ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

仁王 DLC 義の後継者



仁王 DLC 義の後継者

メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥1,404
価格:¥1,404 (2017.08.10時点)
配信日:2017.07.25


大坂冬の陣クリア時のプレイ時間は未確認、トロフィーコンプ時点で273時間58分。
東北編終了時点で234時間51分だったので、今回のDLC義の後継者は39時間7分遊ばせて頂いた計算。
八咫鏡や逢魔が時の砦待ちでプレイ時間がかさんだだけなので、スムーズにいけばトロフィー自体は
もっと早めにコンプリート出来るのではないかなと思います、悟りの道は現時点で89%クリア。

▼良い点
・神器を超える神宝という更なる上位ランクのアイテムが追加。
・神宝は今まで揃え効果の無かった装備品に新規の揃え効果を持たせているので捨て装備にならない。
・真田十勇士が続々と出てくるミッション「義の後継者」のおかげでドロップ狙いが楽になった。
・新難易度の悟りの道だと敵の配置や敵自体変更になっていて、バランス調整の面でも色々面白い。
・不可能というわけではないものの、いわゆる提馬鷲ハメがしにくいようにダウン耐性が導入された。
・この手の死にゲーの場合これは褒め言葉でいいと思うんですが、今回も色々と最高にイライラする。

▼悪い点
・メイン、サブ共にDLC東北の龍と比べると様々な面で明らかにスケールダウンしている。
・新規に追加された敵もモブの流用レベルで、手抜きとは言わないまでも新鮮な感じは無い。
・悪いというわけではないんですが、恐らく大半のプレイヤーが発狂するであろう新雑魚の忍犬と狐。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは30%、4/13。
「潜入、真田丸」「和睦の合図」「エゲレス流兵法」「六文銭の志」

基本的には本編や東北編DLC同様、メインミッションの攻略や、やらなくても構わない砲台による全破壊や
真田十勇士を全滅させる、といった王道のモノから、東北編DLCで評判が良くなかったからか新難易度での
全ミッションクリアが無くなったりと、これまた良い意味で無難なものが揃っていたのではないかなーと。
結果論ありきで言えば、東北編で苦労した「修羅をも超えし者」なんかも、今回のように後発のDLCで更に
上の難易度が解放されれば、結果的に下の難易度は簡単になるので今回の新難易度悟りの道での全クリア、
があっても良かったんじゃないかなという気はしましたが、まぁやっぱり批判も多かったんだろうなーと。



▼意外と新難易度悟りの道が難しくない
流石に簡単とまでは言いませんし、修羅プレイ時に厳選した装備でも一撃で殴り殺されたりするので、もはや
インフレしまくった火力は健在でしたけど、個人的にはあまり難しくは感じなかったのが意外というか。
この場合、既にプレイヤー側が修羅も含めて3周している事もあり、当然ある程度以上自分なりの攻略法等を
確立しているからこそ難しいとは感じない、というのもあるとは思うんですが、ホント意外と難しくなく。
多少なりともバランス調整やAIの変更があるのかもしれませんが、体感だと修羅のほうが明らかにプレイヤーを
殺しに来ている印象があったのに対して、悟りの道はそこまで猛攻に感じなかったのでサクサク進んだ印象。
流石に大坂冬の陣を悟りの道でプレイすると、特に忍犬を筆頭に心底イライラさせられる敵が居る事もあり
落命しまくるのも事実なんですが、悟りの道関係のトロフィーが無い事もあり、普通に楽しく遊べたかなと。
強いて欲を言えば、逢魔が時のレベルがあまり高くないので、もっと本編との差別化を図る為に異常な
バランスにしてレアドロップも出やすいようにしてもらえるとありがたいかなー、というか。

▼トロフィー「三種の神器」は微妙な気が
基本的にトロフィーなんて完全に自己満足のみの要素なので、そういう意味ではどれだけ難しかろうが、
どれだけ簡単であろうが別に構わないとは思うんですが、それでもこのトロフィーはちょっとなー、という印象。
幸運依存でドロップの有無もあるとは思うんですが、完全に運が必要になるのでこれはどうかなーと思ったり。
DLC第一弾の「修羅をも超えし者」は確かに発狂モノの難易度でしたけど、アレはやろうと思えば気合でクリアが
可能なトロフィーなのに対して、この三種の神器は八咫鏡を果たして入手出来るかどうかという…幸運を上げて
多少なりとも入手しやすい状況を作り上げても、それでも完全に運に依存したトロフィーになるので、個人的には
こういうのはちょっと微妙かなーと思いました、正直それならまだ新難易度で全制覇、のほうがマシというか。
当然人によっては「運のみのほうが絶対楽、高難易度クリアとか不可能」という人も居ると思うので、そういう
意味で言えば「修羅をも超えし者」よりこちらの「三種の神器」のほうがイイとは思うんですが、前述のように
トロフィーは自己満足要素とはいえ、個人的にはまだ高難易度クリア、とかのほうがやり甲斐というか、
正に自己満足のトロフィーらしい感じがするので、こういう運依存のトロフィーは微妙かなーと思ったり。

▼クリア後の感想まとめ
東北編のほうが、これは当然ながらやはりDLC第一弾という事で新鮮な驚きだったり「こういう感じなのか!」
という意外性があったり、そういった驚き等の面で言えばDLC第二弾は基本的にユーザー側が多少なりとも
慣れを感じてしまい新鮮さという部分ではどうしても薄くなるものの、それらを踏まえても、今回のDLCは、
個人的にはやや微妙だったかなーという印象を受けました、悪くはないものの明らかにスケールダウンというか。
メインもサブもミッション数が1個ずつ減ったのは明らかなダウン…まぁ東北編もマリアと戦闘のみ、という
メインミッションがあったので数としては実質変わりませんが、今回のDLCは良くも悪くもではなく、
むしろ悪い意味で第一弾と代わり映えのしない作りだったというか、同じものをそのまま持ってきただけ、と。
この場合、変に変えられるより同じ路線のほうがイイとは思うんですが、東北編が良かっただけに、ろくろ首や
ナマハゲのような新敵がおらず、ボスも人間タイプのみで、いわゆる本編の面白さに欠けていたというか。

