ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

シャナラ・クロニクルズ Season1



シャナラ・クロニクルズ 〈ファースト・シーズン〉 コンプリート・ボックス

プロデューサー:ジョン・ファヴロー
出演:オースティン・バトラー
価格:¥7,480 (2017.01.15時点)
話数:全10話

発売日:2016.07.13
NetFlixで視聴、恐らく大多数の方が同じだと思うんですが、日本では特に話題になっていたわけではなく、
BOX発売時にティーン版ゲーム・オブ・スローンズという触れ込みで宣伝されていた事で興味を持った、
という方が多いと思うんですが、ご多分に漏れず個人的にもそうで、それが配信されたので一気に視聴。
見終わった印象としては、日本における配給会社の肩を持つわけではないものの、やっぱりこういう
宣伝文句だったりは色々難しいでしょうし、少しでも知名度を上げたり売ったりする為に大きく出る、
というのは分からないではないものの、流石にティーン版ゲーム・オブ・スローンズは誇張しすぎにも程が。

▼珍しい設定が非常に多い
どちらかと言うとこの作品はウィルとアンバリーのダブル主人公、という位置付けだと思うんですが、
その主人公の一人であるアンバリーがエルフ、という設定なのがまず珍しいなと思いました。
勝手なイメージではあるものの、日本だと例えばロードス島戦記にせよベルセルクにせよ、有名な作品に
出てくるエルフと言えばイコールで主人公の仲間だったり補佐役というイメージ、それがいきなり主人公。
同様にバンドンの「触れた人の死だけが見える」というのもまた珍しい設定だなと思いました。
劇中でアラノンによる訓練を受けて能力を開花させようとはしていたものの、本人が初期から使える能力は、
王道のよくある未来予知ではなく「死だけが見える」というなんとも使い勝手の悪い能力。
と思いきや、100%確定している未来ではなく回避可能な設定なので、その死の未来を見た事で別の行動を
起こし死を回避する、という手段も使える設定になっていたので、これまた珍しい設定を使っているなと。

▼基本的にはティーン向けの作り
現地での紹介がどうなのかは分かりませんが、日本ではティーン版ゲーム・オブ・スローンズという事で
宣伝されているように、基本的にはティーン向けの作りというか、この場合注意しないといけないのは、
例えばハンガー・ゲームやダイバージェントをはじめとしたヤングアダルト小説ではなく、もう少し下の
年齢層をターゲットにしている、という意味でのティーン向け作品、という印象でした。
この辺りはドラマ版だと視聴した時の年齢、原作小説のほうだと読んだ時の年齢如何で感想は当然
違ってくると思うんですが、やはりティーン向けという事で、ホント基本的には展開も各キャラもあまりに
王道でいかにもな行動ばかりが繰り広げられるので、キャラ設定も含めて先が読めるのが勿体無いというか。
初回エピは悪くなかったと思いますし、2話目ラストでアラノンの想い人がいきなり目の前で殺害され、
3話目冒頭でフューリーを倒す、ここまでは意外と予想外の展開や思わぬ展開の速さも含めて悪くないんですが、
この辺りまでで、ソレ以降は特筆する展開も、それなりに凝っているであろうこの世界観や設定等がこれといって
活かされずに物語が進んでいくので、この辺りが悪い意味でティーン向けというか、凝った意味が無いというか。

▼アンバリーに感情移入出来るかどうかが全て
こんな言い方はアレかもしれませんが、個人的にこのドラマはアンバリーに対して感情移入出来るかどうか、
それによって作品の良し悪しや、作品への思い入れ、更には作品への感想自体が変わってくる気がしました。
わざわざこんな事を書く時点で、少なくとも個人的にはアンバリーをあまり好きになれなかった、
というのは分かって頂けるかと思うんですが、非常に失礼ながらアンバリー役のポピー・ドレイトンは
失礼ながら特にスタイルが良いというわけでもなく、別にかわいいだったり綺麗だったりの顔立ちでもなく、
設定上お姫様なので何度かその点をエレトリアにも言われていたように、特に中盤までは自己中心的だったり、
展開優先で多少脚本が雑と言ってしまえばそれまんですが、特に初回エピや序盤においては文字通り身勝手な
行動が目立ちすぎたり「いやいや、この流れでいきなりそうはならないだろう」という選択をしたり、
個人的にはどうにも感情移入出来ないタイプのキャラクターだったので、アンバリーに対して好意的に
見れるか、或いは否定的に見えてしまうか、でこのドラマに対する感想は結構別れてしまうのではないかなーと。
アンバリー役のポピー・ドレイトンも決して演技力があるとは言えず、表情に乏しかったのもマイナスの印象。

