま残るので完全な赤字に。
その後も問題は発生して、工場の近隣でガン患者が15人、でも工場の出す有害物質等だという証拠は無い。
ジョイは当然会社を守る為にも行動しなければならない、被害者が可哀想だという意識はある。
そういう状況下でダニーは証拠が確定するまでは工場を閉鎖、という決定を下したわけですけど、
この二件のように、道徳的な考えと、実際のビジネス、双方の考え方を見せているのが面白いよなーと。
現実問題で言えば、やっぱりただの研究ではなくビジネスですし、その研究にお金がかかるわけなので、
残念ながら口でどう言おうと慈善事業としては成立せず、ダニーのやっている事が正義の行いでも、
会社で働く人達からしたら赤字になって、今回ドラマで描かれたようにウォード達は莫大な損失を
生み出した元凶になるので解任されたりと、当然コレという答えの出ない問題ではあるものの、
このドラマの本筋とは関係無いながらも見ていて面白い題材だなと思いました。

▼序盤は正直物語に入り込み辛い部分も
個人的には初回エピソードから結構面白かったものの、序盤は明確な敵が存在せず、視聴者的にも果たして
ニューヨークに戻ってきたダニーが「なにをどうしたいのか?」「会社に戻ったとしてその後はなにを?」
という、ダニーの行動理由が今イチ見えないというか、他のドラマのように分かりやすい明確な目的が
特に存在しない状態で始まってしまうので、比較的序盤は物語に入り込み辛い、というのはあるかなーと。
同時進行で描かれるコリーンの賭け試合なんかも、少なくともダニーからすれば序盤は全く関係無い
独立したパートになってしまっているので、やや散漫な印象を受けてしまうというか。
悪い意味でNetFlix制作ドラマの特徴が出てしまっているというか、ワンシーズン全体を通して、という
スタイルで制作されている関係で、全13話を全て見れば意味が分かったり、その部分の描写も必要だった、
とはなるものの、序盤のウォードによる王道のダニーへの嫌がらせだったり、相変わらずNetFlix制作の
他ドラマ同様決して展開速度が早くない事もあって、序盤での面白さはそこまででは…というか。

▼S1 全13話を見終えての感想
順番で言えば前作に相当するルーク・ケイジ同様、正直見るまではどういう物語が展開されるのか、
その部分が全く分からず、いざ見てみての印象はというと、これまたルーク・ケイジ同様、そんなに
めちゃくちゃ面白い!というわけではなかったものの、とにかく高水準で面白さを保っていたなーと。
序盤の展開がもう少し早ければとか、ルーク・ケイジの前半ボスで凄まじい個性を放ったコットンマウス、
これらのような要素があれば尚良かったものの、個人的にはこのアイアン・フィスト、面白い作品でした。
前述のようにキャラクターがそれぞれ良く、それこそ長寿ドラマのようにキャラを見ているだけでも十分
楽しめましたし、あまりにも個人的な事を言えばヒロインのコリーン演じるジェシカ・ヘンウィックが、
設定上アジア圏の人には色々好かれやすいと思いますが、顔もスタイルも雰囲気も抜群に良くて、
正直コリーンを見ているだけで楽しめる部分もあったので、そういうのも加味して個人的には良かったです。

最初はダニーを一番毛嫌いしてたウォードが最後は助ける、というのも王道ながら熱かったです。
逆に、最初は唯一ダニーの理解者であると思われたジョイが最後はダニーを蹴落とす側になるという。
特にミーチャム兄妹は最初から丁寧に描かれていましたしウォードに関してはダニーやコリーン同様、
かなりの尺を割いて転落したり成長する部分が描かれていたので、より終盤の展開はグっときたというか、
その一方で、名前だけ何度か出て、終盤で増援として登場して加入したダヴォス。
これは時期的に同じマーベルの作品で、ドクター・ストレンジで同じように兄弟弟子として修行したモルドが
最後に暗黒面へ堕ちたのと展開的に似たような事になってしまってるのが残念だなと思ってしまったり。
展開的に他に珍しいなと感じたのは、ダニーを落ち着かせたり説得するのが、ヒロインのコリーンではなく
クレアが担う部分のほうが多かった、という点でしょうか、流石に普通はまず無い事だというか。
終盤でコリーンの正体が判明するまでは、どうしてもコリーンとしては純粋に惹かれ始めたダニーに対して
打倒闇の手に関する意見や説得を言いにくい、という心情的な部分もあると思うので、コリーンよりクレアが
担当する事になるのはシナリオ的に仕方ないとは思いますが、それでもなんとも珍しい構成になっていたなと。

