ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

NITRO



NITRO ニトロ [DVD]

監督:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ
出演:ファンクンド・エスピノーサ
参考価格:¥5,040
価格:¥3,609

発売日:2012.08.03
レンタルDVDで視聴、スペイン産のホラー映画、日本語吹き替えは残念ながら未収録。
他に見たい映画があったのでツタヤに行き、ついでにホラー映画のコーナーも見ていくか、という程度の
気持ちで見て回ったところ、ジャケット裏の紹介文に惹かれてレンタルした、という流れ。
結論から言えば、紹介文を目にした時に感じた期待感を上回る事は出来ませんでしたが、ニトロを用いた
ソリッド・シチュエーション・スリラーは非常に珍しいので、まず着眼点が面白いなと思いました。
ただ、全体的に設定が優れているのに対して、内容の方は色々惜しいなと感じる事が。

▼舞台が普通の家
この設定がそれ程活かされていたわけではないものの、まず目新しく感じたのがココでしょうか。
普通この手の拉致監禁展開だと人里離れた廃墟であったり、打ち捨てられた工場であったり、
そういう人目につかない場所で事件が、というのが王道ですけど、今作はバリバリの住宅街。
全景や内部が詳細に描かれたわけではないので何とも言えませんが、描写を見る限りだと地下を含めて
4階構造の一軒家という感じで…当然爆発音がするので防音加工はしっかりしているはず。
そういった防音をしていようと、隣接する家もある普通の住宅街における一軒家、というのが新鮮でした。

▼設定は非常に惹きこまれる
少しの衝撃で爆発するというニトログリセリンを体中に塗られた状態、早く脱出したくてもゆっくりと
動かなければいけない、尚且つニトログリセリンをまずは洗い流さないといつ爆死するか分からない。
この設定がまず非常に素晴らしいなと思いました、面白すぎる。
昨今のホラー映画には多種多様な殺害方法が用意されているものの、良い意味でこの発想は無かったなと。
単純な動きをするのにも細心の注意を払わなければいけない、という緊張感が何とも言えない良さ。
ただ強いて個人的な難点を言わせて頂ければ音楽でしょうか。
ハードロックというか、演出上若干音割れしたような曲が緊迫した場面でも時々流れていましたが、
少なくとも個人的にはこの試みは微妙というか、折角の緊張感を台無しにしてしまっていた印象。

▼全体的に作りこみが甘い
これは、ひょっとしたら単純に主人公のローマンが危険を察知出来ない、或いは油断しすぎる性格、
というただそれだけの事なのかもしれませんが、例えば最初にアリが持たされていた液体入りのビン。
老人が何を言おうが、実際にビンの中に入っている液体が何なのかは全く分かっていない状態。
直前に、垂らされた液体に接触するだけで爆殺された女性を目の当たりにしているのに、ローマンは
ビンをどこかに置くのではなく、平気で床に投げ捨てるとか、この辺りが見ていて緊張感を潰すというか。
他にも、一応同じ屋内に老人二人組が居るにも関わらず、声のボリュームをほぼ落とさず会話をしたり、
周囲に老人が居ない時は靴音を立てたまま歩いたりと、全体的に作りこみの甘さが気になりました。

▼とにかく全体的に惜しい
設定や展開は非常に面白いんですが、全体的に惜しい雰囲気が漂いすぎているなと感じました。
例えば、老人二人組はニトログリセリンを始めとした危険な薬物を所持しているので、
そういう意味では単純に危ないものの、なにせ老人なので身体能力は高くない、
つまり従来のホラー映画における犯人と違って、仮にお互い自由に動ける状態で対峙しても
確率から言えばまず負ける事は無い状態、流石に老人も常時ニトロを持ってるわけではないですし。
なので、そういう意味では仕方ないものの、だからといって主人公側は捕らわれている形なのに、
探索や逃走の際に、物音を立てすぎたり、曲がり角等を気にせずさっさと動くなので、
全体的に緊張感や、登場人物が感じているはずの恐怖があまり映像から伝わらないのが残念でした。
悪い意味でよくあるような、設定が良すぎるのに、その設定をあまりにも活かしきれていないというか。