今回良かったのは別の部分で、むしろ第一弾と違ってシステム面での変更を全面に押し出していたのかなーと。
神器の更に上のレア度を誇る神宝が追加され、揃え効果の無かった装備品には新規に揃え効果が追加され、
しかも怪童シリーズのように同じ装備品で揃える必要がなく、同じ揃え効果の装備ならなんでもOK、という
許容範囲の広さで装備品を厳選しやすくなり、同時に装備が見た目にも反映される事で外見的な個性や好みを
今まで以上に出しやすくなった点は、これに関しては本当に良かったなーと。
実際新揃え効果に移行するかどうかは別にして、プレイヤー側の選択肢が広がったという点では良い改良。
そんな感じで、システム的には面白かったものの、ゲーム的には第一弾に比べると個人的には微妙かなーと。
前述のように悟りの道は何故か難しいと感じれなかったので、同じ道中でも修羅のほうが楽しかった印象。
ここまできたら第三弾も購入予定なんですが、話の流れ的に次回はミッション数も多そうなので期待したいトコロ。

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2017-08-10 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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レイジングループ



レイジングループ

メーカー:ケムコ
機種:PlayStation 4、VITA、PC、スマートフォン
参考価格:¥3,000
価格:¥3,000 (2017.07.19時点)
発売日:2017.03.01


約33時間でクリア、プロチナトロフィー獲得時点のプレイ時間は約45時間、PS4版をプレイ。
非常にシナリオが良い作品という事で、当初VITA版の配信で興味を持ち購入しようと思っていたところ、
タイミング的にも他のゲームをプレイしていたりで購入せず、気付けばPS4版の配信も始まったらしい、
と知り遅ればせながらプレイしたわけですが、もぅめちゃめちゃ面白くて久々に一気にプレイした作品でした。
ADV本来のシナリオが持つ魅力や面白さで惹きつけてくれて、これで3000円はあまりにも安すぎる気が。
ADVにも関わらず、クリア後も暴露モードや主人公の嘘を分かる作りのおかげで楽しめたり、最高でした。

▼良い点
・文字が非常に大きくて見やすい。
・メッセージウィンドウが透けて背景画像も表示されるので、良い意味で画面が大きく感じる。
・オプションで残酷表現のON、OFF、を選択出来るのは良い配慮。
・キャラクターボイスを全キャラ別に有無や大小を自由に調節出来る。
・主人公自身が「何故○○ではないのか?」といった違和感や疑問を感じるのでプレイヤー的にも面白い。
・主人公が記憶を保持してループする事で特定場面で選択肢追加、というゲームシステムにもマッチしてる。
・いわゆる無駄な死にキャラがおらず、全16人も居るのに全員個性と設定がしっかりある。
・その中でも主人公の房石陽明がADV史上最高と断言出来るレベルで超個性的なキャラクター。
・クリア後に追加される暴露モードで他キャラの心情等が分かるようになるので色々と楽しめる。
・クリア後は主人公の「ええと」が嘘だと分かるので色々読み取れて二周目も面白い。
・「了解、射殺します」とかいう同じ山奥の田舎を舞台にした駐在によるSIRENネタ。

▼悪い点
・収録状況か音声調整の失敗か、特に千枝実のセリフが時々聞こえないぐらい低い音量になる時がある。
・音声の有無を自由に決めれるので問題はないものの、正直声優が全体的に演技力に問題がある。
・元がスマートフォン用のゲームなので仕方ないものの、スチール画像や曲の種類が決して多いとは言えない。
・音声を飛ばして次のメッセージに進んでも、次がセリフ無しの文章だと前の音声がそのまま流れる。
・「~じゃないんですか?」などの疑問部が「~じゃないんです?」という風に一部癖のある文体が多い。
・選択肢が鍵という形でゲームシステムにマッチしているのは上手いものの、逆に言えば完全一本道。
・事件解決の大きな部分や、EXストーリーが本編とあまりにかけ離れているのは流石に良くない気が。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは74%、27/31。
「迷い人」「夜明け」「惨劇の記憶」「新たな可能性」「あらゆる可能性」「たった1つの可能性」「帰還」
「冷水」「見せしめ」「心中ごっこ」「見るなのタブー」「追い出し」「締め出し」「銃で死」「オタトーク1」
「オタトーク2」「匠にい=シロ確」「ボンクラ=シロ確」「食い詰め記者=クロ確」「天災ボーイ=クロ確」
「不機嫌ガール=シロ確」「不枝実ガール=クロ確」「まさかのMASSACRE」「母は強し」「孫も強し」「爺は弱し」
「デウス・エクス・マキナ」

そもそもADVなので基本的にトロフィーの取得はやはり簡単で、クリア時点で取得出来ていなかったものも
クリア後に解放される隠し要素でのトロフィーのみだった、というぐらいやはり簡単に取得出来るというか、
ADVで難しいトロフィーなんて用意しようもないので、良い意味でこんな感じかなー、という印象でした。
複雑な選択肢の組み合わせで全員生存、全滅、といった結果が待っているような作品ならそれらをトロフィーに
するのも面白かったと思うんですが、このゲームの場合だと良い意味で大体こういう感じになるかなーと。

▼主人公の頭が良く不自然な見落としが無い
良い点でも記したように、このゲームは何よりも主人公の房石陽明が非常に頭の良い人物で、更に様々な事にも
気がつく性格のおかげで、この手の推理作品だったり犯人を探す作品にありがちな不自然な見落としが無い、
というのがゲームを開始してすぐに何よりも良いなと思いました。
声に出して露骨に言うわけではなく独白の形で疑問を心に浮かべる、という形ではあったものの、序盤だけでも
何故食堂でのご飯やお茶を取らせないようにしているのか、宴のその流れだとAやBという問題があるのでは、
という具合に、従来の作品だとその辺りを伏線として使ったりする事が多い関係上、主人公の頭の良し悪しに
関係無くそれらを主人公は突っ込まないのに、この作品だときちんと主人公自身がその辺りの疑問や違和感に
気付いて心の中で「何故?」と考えている、というのがホント何よりも良いなと思いました。
前述のように、シナリオ的には主人公なり仲間なり、誰かがこういう疑問を口にすると伏線として使えない、
或いは伏線として使っても予めその可能性を提示した事でプレイヤーに驚きを与えれない、となるところを、
こういったありがちな疑問を敢えて主人公が考える事で、むしろシナリオ的には楽な逃げ道を制作側が意図的に
潰している、というのが何よりも良いなと思いました、楽をしない姿勢が良いというか。