▼感想まとめ
前述のように、設定自体は珍しいものが多かったですし、世界観だったり色々凝っている部分も多いものの、
とにかく全てにおいてその凝っている部分が後一歩足りない、という感じだったなという印象でした。
折角のこういう世界観なのに、ファンタジーだったり西洋的な雰囲気を感じさせる曲が無く、色々凝って、
でもその凝っている設定が物語の展開にほぼ活かされていないのがとにかく勿体無いというか。
制作費的な問題や制作スケジュールの兼ね合いなんかもあるとは思うんですが、折角魔物が存在する
世界設定で、終盤はエルクリスの葉が全て枯れ落ちて魔物が地上に、の状況だったのに結局序盤のフューリー、
これぐらいしか「いかにも魔物」という人形以外のモンスターが登場しないのも勿体なかったなーと。

勿論悪いばかりではなく、例えば柄の部分から剣が変形ロボみたいに出てくる演出は中々カッコイイですし、
人によって良し悪しの印象は違うでしょうけど、話こそ連ドラ形式で実際続いてはいるものの、意外と
中盤は単発エピ的な雰囲気で描かれているので毎回それなりに話の起承転結があったり、そういった部分は
悪くなかったです、ウィルの使うエルフの石が便利すぎない扱いだったのもこの場合は好印象。
ただ、そういった良い部分を「ここがもうちょっとこうなら」と思う惜しい部分が上回りすぎたというか、
常に60~75点ぐらいをウロウロしている感じだったかなーと、失礼な印象ですが米Syfyで放送してそうな、
ホント言葉は悪いですがあの手のB級感満載の雰囲気でファンタジーをやってみました、という感じ。
少なくとも日本に関しては「ティーン版ゲーム・オブ・スローンズ」という触れ込みが良くなかった気が。
個人的にはそんなに楽しめなかったのでどうしても否定的な感想のほうが出てしまいますが、良くも悪くも
ティーン向けの作品で、日本風に言えば悪い意味でラノベっぽい作品だったなという印象でした。

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2017-01-15 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム



NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム

監督:ヘンリー・ジュースト
出演:エマ・ロバーツ
上映時間:96分
全米公開日:2016.07.12
日本公開日:2017.01.06
大阪ステーションシティシネマのスクリーン11にて鑑賞、平日朝9時15分上映という事もあってか超ガラガラ。
ボックスオフィスを見た際に「あ、エマ・ロバーツ」という程度しか記憶に残らなかったものの、
なんとなく見に行った感想としてはむしろ思った以上に良くて非常に楽しめました、しかもテンポも良く。
取り扱っている内容自体はこれと言って珍しいわけではないですし、例えば数年前ならレディー・ガガが
劇中歌として使用されているだろうな、という感じで時代に合わせて同じ内容でも違う曲を使えばOK、という
具合にマジでそこまで目新しい作品ではなく、逆に10年後に初めて見たりすると「昔はやっぱり古いな」
という感想が出やすい内容だとは思うんですが、良い意味で今だからこそ出来て価値のある作品だなーと。