▼感想まとめ
前述のように設定は素晴らしかったですし、否が応にも惹きこまれる条件は揃っていたのに、
全てにおいて後一歩足りなかった、という印象を受けました、設定が良いだけにとにかく惜しい。
思っていた以上にグロ描写が無かったのは…まぁこれは爆殺なので、流石にちょっと映像的にも
エグすぎる、という配慮もあっての事でしょうか、四散する肉片というのもアレですし。
ラストのスローモーションで吹き飛ぶ肉片を綺麗に映像として見せる、という手法は良かったです。

あとは、これは完全に個人の趣味の問題で恐縮ですが、最初に爆殺される女性、友人のアリ、
彼女のジャッキー、犯人に捕らわれている女性はこの三名が登場したわけですが、
ホント個人的な印象で言えば、最初に爆殺された女性がルックスもスタイルも一番良かったと感じたので、
そういう意味では少し残念でした、出来ればこの女性がメインとして描かれれば嬉しかったかなーと。
ジャッキーに関しては状況が状況なだけに、そういうメイクをしていたと思いますし、
寝転がっているだとか地面を背中越しに這うだとか、そういう映像ばかりだったので大分損をしてますが。

というわけで、とにかく惜しいなと感じた作品でした、とにかく勿体無い。
ただ、設定だけでここまで「これは是非見てみたい」と思わせてくれる作品はそう無いですし、
久しぶりにB級ホラーの良さを再確認させてくれた作品でもあるので、個人的には結構良かったかなと。
ホラーと言えばエロとグロが表裏一体と昔から言われていますが、妖しげなという意味でこの作品には
どちらも違和感なく存在していますし、良い意味でホラーらしい作品だったのではないかなと。
むちゃくちゃオススメ、というわけではないものの、B級ホラーとしては結構良い感じのタイトルでした。

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2012-09-30 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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LIAR GAME REBORN -再生-



ライアーゲーム -再生- プレミアム・エディションBD [Blu-ray]

監督:松山博昭
出演:松田翔太
参考価格:¥9,135
価格:¥6,562

発売日:2012.09.19
レンタルBDで視聴、原作、TV版、前作映画版、全て既読視聴済み。
個人的な印象で言えば、最新作のBDの割りにはそこまで高画質ではないかなという印象、
同じライアーゲームという事で考えても、むしろ前回の映画版のほうが画質的には優れていた気が。
フルHDというよりも、HD放送にアプコンを適用した、といった感じのキレイさに感じました。
今回は神崎直を演じた戸田恵梨香さんが降板だったり、ただでさえ登場人物の多いイス取りゲーム編を
約2時間で描くという事で、正直なところ色々不安はあったんですが、新ヒロインとして登場した
篠宮優が思った以上に良いキャラをしていたという事もあり、終わってみれば色々と楽しめました。
以下原作のネタバレを含む感想になりますので、各自ご注意頂ければ。

▼新ヒロインの篠宮優が良かった
ライアーゲームは神崎直が主人公なものの、扱い的には秋山とのダブル主人公、という形で
描かれていると思うんですが、今回神崎直が未登場で、篠宮優というキャラクターが登場。
これによって、結果的には秋山が主人公、篠宮優はヒロイン、という事になっていると思うんですが、
この篠宮優が思っていた以上に良いキャラをしていたな、というのが最大の好印象となりました。
理由はどうあれ、わざわざ新ヒロインを用意する以上は神崎直とは違うキャラクターにしなければ
いけないわけですが、篠宮優は真面目すぎるところこそ同じなものの、バカ正直というわけではなく、
色んな意味で自分に正直で、焦りもすれば不安にもなる、リアルなキャラクターで良かったです。
特に物語中盤、秋山の考えについていけず、勝利の為には平気で…篠宮優の視点で見れば仲間として
行動していたはずの人物まで利用したのを見て、いつか自分も勝利の為に裏切られるのでは、
と不安になり、秋山から離れる事を決意、というのは非常に良かったです。
確かに秋山は第三者の視点で、ほぼ初対面に近い形で見ていると何を考えているか分からないですし、
不安に思っても仕方ないので、この辺りは神崎直だと出来ない展開なので良かったなーと。