▼ルート分岐後の展開が面白い
サウンドノベルだったりビジュアルノベルだったり、この手のADVは色々呼び名がありますけど、基本的に
ルート分岐によって別ルートに行くと全く違った展開、或いはそのルートのヒロインを主軸とした別の物語、
といった分岐が一般的でしたけど、このゲームの場合は主人公が宴に参加しない、宴に参加、宴でおおかみ側、
という、黄泉忌みの宴が発生するという本筋展開は全く同じなものの、主人公の立ち位置が変化した事で
物語自体が分岐していく、というこの手法が面白いなと思いました、同じルートで別展開とでもいうか。
更にこの際、最初の宴に参加しないルートと、以降の宴に参加するルートではなく休水へと来る経緯自体が
大きく変わった事で人間関係や絡む人物も変わってきて、その結果入手する情報も違ってくる面白さが。
また、最終的に加護やおおかみがどういう風に割り当てられているのかも突き止めてましたが、主人公が
宴に参加する事で割り当てられる加護やおおかみの加護まで変化する、というのがこれまた面白いというか。
物語的にも、最初と違いおおかみが3人に増えたので難易度が上がる厳しさや、主人公が加護持ちルートだと
最序盤で泰長がさるの加護持ちと分かるので、最初のルートだとあれだけの強敵だった泰長が今度は味方で
立ち回ってくれる頼もしさを実感出来たり、かと思えば、実はおおかみなので積極的に絡まないだけとはいえ、
最初のルートだと主人公を信じてた千枝実が別のルートだと最初の出会いや打ち解ける展開が無い事で、
主人公自体は同じスタンスと考え方で行動してるのに、そこまで親しくない千枝実は当然主人公を疑ったり、
こういう展開の違いがプレイヤーにも面白さや驚きを与えてくれるので、非常に秀逸な変化だなと思いました。

▼宴で誰をくくるかという異常な展開
人狼ゲームと違って、これは実際に誰かが死ぬ事になるわけで、でもくくらないと確実におおかみ側が夜間に
誰か一人殺す事になるので、ひと側は必ず誰か一人をくくって少しでもおおかみ全滅を進める必要がある状況。
前提として、個人的な好みだったり、仲の良し悪しのような理由で選ぶのだけは絶対に駄目だ、という前置きには
なるものの、結局は誰かを選んで殺す話し合いには他ならないわけなので、異常としか言いようがないですよね。
また匠も言っていたように、基本的に一緒に育ってきた者同士なので当然情はありますし、仮に誰か一人が
おおかみの化けた偽者であっても、実際特定のしようもないと思うので、じゃあどうやって選ぶんだと。
ルート次第では「他の皆が生き残る為に自分が死んでも構わない合意」という恐ろしい提案がされましたが、
綺麗事ではなくこれも事実ではありますよね、ただその反面、当然誰しも自分が死にたくないわけで。
この場合、自分が死ぬ事で自分の子供、或いは想い人が助かる、となればまた話は別でしょうけど、普通の
友達にせよ近所付き合いのあるイイ人にせよ、そういう人が生き残る為に自分が犠牲に、は心情的に無理が。
またこの宴のエグイのが「休水の為に自分が犠牲になる覚悟」を求められるわけで、それを断ると、少なくとも
宴の最中は「断ったという事はおおかみに有利になる選択をしたという事なので、お前はおおかみの側か」
となってしまい、つまり強制的に「自分も死ぬ覚悟を全員今決めろ」という命を無理矢理賭けさせられるパワハラ。
最終的には、魂レベルで「それが当然であると皆生まれた時から信じ込まされている」という事が判明しましたが、
普通なら流石に「いやいやいや」となりますよね、寛造のように過去の宴参加者以外は普通は無理だろうと。
しかも宴の投票は無記名や特定不可能ではなく、皆の前で名指しで投票とかいうエグイ制度ですし。

▼投票順を変える事も考えたほうが良かった気が
どのルートでも上座から順番に投票という形になっていましたけど、冷静に考えたらこれも微妙なところですよね。
頭の良い泰長なんかは母親に「誰に投票するのか?」と聞かれた際に「先に自分の意見を言っても大丈夫か」
という確認を取ってましたけど、性格的に誰かの意見を聞いて「あ、そうかも」と自分の考えを変える人も居る
可能性はあるわけで、どうしたって他人の意見に流されて投票先を変える人も出てくるのが現実なところ。
ただ逆に言えば、その他人の意見が非常に論理的で信憑性がある、という場合もあるので、そう考えると全員の
意見をちゃんと聞いて考えないといけないのも事実なわけで、結局一番イイのは、全員の前で本人が投票相手と
理由を申告するので、それなら全員が紙に名前を書き、一斉に発表して投票理由もそこで話す、が無難な気が。
ただ前述のように他の人の意見も参考になるでしょうから、頭の良し悪しも含めると公平性を欠くのも事実で。
ただ、またここで「ただ」と書いてしまいますが、同票になった場合は決選投票をするという決まりがあって、
なのに寛造が「数に合わせて変えるような気で最初の票入れやがったか」と言ったように、決選投票で
何故か先程とは違う人物に投票する人も居るわけなので、これがまた難しいところですよね。
確かにこういう風に流動票は本来ダメですよね、割れたらくくらない、の決まりがあるのでルール上変更して
くくらない方向へ、は勿論システム的に許容されているものの、こういう風に投票の変更をされたら、それこそ
泰長が懸念したように本来は圧倒的におおかみに有利な展開になってしまうので、非常に良くないというか。
それに、話が最初に戻って上座からの投票だと、実際千枝実や李花子がめー子にしたように、やろうと思えば
自分より下座の人間を露骨に誘導して投票先を操作する事も可能なので、やっぱりそういうのは良くないよなと。
言い方は悪いものの、優柔不断だったり他の人の投票を見てから自分の投票先も決定している、としか思えない
めー子、千枝実、李花子、馬宮、春、かおり、その他、の順番で投票するのが一番波風も立たなかった気が。