▼キャラクター設定が王道でイイ
主人公のヴィーは内気で本音を言えないタイプ、密かに片思いしているJPに声をかける事すら出来ない女の子。
親友のシドニーはいかにも派手好きなタイプで、指令が出ていたからとはいえ大勢の生徒が見ている前で、
平気でノーパンでスカートをたくしあげるような目立ちたがり屋、ヴィーのほうが目立つのはイヤと。
イアンは特にコレという特徴があるわけではないものの、内気な女の子が行動を起こして、その後も行動を
共にするパートナー役としては申し分の無い行動力があり、でも強要はしない明るいタイプの男と。
普段映画やドラマを見ていていちいち「このキャラ設定は王道でイイ」とか思う事は無いんですが、
この映画の場合はそれぞれのキャスティングも良くて、学生を主人公としている青春の側面も持つ映画だと、
なんというかこぅ見ていて「分かる分かる!」となる部分は誰にでもあると思うんですが、個人的にこの映画が
正にソレで、特に主人公のヴィーを演じるエマ・ロバーツが非常にハマっていてとにかく良かったなーと。
綺麗で整った顔立ちをしているものの、一歩前に踏み出せない表情の見せ方なんかが特にハマっていて。
強いて不満を言えば、ヴィーはアイコンにカメラを映していて卒業写真用の写真も撮影していたので、
恐らく写真部所属でカメラも好きなんでしょうけど、イアンがヴィーの撮影したシドニーの写真を褒める、
という以外にヴィーはカメラが好きという設定が活かされていなかったので、そこは勿体なかったかなーと。

▼シドニーが意外と良いキャラをしてた
特に良いと思ったのは冒頭でシドニーがヴィーの為にというか、残念ながら結果的には最悪の形でヴィーは
JPの自分に対する考えを知らされる事になったものの、ヴィーの事をJPにどう思うか聞いたシドニーの行動。
この場合、確かにシドニーは「自分としてはこういう風にしたほうがいいはず」と思って、言葉は悪いですが
ヴィーの気持ちがどうのではなく自分の気持ちや考え優先でJPに対してアクションを起こしたんでしょうけど、
それでも当然シドニーはシドニーで「いや、これはヴィーの為になるはず」と思って行動したはずですし、
だからこそ中盤で二人が衝突した後、完全に仲違いするわけではなく終盤では再度ハグを出来る程に友情が
復活していたというか、ヴィーはヴィーで当然シドニーをよく思っていない部分があって、シドニーも
はっきり言ってしまうとヴィーを下に見ていたでしょうし「内気で本音が言えないヴィー」だからこそ、
別に自分にとってのメリットがどうとかではなく、そういうヴィーだから親友として接していた、という部分も
お互い当然あったとは思うんですが、それでも一緒に居て楽しかったからこそ衝突した後も友情が復活したと、
個人的にはそう思うので、そういう見せ方や演出に仕上がっていたシドニーのキャラは良かったなーと。
このゲームの視聴者同様、個人的にも二人が衝突した時はヴィーがシドニーを完膚なきまでに叩きのめす、
という展開のほうが見たくてヴィーを応援していましたけど、そこで終わりにならず、最終的に二人の絆は
更に高まる結果になったと思うので、ホント良かったなーと、そしてまた無駄にイカついシドニーの目玉の指輪。

▼全体的に演出が優れていた
この場合メインキャラが高校生、という若者だからこそ映えた演出だと思うんですが、夜のニューヨークを舞台に
きらびやかな映像だったり、ノリの良いポップな音楽、ヴィーやイアン達のIDを空に表示して場所と視聴者数を
棒グラフ的に表示する見せ方、街のあちこちでヴィー達を撮影しながら応援している視聴者達の姿etc
とにかく演出が非常に秀逸で、変な表現ですが終始ノリノリのクラブで展開しているかのようなアッパー感。
通常のパートでも、特に冒頭でPCを立ち上げて、ヴィーの目線でSpotityを起動して曲を聞いたりネットをしたり、
メールを開いたりビデオチャットをしたりと、最近の映画では普通ですがタブを閉じずに連続して使ったり、
この辺りが非常に、良い意味で今の普通らしくて良かったです、数年後には古いかもしれませんが正に今風。
最後のフタッフロールも色々凝っていて良かったというか、スタッフロールが凝っていると満足感が凄いなと。
細かい美術を見ても前述のシドニーが付けていた目玉の指輪だったり、ヴィーの友人のトミーがヴィーの母親を
「ヴィーのお母さん」的な名前ではなくナンシーと名前で登録する高校生っぽさなど、無駄に優れていて。
衣装的な面を見ても序盤の大人しいものの地味な感じで普通の高校生っぽさが出ているヴィーの私服。
約4000ドルもの派手なドレスを着るヴィー、赤いフード付きパーカーが目立ちはするものの密かに行動している
雰囲気をしっかり醸し出せていたヴィー、といった具合にヴィーのみを見ても衣装のセンスが良かったです。
一方のシドニーも無駄にビッチ感の出ている派手目な衣装がまた似合う事。