▼ただ篠宮優の登場で秋山が微妙に
秋山自体は良い意味で全く何も変わらないキャラクターとして描かれていたものの、
そうは言ってもやはりライアーゲームを通じて、神崎直との…変な意味でなく仲を育んで、
信頼関係を築いた結果の、神崎直と秋山のやりとりや、神崎直を心配する秋山、という描写が
見ていて面白かったのに対して、今回の秋山は、勿論篠宮優を心配してゲームに参加したんでしょうし、
気にはかけていたと思うんですが、神崎直とのやりとりに比べると、そういった友情や信頼といった
関係性には程遠く、秋山の内面的な良さというのが描かれずに終わってしまったので、
この辺りが神崎直が出ない事による最大のマイナス面だったかなと思いました。
ライアーゲームへと参加した立場や立ち位置の問題も勿論あるとは思いますが、神崎直とは同じ立場に
立って戦っていたのに対して、篠宮優に対しては秋山が大人として上から接している印象というか。

▼福永は無理に出さなくても良かった気が
福永と言えば、漫画の実写映像化においては非常に珍しく、完全に原作を超えたキャラとして
何とも素晴らしい演技力と凄さを見せてくれたキャラクターなものの、今回に関しては無理に
出す必要もなかったのではないかな、と思いました。
或いは、どうせ出すなら原作のようにガヤとして登場させるなりしたほうが良かった気が。
今回のように無理に外野でゲームを見る展開は尺を考えれば時間が勿体無いですし、別に福永の
パートが無くても何も問題無い、という内容だっただけに、逆に福永だから勿体無かったなという印象。
冒頭いきなり福永から始まった時はやはりにやけてしまいましたし、人気のあるキャラクターなので、
出番が無ければ無かったで寂しいのは事実なものの、今回のような扱いなら出なくても良かった気が。
ちびキノコのように完全にファンサービス的な扱いで一瞬だけ出る、とかが良かったかも。

▼桐生がもう少し濃ければ良かった
ヨコヤが相変わらずゲームには参加しないので、代わりとして桐生というキャラが出たわけですが、
TV版のS2でヨコヤの代わりを担当した葛城リョウのように性別を変更しろとまでは言わないまでも、
もう少し濃いキャラクターにしても良かったんじゃないかな、と思いました。
篠宮優と違い、桐生の場合ほぼヨコヤのセリフを変えただけ、という扱いになってるので、
思い切った変更は難しかったと思いますが、ヒロイン自体がそもそも交代した事を考えると、
桐生ももう少し違ったアプローチのキャラにしても良かったのではないかな、と思ったり。
まぁ、2時間の尺で20人ものキャラクターが居るので、時間の関係もあって難しいとは思いますが。

▼事務局側の描写が必要無かった気が
原作と違って、実写版の場合は前作の映画版でライアーゲーム自体が終了したので、復活させたのは
出資者の一人で、といった説明は勿論必要でしょうけど、今回の映画版だけで言えばオメガが
何の為に復活させたのか、何故そこまでして復活させたのか、というか秋山に復讐したいという
割りには秋山に対してゲーム中は何もしていないじゃないか、とか色々ありますけど、
それ以前の問題として、オメガとアリスは、正直全く必要無かったんじゃないかなー、と。
今回の終わり方を考えると、一応次回作以降の想定をしているようなので、そういう意味ではオメガが
ライアーゲームを復活させた、という事で登場させても良かったかもしれませんが、事務局員としての
アリスは、これは冗談抜きで全く必要無かったのではないかなと思いました。
しかも子供にした理由が分からないというか、何が狙いだったんだろうなと。

▼感想まとめ
感想を書く段階になると、どうしてもマイナス面の感想ばかりになってしまいますが、
内容としては結構面白かったです、上手く2時間でイス取りゲームを映像化していたなーと。
実写版だからこそとも言える秋山の、相手を陥れた時の優越感に浸る顔も最高でしたし、
桐生に最後「いやーまじすげーわー」と相手のセリフを言い返す辺りも最高。