▼黄泉忌みの宴はおおかみ有利にも程がある気が
劇中では受け身にならざるをえないおおかみが不利という扱いで、実際そうでしたし、仮に主人公、泰長、橋本、
の3人がひと側になったらおおかみは詰むにも程がありますけど、ここは裏技というか、ひと側の最終目標は
極力少ない犠牲でおおかみを全滅させる事で、でもおおかみ側はひと側の全滅であって、別におおかみ側の
犠牲は基本的にどちらでもいいわけなんですよね、便宜上おおかみはひとを殺すのが目的であって、自分達が
生き残るのを前提としているわけではないというか、聖典通りならひとが実は黄泉人なので殺して救う、
が目的なので、おおかみ側の犠牲はこの際関係なくひとの全滅のみが最終目標。
となると、当然おおかみ側としても勿論死にたくはないでしょうけど、千枝実がやったように、最終的に自分達が
ルール違反の穢れで死ぬ事を許容するなら、急に武力行使に出てもOKなわけなので、それをルールの上では
別に有りとしている以上、おおかみ側が極端に有利にも程があるような気がするというか。



▼暴力有りのルールもマズイ
別に有りだと明記しているわけではないですが、上記おおかみ側が有利なのも含めて、明確に暴力は禁止、
としていないのも色々マズイですよね、前述の千枝実大暴れで結局ひと側は宴でおおかみに勝ったのに裏技で
全滅させられておおかみ側の勝利、という結果にひっくり返されたのと同様、主人公おおかみルートで主人公が
ボコボコにされて身動きが取れなくされたように、極端に言えば、こういう「確定証拠は無いけど極めて怪しい」
やつをボコボコにしたり、或いは力にものを言わせて進行させる事も可能になるので、やっぱり良くないというか。
最終的に春ちゃん、或いはかみさまの意思で主人公を庇う展開になった時に李花子も言っていたように、
ひょっとしたら春ちゃんがペンライトを持っていて、それを主人公が渡したのには、ソレを周囲が聞いて果たして
納得するかは別にして理由があったかもしれないのに、状況証拠やこれまでの経緯だけで勝手に決めつけて、
本人の言い分を語る前にボコボコにされて「コイツはおおかみだ」と無理矢理決めつけられたように、
実際の真偽は別にして暴力で強制的に無力化して決めつける、も可能なだけに暴力有りは良くないよなと。
実際、仮にこれで主人公以外がおおかみであっても、おおかみからすればひとが消えるのはありがたい事なので
名乗り出ず主人公がくくられるまで潜伏、くくられた日の晩にひとを更に殺してようやく皆は気付く、
とかもありえるだけに暴力は別に可能、の裏ルールというか、禁止じゃないのは色んな意味でマイナスな気が。
まぁ初期の黄泉忌みの宴のように、私刑が目的で用意された場なので暴力の禁止は最初から無視でしょうけど。

▼おおかみ編は個人的に見事だった印象
どうしても主人公サイドによる殺人の描写が増える事もあり、少なからずグロやゴアの度合いが強い為に
何ともオススメにしにくい部分もあるものの、個人的にこのおおかみ編は色んな意味で見事だったなーと。
主人公がまさかのおおかみ側、という時点で驚かされますが、よりによって仲間が春ちゃんとかおりさん、
という「このメンバーでどうしろと」と思わずにはいられない不利な構成がまた面白く。
更にもう一人の味方であるむじなはさぁ誰なのか、となった時にどうやらめー子らしい、というまたキツイ展開。
主人公には死に戻りがあるので、この謎の現象を解明する為に色んなパターンを試して情報を入手する必要が
あるのは事実なものの、おおかみになって人を殺さないといけないのに割りとあっさり受け入れるわ、自分には
記憶を保持したまま戻れる死に戻りがあるので人を殺した記憶が永遠に残るのに「特に問題ないな」とあっさり。
序盤の展開の面白さもさる事ながら、加護持ちルート終盤で「手足を切断しよう」という異常性を発揮して以降、
更に異常な雰囲気を醸し出す主人公がまた面白いというか、コイツはマジでヤバイなと。
単純な展開方面でも、初めて生き残った橋本が非常に頭の良い人物で、主人公がおおかみ側になった事で、
自分で生かしたのに最大の敵になってしまい非常に高度な心理戦で、さながらDEATH NOTE序盤のライトとLの
攻防を彷彿とさせるようなシナリオ面での面白さがあり、最後にもっちーとのじゃんけんで、もっちーが
ピストルの形で無敵を使うのも見事なものの、対する主人公が千枝実の散弾銃を取り出すのは見事すぎて圧巻。
銃の所在と入手経路に関しては暴露モードで判明するものの、なんとなくこの流れなら普通にじゃんけんをして、
マジで負けたほうが本気で死ぬ、の展開かと思っていたのでお互いの出した手が意外と言えば意外でしたが。

▼サイコパス房石陽明
千枝実にも言われていましたが、もはやサイコパスにしか思えないぶっ飛んだ主人公で最高でした。
ただ本人が何度か劇中で触れていたように、性格上、いわゆる「そこ」の常識や普通に合わせてそういう風に
振る舞うようにしている性格、との事なので、決して本気で心底ヤバイ奴ではなく、房石陽明自身が休水は
こういうところだ、と思っているからこそそう振る舞っていたんでしょうけど、もはやそんな擁護も必要無い程に
劇中での雰囲気がヤバすぎて最高にサイコパスで、同時に主人公なのに一番良いキャラクターでした。
何よりもその異常性が発揮されたのは加護持ちルートの終盤、千枝実ともっちーをどうするか、でしょうか。
実際あの状況だと、夜間におおかみは自由に動けるわけなので、二人先に特定してもひと側が最低一人は
殺されるわけなので、マジでどうするべきか迷うところですが「片方は手足を切断し、片方はくくりましょう」
とかいう鬼のような提案を真顔でするとかいう狂気の主人公、理にかなっていて、安全ではあるもののヤバイ。
この際主人公自身は前述のようにソコの普通に合わせて振る舞っているので、皆が「それはちょっと…」
と否定した際に「え、何故?」と本気で不思議がっていましたが、もう不思議に思う事自体がヤバすぎるというか。
その後も、謎の死に戻り現象を突破する為に、攻略法確立の為なら別に100回ぐらい死のうが構わない、という
精神と考えが凄いですよね、確かに普通は千枝実のように狂ったりやる気ゼロになるのも分かるというか。
千枝実は千枝実で折角記憶を共有出来る主人公の存在を発見出来たのに、そこから57回も不意打ちを含めて
殺すとかいう、コッチはコッチで主人公と違って明確な殺人鬼でちょっと色々アレではありますが。