次は全員集合のディフェンダーズになるわけですが、個人的にこのアイアン・フィストは非常に面白く、
配信時期が良かった事もあって一気に最後まで見たのでやはり思い入れも強くなるわけですけど、キャラが
全体的に好きな事も含めて、ディフェンダーズやS2が非常に楽しみです。
この場合、ガオにも指摘されていたようにダニーはまだ完璧ではなく子供で、未成熟で成長途中、というのも
今後色々コリーンと共に成長していく部分を描けると思いますし、今後はウォードとの友情や協力も何かと
描かれると思うので、前述のようにキャラクター同士の絆の部分でも色々と楽しみが大きいです。
ハロルドに関しては王道で死んでいないとは思いますが、やはりキャラ的には濃かったので再登場にも期待。

2017-03-19 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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スーパーロボット大戦V



スーパーロボット大戦V

メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
機種:PlayStation 4
参考価格:¥13,608
価格:¥12,900 (2017.03.12時点)
発売日:2017.02.23


約46時間半でクリア、SRポイントは全取得、約65時間にてプラチナ獲得、PS4版のプレミアムエディション。
上記画像はクリアデータの画面で初回プレイのモノ、男主人公ソウジでルート分岐は全てクロスアンジュ。
今回は恐らく大半のファンにとってシリーズ待望だったであろうPS4での、OGではなく従来の版権作品を
扱った最新作で、しかもPS系統ではそれこそMX以来となる単発で完結する版権単発作品。
個人的にも版権モノは第3次Z時獄篇以来なので3年ぶりという、結構久々な版権モノとなりました。
発売に備えてクロスアンジュや00を一気に見たりと、何気に結構思い入れの強い作品になったVです。

▼良い点
・限定版だとタイトル画面にも「プレミアムアニメソング~」の表記がある。
・戦闘アニメが想像以上に迫力があるうえに機体が大きく表示されていて動いている。
・戦闘BGMが武器毎に1曲ずつ設定可能になった。
・まだ練り込む余地はあるものの、従来のPPと違う成長システムとして導入されたスキルルート。
・ルート分岐合流後、復帰するメンバーと、新加入メンバー、能力アップのある機体、が表示される。
・第3次Zでもあったものの、撃墜数60でエースになった際に全キャラ分の祝辞メッセージが用意されている。
・難易度緩和にも繋がっているので良いかは微妙なものの、文字通りいつでも精神コマンドが使用可能に。
・リアル系とスーパー系の火力バランス、サイズ差適正のダメージ、の調整は比較的バランスの取れた感じに。
・ヤマトやクロスアンジュなど、従来とは系統の違う作品が参戦しているので単純に目新しく面白い。
・シナリオの関係上、従来作と違いヤザンやフル・フロンタルが加入するというまさかの展開。

▼悪い点
・クロスアンジュが参戦している以上仕方ないものの、Zシリーズに続いて今回もまた並行宇宙の設定。
・悪いわけではないものの、今回はキャラ数が多いのでツインユニットや小隊システムのほうが良かった気が。
・これも悪いわけではないものの、もはやSRポイントの取得がトロフィー取得にしか繋がっていない。
・これも悪いわけではないものの、流石に今回はあまりにも簡単すぎる。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは75%で27/35、特にトロフィーの取得は狙わずにプレイ。
「エンブレムコレクター」「ファクトリーマイスター」「全SRポイント制覇」「ゲームクリア」
「パイロットブリーダー」「スイートネイル」「グレートエース」「5回行動」「ファクトリー全開放」
「長き戦いの始まり」「エースパイロット」「カスタムボーナス」「休息の時」「戦いの紋章」「精神統一」
「一騎闘千」「エクストラカウントMAX」「ナインからの感謝」「美しき戦士」「シークレットミッション」
「小さな巨人」「スキルプロダクション」「ようこそスキルプログラムへ」「ファクトリーシナリオ」
「燃え上がる熱き魂」「カウンターパンチャー」「ダブルアクション」

スーパーロボット大戦のトロフィー、と言えばEX-Hardやスペシャルモードでのクリア、全シナリオでの
SRポイント取得、という項目があったわけですが、今回はゲームの難易度同様、トロフィーに関しても
非常に取得しやすい内容になっていて、システム的にビギナーズモードを導入してまで新規プレイヤーの
獲得を狙った事を考えれば、これはこれでトロフィーが簡単なのもむしろ良い事かなと思いました。
せめて二周目以降は簡単にする必要も無いと思うので、従来作同様EX-Hardを導入してクリアが必須、
ぐらいは用意してほしかった気持ちもありますが、スペシャルモードも含めて三周必須、というのは
流石にどうかという印象もあったので、男女主人公別による最低二週、になったのは良い変更かなーと。



▼意外だった宇宙戦艦ヤマト2199の参戦
ソシャゲ版は別として、やはりタイトルにもあるようにスーパーロボット大戦なわけなので、確かに
過去にもテッカマンを中心に「え、出るのか?」と思われるような作品は度々あったものの、それでも
知名度も含めて、まさかヤマトが出るとは恐らく誰しも思わなかったでしょうから、そのヤマトが参戦、
というインパクトが何よりも凄かったなと思いました、荒廃した世界設定も含めて。
単純な驚きで言えばアニメ放送終了からほとんど間もないクロスアンジュの参戦も十分驚きですけど、
それ以上にヤマトの場合、まずロボットが出ないわけなので、物語的な面白さは別にして出せるのか?と。
結果的には従来作と違い、前述のように荒廃した地球の設定になった事もありグっとハードな初期設定で
開始して、単純にヤマトの物語自体が面白く、尚且つ当然設定的にもメインとして描かれるので、
他のスーパーロボット大戦と物語的に明確な違いを出せた、というのも良かったなと思いました。