強いて欲を言えば、これは前作の映画版もそうだったので仕方ない事かもしれませんが、映画なのに、
結局見せ方やテンポなんかがドラマ版と何も変わっていないので、この辺りが勿体無かったかなーと。
映画だからといって無理に変える必要は別に無いですが、前作も今作も、こういったまとめかたなら、
無理に映画として公開せず、2時間SPとしてTVで放送しても何も問題無いような気が。
まぁ、ソレを言い出せば、そもそも主演の戸田恵梨香さんを降板させてまで、一応前作で物語は
終わっていたのに、無理に続編を作る意味があったのか、という根本的な問題もありますけど。

ともあれ、前述のように文句が多くなってしまいましたが、面白かったのは面白かったです。
再生と銘打って物語を再始動させたわけなので、予定としては今後も原作の映像化、或いは
オリジナルでのライアーゲームを続けるつもりだと思うんですが、今後の展開にも期待したいです。
篠宮優は神崎直とはまた違った直情系のキャラなので、展開にも色々幅を持たせられそうな感じ。

2012-09-26 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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スーパーダンガンロンパ 2



スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 (通常版)

メーカー:スパイク・チュンソフト
機種:Sony PSP
参考価格:¥6,279
価格:¥5,063

発売日:2012.07.26
約31時間でクリア、前作もクリア済み、小説のゼロは未読、VITAでDL版をプレイ、難易度はイジワル。
スコアは、case1.2435、case2.2189、case3.1956、case4.2142、case5.1816、case6.1648。
前作同様音声のある部分は全て聞いてのプレイ、前作が24時間だったのでボリューム的にもアップ。
むしろ、個人的には前作よりももっと長くなっている、という印象を受けました、体感的には長い。
チャプター自体は同じ6なんですが、エピソード単位での濃さはこちらのほうが上だったので、
良い意味で続編の名に相応しい濃さを感じさせられました、珍しく全てがパワーアップした続編。
以下、今作と前作のネタバレを含む感想になりますので、各自ご注意頂ければ。

▼良い点
・1同様イベントCGの表示されている間はフルボイスなものの、イベントCG自体が大幅に増えた。
・前作同様、意外なキャラが被害者として選ばれる展開が多い。
・マシンガントークバトルがパニックトークアクションと名を変えて、全体的に分かりやすくなった。
・クライマックス推理がシステム的に前作よりも分かりやすくなった。
・これは良いのかどうか分かりませんが、1に比べると処刑シーンの描写が緩和された。
・リザルトが学級裁判終了時にまとめて表示されるようになったのでテンポが良くなった。
・万歩計的なお遊び要素や、クリア後に開放されるモードなど色々やりこみ要素が豊富でサービス抜群。

▼悪い点
・印象は人それぞれだと思うのでアレですが、1に比べると露骨に下ネタが多い。
・前作に比べれば大分減ったものの、よりによって最後の学級裁判で誤字脱字が非常に多い。
・別に悪いわけではないものの、流石にジェノサイダー並に濃いキャラが居なかったのが残念。

▼ウサミフラワー
初回プレイで獲得したウサミフラワーは、17/50。
ダンガンロンパ2クリアを含む全チャプターのクリア、七海千秋との親密度MAX、
プレゼントを50種類集めた、隠れモノクマを半分発見した、初めてペットを育てあげた、レベル10突破、
レベル50突破、総歩数1000歩突破、ノーリトライ、100ガヤ撃墜、集中力ゲージを使わずにクリア。

内容的にはウサミがゲーム中で説明しているようにトロフィーそのものなわけですけど、PSPには
トロフィー機能が備わっていないので、ゲーム側でこういった収集要素的な機能を用意してくれる、
というのは単純に複数回プレイにおける意欲になるのでいいですよね。
用意されている項目自体は非常に普通のものばかり、数個のやりこみ要素もあったりで、非常に
バランスの良いモノが揃っているなと思いました、本来なら時間のかかるであろう全キャラとの
親密度MAXもクリア後に開放されるアイランドのおかげで結構簡単に出来るのも良い感じ。