▼今イチ好きになれなかった千枝実
千枝実の場合、本来色々とキャラの内情を知れて面白かったり愛着が湧いたり、何かと理解が深まったりする
暴露モードでマイナス思考の独白や展開が多いせいで、むしろ暴露モードを見る事で印象が更に悪化する、
という極めて珍しい損なタイプのヒロインだとは思いますが、どうしても個人的には最後まで好きになれず。
千枝実が暴露モードで明かした事実として、死に戻ると、少なくとも戻った瞬間の時点に感情や気持ちも
戻ってくれるのでもう一度頑張ろうという気持ちになれて、でも知識として既に色々染み込んでしまってるので
結局無駄だろう、と頭では諦めてしまうようになる、と語っていましたが、確かにそういった事実や経緯から、
残念ながら既にループからの脱出を無意識に諦め心が壊れてしまっている、というところまでは分かるというか。
なのに、記憶を共有出来る主人公と巡り会えて、酒盛りしながら嬉しそうに喋っていて、千枝実との意見交換で
色々理解した主人公が更に色々試そうと画策して、実際自分も死にながら色んなパターンを構築して、果ては
どうやって加護が割り振られるのか、という事実まで突き止めたのに、いきなり主人公殺害は流石にちょっと。
暴露モードでの、やや自暴自棄な自嘲気味の独白とはいえ、実際千枝実は明らかに殺人を楽しんでいるとしか
思えない節もありましたし、恐らく潜在的にそういう傾向も少なからずあるんでしょうけど、特に千枝実が
おおかみのルートだと、主人公や泰長にも評されているように、極めて愚かに見える言動をしていたり、最後の
銃による大暴れも本編プレイ時はこちらも「やられた」という上手い方法に見えたのが、暴露モードプレイ時は
プレイヤー側も千枝実がリセット可能だと知っているわけなので、結局自分の力ではどうしようも出来ないので
最後に暴れてスカっとして無かった事にしただけ、という根性も実力も無い無能に見えてしまうという事実がまた。
泰長が最後、春ちゃんだけとはいえ殺さずに自決する事で最後まで抗ったのに、千枝実はもっちーが一緒に
刺し違えてもいい、という提案をしてくれたのに無視して暴れる選択を決断。
結局自分が一番というか、展開的に主人公に思いが通じなかったとか、そういう色んな事があっての自暴自棄な
状況での決断とはいえ、暴露モードで印象がひたすら悪くなったヒロインというなんともレアなケースというか。

▼ゲーム性という点では正直微妙
記憶を持って死に戻りが出来る事で分岐する選択肢が増える、というのはゲームシステムと絡めてあるので
非常に上手い試みですし、サウンドノベルのように選択肢が増えるタイプのゲームと比較しても、何故選択肢が
増えるのか、という根本的な問題に納得出来る理由を持たせているので、これは本当に上手いやり方だなと。
ただ逆に、結局間違った選択肢は最初の千枝実との酒盛りのように意味の無い選択肢か、或いは鍵の入手は
別にしてほぼ即死するだけなので、そういう意味では分岐ではない為ゲーム性が薄いよなという部分も。
しかも、その選択肢もどちらを選べばBADになるか、が一発で分かるぐらい片方が露骨に死ぬ感じのもので。
とはいえこの辺りは実際難しいところでもありますよね、プレイヤー側としては文字通り千差万別に分岐したり、
Aさんを宴でくくった場合、Bさんを宴でくくった場合、という感じに色んな物語が見たいものの、それらに対応した
展開を全て用意するというのは物量的に不可能でしょうし、逆にその全てで何かしら死に戻り現象解決の糸口や
村に関する情報を入手、とかになると全てのルートを通らなければいけないのでボリュームも異常になったりと。
元々ADVはいわゆる「ゲーム性」という部分ではどうしても乏しくなりがちですし、このゲームのようにシナリオが
非常にしっかりしている場合、それはそれで別の分岐やBADに直結しないお遊びルートをいくつも用意する、
というのはむしろ難しくなると思うので色々大変なのは分かりますが、面白さとは反比例してゲーム性は微妙。

▼クリア後の感想まとめ
シナリオの評価の高さは聞いていて、VITA版が配信される際に購入しようと思っていたものの忘れていて、
気付けばPS4版も配信されているらしい、と知ったのでようやくPS4版を購入してプレイ、となったわけですが、
とにかくもぅめちゃくちゃ面白かったです、一枚絵に文章、という王道のADVでここまで楽しめたのは超久々。
人狼ゲームを全く知らなくても劇中で丁寧な説明や紹介をしてくれるので大丈夫ですし、プレイヤー自身も
徐々にキャラの立ち位置等を理解出来ていくので、どんどん面白くなってきて、肝心のシナリオ自体がなんとも
練られていて非常に面白く、また主人公のキャラが凄い事もあって更に加速度的に面白さも増してきて。
キャラクター自体もそれぞれ個性的で、尚且つ色々と各々の抱えている問題だったり過去だったりがどんどん
明かされてきて更に愛着が湧いたりと、個人的にはマジで言う事無しのゲームでした。

勿論、ただ良いばかりではなく、肝心の宴は主人公が頭良すぎてプレイヤーの関与する余地が一切無かったり、
流石に超常現象で片付けるのは不可能なので、最終的には現実的な落とし所になる事もあり、人によっては
微妙に感じてしまう可能性があったり、実際千枝実と記憶を共有して、情報を探す為に二人で飛び降り自殺、
のところまでは面白さを維持しつつも、そこからの情報を求めての錯綜からは少し面白さが落ちてしまうので、
中盤までの異常な面白さが無くなる勿体なさもあったり、完璧では無いのも事実ですが、ADVはシナリオが
やはり命だと思っているので、プレイヤーの関与する有無を別にすれば個人的には完璧でした。
雰囲気や展開は全く違うものの、山奥の閉鎖的な田舎で独特の風習や文化を築いている、という点で言えば
SFCで発売された魔女たちの眠りを彷彿とさせるような舞台設定だったり、ホントいちいち好みに刺さった感じ。