▼いかにもありそうなオンラインゲーム
ココ数年はこういったネットを題材にした作品も増えましたし、それこそ日本でも時事ネタで言えばこの一ヶ月に
おでんだったりチェーンソーだったり、そういう一件が悪い意味で話題になりましたけど、正にその手の動画に、
視聴者は存在していて、更に参加者に対して指令を出す事が出来て、視聴者が見るには登録に金銭が必要、
恐らくはその金銭で視聴者への報奨金が支払われていて、しかも特別誰かが意図的な指令を出したりという事も
最後まで無かったので、この手の作品にしては珍しく悪者や黒幕という犯人側が存在しない設定。
棄権で賞金没収という事は、劇中では語られていなかったものの失敗の場合でも当然没収のはず。
で、可能かどうかは別にして、最初の方はそれこそ簡単な指令ばかりなので、ヴィーが勢いで参加したように、
比較的まだ問題にならない程度の行動で100ドルだったりが簡単に手に入るのであれば…しかもリスクの少ない
指令であれば、優勝しないと賞金が貰えないものの友達がやっていれば、高校生ぐらいの年代ならつい簡単に
手を出してしまったり、昔で言う度胸試し的に「じゃあちょっとやってみるか」で簡単に手を出しやすい、
というオンラインゲームなのがまたリアルですよね、マジでこういうのは実際どこかにありそうな感じ。
ただ勿論そこは映画ですし、実際の現実でもそうでしょうけど指令がどんどん危険にエスカレートするという。
とは言いながらも、前述のように棄権も可能なシステムになっているので、賞金こそ全額没収なものの嫌なら
その場で辞めれるので、この辺りがまたリアルですよね、やるかどうか自分の選択なので強制力が無い。

▼視聴を辞める展開が良い
最初にこのゲームサイトを立ち上げた人物は確実に存在するものの、参加者への指令は視聴者が出していて、
劇中では描かれてなかったものの恐らく多数存在する指令の中から視聴者が「これが見たい」と思ったやつを
投票するとかして、それで1位になったものが指令として提示される、という感じのシステムだと思うので、
少なくとも厳密な犯人だったり黒幕だったり、そういう悪役が存在しないというのが前述のように面白いですし
リアルだと思うんですが、最後に参加者全員のフルネームがスマートフォンやタブレットに表示されたように、
参加して危険な行為を増長させたのは全員の責任なので、ホントこの辺りはネットの危険性や自分が犯罪に
加担しているという曖昧さを分かっていないその他大勢への警鐘になっていて、視聴者達は自分の名前が
表示された事で一気に見るのをやめるようになった、というこの展開は良かったなーと思いました。
映画自体の終盤の展開には賛否両論あるかもしれませんが、確かに興味を持って「ただ見ていただけ」でも、
そういった人達が「これはヤバイ」と感じるのは匿名性が消失して自分が特定される瞬間だと思うので、
描写上「怖くなった」という描写は無かったものの、ここで一気にゲームの視聴を辞めたのが良かったなーと。
ただ前述のように、タイには既にコンタクトを取っていてヴィーは撃たれてない、とかの辺りは流石にあまりにも
読める展開だったので、この辺りの展開ももう少し上手くしてもらえると嬉しかったところではありますが。