▼反論ショーダウンは詰みかねない
スタートボタンを押しての操作説明でも「二回同じ方向に斬った後で逆から斬れば威力倍増」
とかの説明がないので、難易度イジワルで、尚且つ普通にプレイしていると序盤で用意されている
九頭竜との反論ショーダウンで詰む可能性もあるのでは、と思いました。
勿論、チャプターの頭からになってしまうものの難易度を変更させたり、用意されている各種スキルを
取得すればいいだけの事なんですが、全体的に丁寧に作られているのに、ここだけ妙に不親切な印象。

▼導入部分は今回のほうが入りやすい
1をプレイしているから思う事かもしれませんが、最初のエピソード…というよりも事件発生、
或いはモノクマが登場するまでの展開に関しては、1よりも2のほうが良いなと感じました。
個人的には、1は最初に動機が提示されるまでの展開がやや間延びしているように感じたので、
少しダラけてしまった部分があるんですが、2は特にそういう事もなくゲームに入れたかな、と。
勿論人それぞれ感想や印象は違うと思うんですが、導入部分に関しては2のほうが上手かった印象。

▼狛枝がヤバイぐらい良すぎる
誰が見ても分かるうえに異常なキャラの濃さ、という点で考えれば流石にジェノサイダーには
及ばないものの、物語を構成するうえでのキャラの魅力と濃さ、という点で考えれば最高でした。
やはり最初はその容姿と、声優が緒方さんという事で、前作プレイ済みの方の大半は、
前作ラストで外へ出て、荒廃した世界で揉まれて多少ラフになった苗木、という風に思って
プレイされていたのではないかと思うんですが、実際は狂気の希望厨とでも言うか、
恐ろしいまでに狂ったキャラで非常に良かったです。
本人も劇中で語っているように、どちらか一方に肩入れするわけではなく、学級裁判では
公平な立場でどちらにも助言したり、日向も感じていたように、狛枝のおかげで乗りきれた
チャプターもあったりと、ホント非常に良いキャラでした。
と同時に、やはり苗木だと思っていただけに、最初の学級裁判の途中で狂った時は、
もぅ文字通り「な…苗木さん…?」の状態でしたが、ここまで良いキャラだとは夢にも思わず。
狛枝の容姿と声、超高校級の幸運、この辺りはプレイヤーに対するミスリードであって、
実際苗木と似ている点に関して深い理由は無いと思うんですが、これは良いフェイクでした。

▼前作をプレイしていると謎に感じる演出の上手さ
大半の方は1をプレイしていると思うんですが、1をプレイしていると、狛枝と十神、
前述のように狛枝も含めて、この二人が明らかにモノクマに関して知識を持っていない雰囲気で
始まるので、ゲーム開始時点ではやはり狛枝は苗木と思い込んでプレイしていたわけなので、
本当に前作と同一人物なのか、前作とは違うパラレルワールドなのか?
まずプレイヤーとしては、この辺りを疑問に感じるので、これは上手い演出だなと思いました。
結果的に、最初の犠牲者として十神が殺されてしまうわけですが、この時点で、プレイヤーの
心理としては十神が殺されたとは考えたくないので、となると前作とは別人のはず、という思考に。
実際はマジで別人だったわけですけど、個人的には、なんとなくパラレルワールドの設定で
物語が進むのかなと思っていました、いくら意表を突くこのゲームでも十神は殺せないだろうと。

▼惜しい言動の犯人が多い
惜しいというか、前作でもそうだったものの、当然犯人の立場からすれば自分がクロだと
証明されてしまってはいけないので、推理を別の方向に誘導したり、トリックだったりの謎を
解明されそうな流れになると「いや、それは無理だろう」といった具合に考え方自体を否定する
流れにしようとするのは当然ですけど、そのせいで急に怪しく見える、というのが残念ですよね。
今回だったらペコだったり罪木だったり、自分が犯人のエピソードの学級裁判だけ妙に
発言回数が多かったり、否定だったり決めつけだったりの発言が多いので、この辺りは前述のように
どうしても犯人側の心理的理由を考えると仕方ないとは思いながらも、なんとなくクロが誰か、
というのが分かってしまうので微妙に残念というか。
ペコの場合なんかは敢えてのミスリードを誘ったり、罪木は性格的に否定から入るタイプ、
その辺りを考えるとキャラ的な上手さも表現はされているものの、やっぱり怪しく見えるよなーと。