とはいえ、好みは人それぞれあれど、恐らくほぼ満場一致で「いや、これはちょっと…」となるのがめー子を
初めとした他作品のキャラクターによる介入でしょうか、こういうスターシステムは他のゲームや漫画でも
別によくある事ですし、そもそもループだったりかみさまの降臨だったりがある世界設定なので、何を今更、
という感じではあるものの、流石にめー子や美辻は、明らかにこのゲームとはそもそもが違う存在ですし、
最後の肝心な部分を他作品のめー子が偶然なんとかして、順番で言えば最後に読む事になるであろうEXの
シナリオもレイジングループという作品は関係の無い別作品の話をし始めるので、この辺りはマイナスかなーと。
その作品はその作品で面白いかもしれませんが、明らかにレイジングループとは関係の無い作品の話が最後に
繰り広げられ、それこそ知らないプレイヤーからすれば厨二病全開と言われても仕方のない会話が続々と。
本編がとにかく面白かっただけに、こういった他作品の介入は悪くないとは思いつつも、もう少しやり方を。

そういう不満がありつつも、ゲーム自体はマジでもう最高に楽しませてもらいました。
前述のように、いわゆる美少女ゲームの類ではない、王道の立ち絵、文章、というADVでここまでシナリオが
面白いゲームは久しぶりだったと思うので、最初から最後まで久しぶりに睡眠時間を削ってプレイしたなーと。
恐らく大元の人狼ゲーム自体が秀逸なゲームだからこその面白さもあると思うんですが、宴の駆け引きだったり、
主人公の頭が良すぎる事でこちらも「あ、そうか」と色々気付けたり、色々と予想が出来たり、とにかく終始
面白いシナリオでした、民俗学や伝奇方面でも最終的によく綺麗にオチまで持っていけたなと感心するレベル。
このレベルの作品は設定構築がまず大変だとは思いますが、この開発チームの新作を心待ちにしたいです。

2017-07-19 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ウィッチャー 3 ワイルドハント DLC 血塗られた美酒



ウィッチャー 3 ワイルドハント DLC 血塗られた美酒

メーカー:スパイク・チュンソフト
機種:PlayStation 4
参考価格:¥2,484
価格:¥2,484 (2017.06.29時点)
配信日:2016.05.31


血塗られた美酒クリア時のプレイ時間は約35時間半、血塗られた美酒のトロフィーコンプ時点で約37時間半。
メインクエスト以外のサイドクエストや依頼、全ての「?」を埋めるのに約23時間費やしたので、仮に
メインクエストだけをプレイすれば約12時間という感じでしょうか、それでも凄いボリュームですが。
無情なる心が個人的に超メガヒットという感じでとんでもない完成度だったので、クリアしてすぐにこの
DLCも購入してプレイさせてもらいましたが、こちらも負けず劣らずの超大満足なDLCでした、新マップ追加て。
トゥサンが色彩豊かだったので陰影等の兼ね合いかもしれませんが、全体的に映像クオリティも増した印象。

▼良い点
・新規にマップ自体追加して、しかもそのマップがかなり巨大というとんでもないDLC。
・それに伴ってフィールドBGM等も新規に追加されているものの、相変わらずセンスと完成度が抜群。
・本編と違いトゥサン自体が色彩鮮やかで非常に見晴らしの良い風景なので非常に綺麗。
・DLC第一弾の無情なる心同様、新モンスターや新武器などが大量に追加。
・グウェントで新規にスケリッジが勢力として追加され、またカードもスケリッジのものが大量に追加。
・変異システムというゲラルトの成長要素が新規に追加され、アビリティスロットも同時に追加。
・そこまでこだわれるわけではないものの、新要素として自宅が追加されて拡張機能も色々ある。
・集落の廃墟解放時の映像が新規のものに変更になり、武装集団からの解放時はまた更に別個の映像。
・サイドクエストの選択肢が本編以上に二者択一的なものになり、良い意味でどちらを選ぶか迷う。
・サイドクエスト「馬の亡霊」が色んな意味で最高の展開と演出。
・出るとは思わなかったメインキャラがサプライズで登場するというとんでもない嬉しさ。

▼悪い点
・DLC導入でタイトル画面まで変更するこだわりは良いものの、以前より起動時の読み込みが長くなった。
・新規に導入された変異システムは良い試みなものの、可能になってもアナウンス等が何も無い。
・読み込むデータ量が多いからか、トゥサンはロードやファストトラベル後に曲が流れない事がある。
・これは悪い事というわけではないものの、完成度が凄すぎて終了後の喪失感が凄い。

▼トロフィー
初回プレイで獲得したトロフィーは10/13、76%。
「ウィッチャー南へ行く」「ラスト・アクション・ヒーロー」「ナイト・トゥ・リメンバー」「5つの美徳の化身」
「楽しき家作り」「執念の捜索」「グウェントに夢中」「怒りの葡萄園」「とびきりの装い」「ウェポンダブリュー」

本編や無情なる心同様、基本的には良い感じのトロフィーでしょうか。
メインクエストのクリアで解放と、サイドクエストのクリアで取得、ED分岐で2種類、新要素の変異システムや
その変異システム氷槍で猛威を振るう事もあり矢の撃破、新規に追加された伝説級のウィッチャー装備。
ゲーム内容とも絡めた上手い具合のトロフィーで結構良かったのではないかなと思いました。
特にED2種類に関してはどちらも違う雰囲気だったので、むしろトロフィーがある事でじゃあそちらも見るか、
となるプレイヤーも居るでしょうから、これは良いトロフィーの配置だったのではないかなーと。