▼パンフレット雑感
720円、全26P、表紙と裏表紙も含めると28P、表紙は現地で使用されていたポスター画像と同じものを使用。
内容はイントロダクション、簡単なストーリー紹介、プロダクションノート、現地人ではなく日本人2名のコラム、
本編映像のスチール写真、ヴィー役エマ・ロバーツとイアン役デイブ・フランコの経歴紹介と簡単なインタビュー、
その他メインキャストの経歴紹介、監督や脚本等スタッフの簡単な経歴紹介。
映画本編自体がきらびやかなネオンだったりの綺麗な映像や演出で彩られていたのと同様、使用されている
本編のスチール写真も非常に綺麗なモノがセレクトされているので、単純に見た目の雰囲気が綺麗な仕上がり。
欲を言えば撮影中の一コマだったり、休憩中のキャストやスタッフの写真なんかもあれば尚良かったものの、
全体的には良い意味で「これぞパンフレット」という感じなのではないかと思いました、720円で26Pなのも上々。

▼感想まとめ
正直現地で公開された時も然程気にはしておらず、この映画が日本でいつ公開かも全く知らない状態で、
たまたま年末にドント・ブリーズを見に行った際、上映前の予告でこの映画が宣伝されていて、そこでようやく
日本公開が決まった事を知った、という程度の興味でしか無かったんですが、評判が良いらしいというのと、
そういえばエマ・ロバーツってスクリーム4以来見てないよな、という程度の理由で見に行ってみたんですが、
これがまた予想以上に面白くて、失礼な表現になりますが思わぬ掘り出し物という表現が似合う面白さでした。
ジャンルとしてはスリラーという事でいいと思うんですけど、B級ホラーによくある低予算アイデア勝負、
の作品と似たような感じで、アイデアの良さと、この場合は功を奏している尺の短さも手伝ってテンポが良く、
見ている最中はのめり込んで見ていられましたし、ゲームの参加者同様観客としても果たしてヴィーが本当に
この指令を達成出来るのかどうか、と興味本位で見ている自分も居たりと、色々と上手い作りでした。

単純にテンポが良いだけではなく、中盤で96キロ以上目隠しで走れ、のバイク疾走シーンなんかは緊張感が
非常にありましたし、建物の間にハシゴをかけて渡れるかどうか、のシーンは高さも伝わってくる怖さで、
クレーンの先端でいきなりドローンが下から登場した時はイアン同様ビクっとなる怖さだったりと、NEVREという
ゲームが視聴者参加型のゲームであったように、この映画自体も観客参加型の作りで非常に面白かったです。
アトラクション的というか、主題はやはり若者に対するSNSを中心としたネット依存への警鐘的な意味合いが
込められた作りでしたけど、特にヴィー達同様20才前後のカップルで見れば非常に盛り上がりそうな作り。
前述のように、個人的にはホラーに良い意味で通じる面白さやアイデアの良さも感じられたので、スリラーでは
あるものの、むしろホラー映画が好きな人にも結構楽しめるんじゃないかなと思いました。
ホント失礼ながら、期待せずに見たというのも良かったと思うので、新年一本目の映画がコレで良かったなーと。

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プリティ・リトル・ライアーズ Season6



プリティ・リトル・ライアーズ 〈シックス・シーズン〉 コンプリート・ボックス (10枚組) [DVD]

プロデューサー:I・マーレーン・キング
出演:ルーシー・ヘイル
価格:¥10,529 (2017.01.05時点)
話数:全20話

発売日:2016.07.06
NetFlixで視聴、このS6はAの正体が判明したり、後半で一気にまさかの年代ジャンプが行われたりと、
何かと驚きの多いシーズンでしたが、扱い上ケイレブがアリア達と同じようなメインキャラ扱いで出番が
更に増えていたり、まさか再登場してくれるとは思わなかったルーカスが大きな役割を果たしたり、
良い意味でサプライズも多いシーズンだったなという印象でした、色んな意味で満足度も非常に高く。
単純な映像面で言えば、5年もの歳月を経過させた事で少なからずアリア達キャスト側の負担が、ホントまだ
多少ではあるものの軽減されたと思うので、その辺りも良かったのではないかなーと。
他に目立った印象としては、どうもS6に入って急にホラーテイストが全面に押し出されてきた印象が。
本編以外の部分で言えば、NetFlixだとハーフHD画質で視聴が可能なので、レンタルやセルよりもオススメ。