▼PPとは違うスキルルートの良さ
結果論上等で言ってしまうと、結局PPもスキルルートやプログラムも、ホント結果的には同じなものの、
従来作とは違うシステムを導入した、というのがまず良かったなと思いました、色々と心機一転。
特にPPと違うスキルルートの最大の良さとしては、PPの場合、どうしても序盤から居るキャラが有利で、
中盤後半で加入するキャラは所持PPが少なくて育成が難しく、その兼ね合いで序盤から参加している
キャラのほうが能力の成長という点では圧倒的に有利、という弊害がありましたが、今回のシステムは
ポイントさえ残していれば後半に加入したキャラにつぎ込んで、という事も可能なので、個人的には
まずその辺りの有利不利が無くなった、というのが何よりも良い事だなと思いました。
勿論このスキルルートのシステムもまだまだ改良の余地はあると思いますし、今回のVに限って言えば
久々にアタッカーやSP回復まで取得可能なシステムになっているので、この辺りのバランスが難しく。
ただ、とは言っても先天技能としてアタッカーなどを確立してしまうと所持キャラが有利すぎるので、
今回のように「やろうと思えば誰でも最強」のほうがキャラゲーとしては正しい姿かなという気も。

▼珍しくバランスの良い各作品の扱い
どうしても新規参戦のヤマト、クロスアンジュ、マイトガイン、この辺りはメインとして描かれて、
正直キャラもロボットも能力的に優遇しすぎではあるものの、それでも新規参戦なので、まぁそこは
ご祝儀というか、誰しも目を瞑るところだと思うんですが、他の版権作品に関しては、正直今回は
それなりにバランス良く公平に扱われていたのではないかなと思いました。
例えばゲッターやマジンガーの場合、敵の規模を考えると毎回終盤で出てくるものの、この辺りは
流石に仕方ないと思いますが、他の原作終了済みで参加している作品が特に良い塩梅というか、
一部上から目線的な発言に見えてしまうキャラも居たものの、個人的には今回珍しく各作品がバランス良く
描かれているのではないかなと思いました、良い意味で主張しすぎ、出番が無さすぎるわけでもなく。
オリジナルに関しても言える事で、主人公とナインは良い意味でウィンキー時代やαの中盤辺りまでの
自己主張しすぎないオリジナルらしい良さが出ていましたし、ヴェルトとロッティも同様に良い感じに。
と言いつつも、全てが完璧なわけではなく、恐らくファンですら思ったであろうSEEDやエヴァンゲリオン、
特にこの二作品は、ファンなら使えるだけで誰しも満足でしょうからいいとは思うんですが、それでも
この二作品は無理に出すような感じではなかったというか、SEEDに至っては影が薄すぎた気も。

▼クリア後の感想まとめ
恐らく大多数のプレイヤーが「はぁ…」となったであろう第3次Zのなんとも言えない出来を経験し、
個人的には十分楽しめたものの4年ぶりの新作だったOGMDまでもが「まぁ…」な出来で、その流れで
発表されたVの、一番最初のPVなんかは第3次Zの戦闘アニメを悪い意味で彷彿とさせるもので、
正直に言うと個人的には全く期待してなかったんですが、第二弾PVで「お!?」となり一気に購入意欲を
かき立てられ、今作に備えて発売前にクロスアンジュを一気に見て予習しておいたりと、徐々に発売が
近付くにつれてどんどん期待度が増していくという、珍しく楽しみにしていた作品だったんですが、
いざプレイしてみて、クリアしての感想はというと正直今回は大満足な出来栄えでした。

スーパーロボット大戦という作品の場合、極端に言えばシナリオの良し悪しに関係無く自分の好きな
作品が出ていて、自分の好きなキャラが使えれば、ホント極端に言えばもうそれだけである程度はOK、
という部分はあると思うんですが、今回はそれだけではなく、単純にシナリオ自体が結構面白く、
版権作品同士も上手く設定面でクロスオーバーしていたり、良い意味でスーパーロボット大戦だからこそ、
という面白さが見受けられたので、25周年記念作品に相応しい内容になっていたのではないかなーと。
作品の性質上、そう何度も参戦させまくるわけにいかないヤマトやクロスアンジュの扱いも良く、
共に世界観設定や展開が独特の作品なので、単純に従来とは違う物語の流れを見れたのも良かったなと。
陳腐な感想なものの、ホント今回は面白かったです、期待値の高い状態で、そのまま良かったのが凄い。

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