▼まさかの新マップ追加
トゥサンという新たな地域が舞台となる事は予め告知されていたものの、どちらかというと無情なる心で
ヴェレン北東部が拡張されたように、ああいった形での新都市追加かとばかり思っていたんですが、
まさかの超巨大な…それこそヴェレンと比較してもそこまで大差が無いような新マップ追加という。
確かに無情なる心に比べるとDLCの価格も高めの設定ではあったものの、流石に想像だにしなかった新マップ。
しかもヴェレンやスケリッジとは真逆の、非常に明るく色彩豊かな土地が舞台で、遠くには山が見え、朝は霧、
川や海は青く透き通っていて夜は満点の星空が輝き、本編以上に綺麗な風景の数々という、絶景の新マップ。
物語の面白さやキャラクターの個性も勿論大事なものの、特にこういうオープンワールドのゲームだと景観や
色んな意味で雰囲気というのは非常に重要だと思うんですが、正にその部分を遥かに上回ってきたというか。
特に良かったのは、やはり前述のように本編とは完全に雰囲気の違うマップだった、という点でしょうか。

▼色々と悩まされるシナリオ展開
勧善懲悪の分かりやすい結果ではないのがウィッチャー3という作品の良さでもあると思うんですが、
このDLC、血塗られた美酒でもやはり一筋縄ではいかないというか、プレイヤーとしても色々迷う展開が。
EDは姉妹の和解、決裂、ゲラルト投獄、という3種類のEDが用意されていたわけですが、過去にどんな事情が
あったとしても、ゲラルトが言ったようにシアンナが罪を犯してしまったのは事実で、どれだけ当時子供だった
シアンナに殺された被害者達が非道な事をしていたとはいえ、それでもシアンナは殺害という手段を選び、
挙句にデトラフを復讐の為だけに利用して、しかも殺人の実行犯をデトラフに担当させていたという事実。
アンナ自体は劇中でも言われていたように性格は正直かなりアレで、実際は暴君として民衆からの支持は
正直そう高くはないと思うんですが、非道な判決も下せるタイプらしいのに姉というだけでシアンナに対しては
極刑を下さないという露骨な身内贔屓で、利用されてハメられたデトラフにだけは幸せな結末が無いという展開。
物語的には、アンナは性格に問題があるだけで別に悪人というわけではないものの、流石にシアンナは罪を償う
必要のある展開なのに、デトラフにだけは幸せの訪れない結末、というのはなんとも苦いものがあったというか。
ウィッチャー3という作品の性質を考えると、デトラフがシアンナを殺害、ゲラルトは投獄されるもなんとか
ダンディリオンのおかげで釈放され、その後事実を知ったアンナは一人苦しみ続け、ゲラルトはレジスと共に
酒を飲み疲れを口にする、というゲラルト投獄エンドが、この物語としては一番相応しいのかなー、という気も。

▼サプライズで登場する仲間達
本編キャラが登場するとは全く知らずにプレイしていて非常に驚いたんですが、トゥサン到着後、少年が
ゲラルト宛ての手紙を持ってきて、誰からなのかと思うとトリスからの手紙、というのにまず驚かされました。
クリア後も自宅にトリスが訪ねてきてくれていて驚かされたんですが、クリア後に調べて知ったところ、
この手紙も来訪も、トリスかイェネファーの結ばれた方、二股の場合はシリ、死亡時はダンディリオン、という
優先順位で登場してくれるそうですけど、まさか出てくるとは思わなかったので非常に驚きました。
無情なる心のほうでは出番がなかっただけに、当然出番は無いと決めつけていたのが逆に良かったというか。
また手紙のほうだと最後に「あなたのトリス」とか書かれてあるだけにたまらんものがあるというか。
クリア後の来訪に関しては、本編クリアの余韻と相まってゲラルトの物語の終わりを感じさせる雰囲気抜群で
非常に良かったですし、DLCでのこういう思わぬサプライズは非常に良いよなーと。
同様に、投獄エンドの場合まさかのダンディリオンが助けにきてくれる、というのも非常に驚かされる展開で
良かったです、正にそうきたかという感じで「おぉ!?」と。



▼サイドクエスト「惚れ込んだ騎士の恋歌」
呪い解呪に関しては誰かに移す、卵の儀式、の2種類があり、個人的には最初卵の儀式を選んだんですが、
ヴィヴィアンは恐らくギョームに対して、ギョーム自身がゲラルトに言ったように友好的な感情は抱いていても、
恋愛感情としての好意は全く無かったと思うので、だからこそギョームがゲラルトに依頼してくれたおかげで
自分の呪いが解けた、という一生感謝するレベルの事をしてくれたのにお礼を言わず、ゲラルトの口から
感謝の言葉を伝えてくれるよう頼んだんでしょうけど、個人的にこれはやっぱりショックというか、実際この流れで
ヴィヴィアンがギョームに直接お礼を言うと、色んな意味でヴィヴィアンとしてはギョームを最終的に「でも」
と拒絶しにくいでしょうし会うのはちょっと、というのは分かるものの、それでも、やっぱり男性視点で言えば、
ホントにそれこそお礼だけでもいいので、最後にギョームに会ってお礼は言ってほしかったなーと。
ギョームの場合はまだゲラルトから「ヴィヴィアンが感謝していた」という言葉を聞けるので最悪ではないものの、
ギョームからすれば、自分がしたくてヴィヴィアンを助けたとはいえ、会えないまま終わった、というのが…。
一方の誰かに移すパターン、ゲラルトが「まさか…うまくいったのか?」とか言い出したのには笑いましたが、
展開的にはギョームが呪いを引き受けるほうがハッピーエンドなものの、ヴィヴィアンの反応が薄いというか、
それ程無かったうえに、ヴィヴィアンの反応や態度を考えると、寿命が大幅に減ろうと卵の解呪でヴィヴィアンは
自由になってギョームは振られて傷心、のほうがこのクエストの正史としては相応しいかな、という印象でした。
クリア後ノヴィグラドの埠頭で再会した時も自由を満喫しているようだったので、個人的には正史かなーと。

▼クリア後の感想まとめ
個人的に第一弾DLCの無情なる心、このシナリオが最高に好みだった事もあり、比較してしまうとどうしても
この血塗られた美酒はシナリオ的に劣るかな、という風には感じてしまうものの、新マップ追加だったり、
無情なる心も十分DLCの常識を覆したと思うんですが、今回は更にそれを上回るDLCのイメージを遥かに超える
物量とボリュームで、シナリオ以外全ての部分で無情なる心を超えた、とにかく凄いDLCだったなーと。
広大なトゥサンという新マップを舞台に、様々な新モンスターや新クエストを楽しみながら、相変わらず完成度の
非常に高い、それでいて、色んな意味で「コレでゲラルトの物語は終わる」という集大成を感じさせる雰囲気が
そこかしこに漂っていたりと、とにかくもぅ凄いとしか言いようのない内容でした。