▼遂に判明したAの正体
それこそS1の初回エピのラストから存在としては登場していたAの正体が遂に判明したわけですが、当然
単独での行動には限界があるので協力者も存在していて、Aの正体はS4から登場していたシシー。
協力者の存在はS5終盤から名前だけ登場、本人はこのS6から登場したサラというキャラクター。
サラに関してはS6で初登場なので正直これといった思い入れも無いですが、シシーに関しては、確かにこれは、
表現が良くないかもしれませんが、ホント確かに無難な選択というか、あーコイツかー、という印象でした。
当たり前ではあるものの、当然アリア達をそれなり以上に知っている人物で、尚且つ最低限セミレギュラー、
或いはシシーのように特定シーズンではレギュラー、まず何よりも視聴者が一発で思い出せるレベルの
知名度と存在感を持ったキャラでなくてはいけないので、その辺りも考慮するとシシーは非常に無難な選択。
勿論、こういうのは欲を言えばせめてAに関してはS1から登場していた人物であるほうが望ましいですが、
シシーであれば、個人的には登場時期や覚えているかどうかの有無も含めて、特に不満の無い人選だなーと。
サラのほうに関しては、これはまぁ協力者か犯人、どちらかは主人公サイドに全く接触していない完全に
裏方に徹した存在であるほうが犯人側からすると望ましいと思うので、悪くはないと思いつつも、Aの正体を
考えながら見ている側の視聴者の意見を考えると、流石に土壇場で出し過ぎな気もするというか。
とはいえ、シシーに関しては個人的に驚かされるわけでもなく、言われてみれば十分ありえるか、という
印象での正体判明だったので悪くはなかったのではないかなーと、全員の情報を握っていたのも頷けるキャラ。

▼そして一気に5年の歳月が経過
扱い的にはそれこそAの正体が判明する前半終了までが第一部、5年後が描かれる後半が第二部、という
分かりやすい分け方で良いと思うんですが、流石に5年もの月日が飛ぶとは思わなかったので驚きでした。
それこそ無難に事件解決で、次の一話を丸々後日談にして番組が終了、或いは全てが解決したと思った直後、
もしくは卒業式の日辺りに新たな事件が起きて、的な展開にするのかと思いきや一気に5年も時間が経過。
ただ、この5年の年代ジャンプは結構上手い展開なんじゃないかなという気もしました。
単純にアリア達が卒業後どういう道を進んだのか、の展開や描写も見たかったものの、何せS6の中盤までずっと
高校生で展開してきていたので、その辺りのマンネリ打破も狙えますし、当然5年なので誰しも色々な出来事を
経験して、視聴者は知らないけどこのキャラのこういう部分が変わってしまった、とかで色々展開上有利に
描ける隠し設定や隠し展開を使える、と考えると5年が経過した設定は結構良いなと思えました。
視聴者視点で言えば、当然アリア達4人や、エズラやケイレブなど4人に関連する人物が悪者側になる展開は
制作サイドとしても色々難しいでしょうから流石に無いだろう、とは思いながらも、誰しもシャーロットへの
憎しみは少なからず全員あるわけなので、もしかしたらやったかも、衝動的にやったかも、という可能性が
一切無いわけではない状況に持っていけているので、そういう意味では「一気に5年後」は面白くもあるなーと。
エミリーだけが上手くいっておらず意中の相手も居ない、という設定がこれまた妙にリアルなのも良い感じ。