▼ゲーム内の出来事という点に関して
モノクマも言ってたように、夢オチと同レベルの絶望的なオチではあるものの、この場合は実際に
夢オチではなく、死んだキャラはマジで死んだままだったので、むしろ問題無いかなという気も。
仮にゲームではなかった場合、結局あの展開だと島の外に出る→前作ラスト同様荒廃した世界へ、
という全く同じ流れになってしまうので、それなら今回のような展開も有りかなという気が。
それに、この展開はこの展開で良かった面もあったなと思いました。
全員が強制終了を押してくれないと助けに来た苗木達が元の世界に戻れなくなるわけなので、
そういうシナリオの上での緊張感を出す為にも、こういう展開も有りだろうなと。

▼感想まとめ
前作がオリジナルタイトルとしては非常に優れた出来だっただけに、続編となる今回は多大な
期待を寄せていたものの、やっぱりこういう時って、お約束で完成度は上がったけど内容的には
前作のほうが面白かった、という感想になるものの、個人的には甲乙つけがたし、のレベルで
この2も面白かったです、前作同様熱中して睡眠時間を削ってプレイさせて頂きました。

とは言うものの、1と2どちらが良いか決めろ、と言われればやはり1を挙げてしまいますが、
今回は良い意味で1の不満点等が解消されていたので、単純にシリーズ作としての良さが。
全体的なレスポンスが良くなりましたし、学級裁判での各種システムもスムーズに。
ゲーム性がより洗練された印象でした、プレイする上での快適性が格段に増した感じ。

シナリオ面でも、前作は最初の犠牲者となった舞園以外は、言葉は悪いですが被害者は個性の
薄いキャラから殺されて、犯人側も消去法で考えればコイツから消されるよな、という
印象の強いキャラから消えていったものの、今回は前述の罪木達のセリフ以外で考えれば
前作よりも分かりにくい展開になっていただけに、単純に犯人探しの展開としても面白かったです。

今回は何よりも狛枝でしょうか、主人公の日向も予想外に良いキャラをしていましたが、
狛枝の良さで最後まで盛り上がったまま展開が進んでいった、という印象を受けました。
前作も非常に面白かったですが、狛枝のように引っ掻き回したり、何を考えているか分からない、
というキャラは居なかったので、物語的な良さや緊張感という点で言えば狛枝のもたらした
功績と、プレイヤーをゲームへ誘う没入感というのはホントに凄かったなと。
逆に言えば、前作は霧切と十神という非常に個性豊かな仲間、恐ろしく濃いジェノサイダー、
この三人が居たのに対して、今回はその手の役割が実質七海だけだったので、狛枝がゲームを
面白くしてくれた反面、主人公の仲間という点では少し寂しく感じたというか、単純なキャラの
濃さという点では前作より弱くなってしまったかなという気が。

とはいえ、ホント非常に面白い作品でした、期待していた以上の面白さを提供してくれました。
前作以上に今回は内容的にもはっちゃけていて、モノクマに「何これ…うまいもんだなぁ」とか
腹がよじれる有名なセリフを言わせてたりと、笑いのセンスも前作を遥かに凌駕。
クリア後のシュミレーションのアイランド、アクションのモノミ、IFストーリーのノベル、
おまけ要素も豊富に用意されていて最後まで大満足でした、お腹いっぱい。
内容的にはまだ3を出せると思うので、今度は再び苗木達をメインにした物語が見たいです。
流石にもう学級裁判はシナリオ的に難しいかもしれませんが、個人的には3を強く希望。

2012-09-06 : PSP : コメント : 0 : トラックバック : 0
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