▼高校生の設定だと出来ない展開も可能
アリアが怪しいかも、となった時にハンナが「もう高校生じゃないんだし直接本人に聞こう」と言ったように、
皆で行動している時は年齢関係無く仲の良かった頃と同じような感じで振る舞えるでしょうけど、普段の行動は
当然ハンナの言うように「もう高校生ではない大人」なので、そういう行動を描けるようになったのも大きいなと。
流石にこのドラマの場合主要な視聴者層的な事も考えると、嫌な表現になりますが体を使った展開だったり、
そういう情を利用するような展開を使う事は無いと思いますが、それでも高校生ではなく既に22~23歳の
大人になっているわけなので、そういった大人の展開も可能で、スペンサーがやっているように政治的な罠や
駆け引き云々の展開も使えるので、年齢設定を引き上げたのはこの辺りも上手く作用するので良いなーと。
ハンナとケイレブが別れる原因になった王道の「仕事と恋人どちらが大事か」も高校生なら100%ありえない
展開ですし、スペンサーとトビーのように妊娠に関する展開も当然同じで、エミリーの卵子提供も当然同じく。
ただ、これはある意味仕方の無い事なのかもしれませんが、そんな風に大人だからこその展開も可能になった、
という現実とは裏腹に、結局物語の展開は別に高校生当時と変わらない程度の内容というのは良し悪しが。

▼新キャラの魅力があまりにも薄い
一気に5年の歳月を経過させて、ハンナはケイレブと別れてジョーダンという新キャラと婚約中。
アリアは同じ出版社に勤めている編集者?のリアムという人物と交際中、スペンサーと別れたトビーは
イボンヌという女性と交際中、シシーの主治医だったというエリオットがアリソンと良いムード。
という具合に新キャラが登場したわけですが、この新キャラ達の魅力があまりにも薄いのが勿体無いなーと。
S6中盤までメインキャラと関係を育んできた面々に比べると個性も魅力も薄くて当然ではあるものの、
「この人物を相手に選んだのも分かる」という気になる以前の問題として、それこそテンプレ通りすぎる設定の
キャラというか、言葉は悪いですがどうせ最終的に新しい相手とは別れて元の鞘に収まるんだろう、としか
あまりにも思えないぐらい魅力も個性も無いキャラ達ばかりだったのが、ちょっと勿体無いよなーと。
エリオットなんかは明らかに顔つきからして怪しかったので実は黒幕側だと判明しても驚きはなく、かといって
リアムはむしろ序盤ほとんど出番が無くて印象自体が薄く、ジョーダンは比較的出番こそあったものの、
視聴者視点で見るとうやむやのままハンナと自然消滅的に関係性が薄くなって、ジョーダンの魅力を感じさせる
エピソード自体描写されなかったりと、とにかく微妙な新キャラばかりだったなという印象でした。
むしろルーカスの再登場が嬉しかったぐらいなので、初期から居るキャラとはいえ既にゲスト扱い並に出番の
少ないキャラより印象が薄い新キャラ、というのは流石に良くない気が。

▼まさかのスペンサーとケイレブ
流石にこれは喜んでいるファンのほうが少ないと思うんですが、ハンナとケイレブが別れた、という設定だけで
驚きなのに、そこに友情ではなく、お互い傷ついていた状態で再会したという経緯があるとはいえスペンサーと
ケイレブというまさかの組み合わせでカップルが誕生するという、流石に「えー!?」という超展開。
確かに設定だけで言えば同じ頭脳派同士、スペンサーは結果的な面もあるものの事前にハンナに確認を、
ケイレブも関係を持った翌日トビーにすぐ確認しにいくという、お互い友達に対して律儀な面を見せていたのは
非常に良かったですし、この二人がくっつくという展開があったからこそ、終盤で再びハンナがケイレブと
行動を共にしている時の阿吽の呼吸だったり視聴者側としても安心出来る自然な感じ。
同様にスペンサーもトビーとのほうが良い意味で恋愛関係ではなく親友と話しているかのように自然な態度で
対応出来ている感じが出ていたりと、スペンサーとケイレブ、というまさかの組み合わせを描いたからこそ、
元通りのペアで行動した時のシックリ感というのは確かに出せていたものの、だからといってまさか二人が、と。
最終的には、前述のようにハンナとケイレブが別れた経緯を詳しく紹介せず最終盤まで来たからこそ、実は
二人の別れはこういう経緯で、しかもハンナはその後やはりケイレブを選びアパートに戻るも既にケイレブは
本人が言っていたように出て行った後で悔やんでも悔やみきれないハンナは涙を流す、という過去の映像が
非常に泣ける仕上がりになっていて良かったのは事実ですが、今でもケイレブを愛しているという言葉で、
ホント視聴者的には「あー、良かった」と思うと同時に、ジョーダンのなんと哀れな事よ…。

▼感想まとめ
やはり中盤でAの正体が判明し、一気に5年後の展開が描かれるというインパクトで、どうしても感想としては
5年後の展開のほうがメインになってしまうわけなんですが、個人的にはS6結構良かったな、という印象でした。
単純に時間が経過した事でキャラクター同士の関係性が変化したり、学生ではなく既に仕事をしていたり、
という、ホントそのままの単純な変化がまず面白かったですし、映像的にも、例えば有名なところで言えば
SHERLOCKのようにメールの文字を浮かび上がらせて表示する演出が良い感じだったり、S5までに比べて、
比較的S6は別に引っ張るわけではないのに良いところで終わって次のエピへ、というケースが多かったので、
物語の続きが気になるという意味でも全体的に一つ一つのエピソードが良い構成になってたなという印象。
展開自体も再三スペンサーやハンナが言っていたように、今までAの行動に対して受け身になっていた昔と
違って、例えばケイレブが犯人のPCをウィルスで破壊したり、失敗したもののハンナが偽の告白をして犯人を
おびき寄せようとしたり、反撃ではなくむしろ攻撃していく展開というのも変化があって面白かったなと。

いきなり5年後に飛んでAであるシシーがいきなり殺された時は、この辺りは良くも悪くも流石は海外ドラマ、
という感じで少し笑ってしまう部分もありましたが、この初っ端のエピソード自体は秀逸な出来でした。
このエピソード自体はアリア達が久々に一堂に会して、Aの脅威もなく幸せそうに再会を楽しんでいる、
という平和な展開が描かれていて良かったですし、本編としてはアリソンの希望でシシーの退院を裁判所が
認めてくれるかどうかという流れ、この際に皆が友達であるアリソンの為に偽証したのに対して、ただ一人
アリアだけが嘘を吐けずシシーの退院を拒否するというのも良かったですし、後半開始の最初のエピソードで
こういった内容を描いてくれた事で、前述のように5年後という設定になった事での重たさというか、
高校生当時とは違う物語のテイストを押し出す事も可能になったと感じれたので、良いエピソードだったなと。
ただ、メインの視聴者層は当然中高生~30代ぐらいの女性がメインターゲットだと思うんですが、その層が
メインだと考えると、このS6は監禁されていたアリア達への精神的拷問だったり、シーズンフィナーレで
特に顕著だったアリソンが時折見るメアリー扮するジェシカ・ディローレンティスの腐敗した姿がガチで
怖すぎたり、全体的にホラー描写が多かったのは、この辺りは果たして良かったのかどうかという気も。

内容自体はいつもと同じで、何か事件が起きて、アリア達は学習しないにも程があるレベルで身近な人物を
容疑者ではなく犯人と決めつけて疑って、の繰り返しではあるもののS6は単純に展開自体が良かったですし、
1日1話ペースで毎日少しずつ、ある意味一気に見れた事で過去のシーズンに比べても個人的満足度の高い
シーズンでした、後半の展開が何かと新鮮だったというのもありますが、単純に続きが気になったシーズン。
既にS7での完結が発表されているので、どういう風に物語が終わって、果たしてメインキャラ達は全員が全員
幸せな結末を迎える事が出来るのかどうか、といった事も気になりますが、ファイナルシーズンとなるS7も
非常に期待しています、個人的にはやっぱりハンナとケイレブのカップルが好きなので何とか幸せな二人を。

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