今回特に凄いと感じたのはメインクエストの終盤で展開自体のシナリオ分岐が用意されていた事でしょうか。
本編でもEDの分岐はありましたが、シアンナを探すかデトラフを探すか、というだけでも大きな分岐があり、
その後のEDも和解、決裂、ゲラルトが投獄される、という三種類の別展開が用意されているというまさかの分岐。
サイドクエスト一つ取ってみても、ローチと会話が出来るというとんでもなく笑えるものもあれば、銀行員の
あまりにも役所仕事すぎる態度にブラックジョークが効きすぎていて、かと思えば用紙を貰う為に花や香水を
用意して銀行員を口説くゲラルトがヴロジミールの影響を受けたとしか思えないセリフまわしで吹いたりと。
前述のようにシナリオは無情なる心のほうが好みだったので、そういう意味では残念な部分もありましたが、
とにかくお腹一杯で大満足なDLCでした、喪失感は凄いですが、最後にこちらに微笑みかけるゲラルトに乾杯。

2017-06-29 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ウィッチャー 3 ワイルドハント DLC 無情なる心



ウィッチャー 3 ワイルドハント DLC 無情なる心

メーカー:スパイク・チュンソフト
機種:PlayStation 4
参考価格:¥1,179
価格:¥1,179 (2017.06.19時点)
配信日:2015.10.13


無情なる心クリア時のプレイ時間は約17時間半、無情なる心のトロフィーコンプ時点で約20時間半。
本編を発売日に購入して、このDLCのほうも配信日に購入していたんですが、恐らく何割かの方が陥ったと
思われる最初のボスのカエルの王子様で詰まってしまい一旦放置、久々に本編をやり直すと当然面白く、
その勢いで今回2年越しにプレイしてクリア、という感じでした。
クリア時点でのプレイ時間はサイドクエストや「?」を全て埋めつつのメインクエスト進行だったので、
仮にメインクエストだけを追いかければ恐らく10時間前後でクリア可能かなという感じでしたけど、
それにしても価格に対してのこのボリューム感が半端ではなく、超大満足なDLCでした。

▼良い点
・追加クエストは青色で表示されるので「クエスト」欄で本編との違いが視覚でも判別可能で分かりやすい。
・ただ単にシナリオを追加するだけでなく、ヴェレン北東部のエリアが拡張されて「?」が大量に追加。
・新ボスだけでなくザコも新モンスターが追加され、単純な戦闘の難易度も増していて歯応えがある。
・更に、10枚あるかどうかではあるもののグウェントのカードも追加。
・ウィッチャー3ではなく他作品の有料DLCと比べての感想なものの、価格に対してのボリュームが異常。

▼悪い点
・イベント時に腕が空白になっていたり、背景画像の一部が点灯していたり、のバグが比較的多かった。
・新要素ルーン職人は面白い試みなものの、もはや活用する機会がほぼ全く無い。
・これはローカライズの問題なものの、相変わらず素晴らしいローカライズでありながら今回は誤字脱字多め。

▼トロフィー
初回プレイで獲得したトロフィーは46%で、6/13。
「口づけはご勘弁」「大盛況!」「買い物中毒」「悪夢を司るもの」「合意の拘束力」
「数で大きく下回る時」「トゲを抜かれた野薔薇」

内容的には良い意味で本編と同じようなトロフィーという感じでしょうか、メインクエストのクリアで解放、
やる必要はない結婚式での全てのイベントや競売品の購入、少し面白いものとしてイリスの悪夢の全撃破と。
メインクエスト以外の部分でも、全く関係のない牛の惨殺や崖滑り、オルギエルドのカードが新規に増えた事で
多少なりとも総合力を底上げしやすくなったからかグウェントのトロフィーと、結構面白いものが多かった印象。
本編と違って難易度別クリアのトロフィーが無かったのは、この場合はむしろ良くもあるかなーと。
難易度別クリアのトロフィーはあったほうが達成感や満足感は強いものの、本編と違ってこのDLCのほうは
ボス戦の難易度が本編よりは飛躍的に向上していたので、流石にデスマーチだとキツイ人も多そうな気が。



▼ウィッチャー3の面白さ再び
メインとなるオルギエルド関連のクエストも勿論面白かったものの、単純にそれ以前の問題として、
今回のDLCでヴェレン北東部のエリアが一気に拡張されて「?」マークが当然増えたわけですが、本編同様に、
相変わらずマップ上に点在する「?」マークを埋めていくだけでも面白いのが、正にウィッチャー3らしい感じ。
サブクエストや依頼は決して多くないものの、各村の数は多く、見晴らしの良い草原的なエリアが多いので
ロケーションとしても素晴らしく、同時にメインクエストの推奨レベルが本編クリア時点でのレベルに比べると
若干高めに設定されている事もあって、各地を散策して怪物の巣を潰したり廃墟を解放していく事でレベルも
上がって、自然とメインクエストの適正レベルに引き上げれる、というのも丁度良いバランスだったなーと。
本編からそのままプレイしていると、ヴェレンの次にスケリッジに行き、後はもう本編を突き進むだけなので、
エリア的にはスケリッジでの冒険のあと、再びDLCでヴェレンを歩き回るわけなので、視覚的な映像の違いや
流れるフィールドBGMの違いとしても飽きがこなくて良かったです。

▼ボスが本編とは違う手強さ
ザコや依頼の討伐クエスト、本編のボスも含めて、基本的にウィッチャー3という作品はオープンワールドの
ゲームで発生する戦闘アクションであって、純粋なアクションゲームの戦闘に比べると流石に色々と浅い作りに
なってはいるものの、今回のDLCで戦う事になるボスに関しては色々と練られていて面白かったなと思いました。
勿論、この場合ダークソウルなんかに代表されるように、面白いものの時間もかかりこちらの事故死待ちに、
というケースもあるので心底イライラしたりする事もあるものの、パターン化するとはいえカエルの王子様は
簡単には突破出来ない行動パターンになっていて、オフィルの魔術師はカランシールと同系統なもののこちらの
攻撃に対しての防御や遠距離攻撃の豊富さがまた違って、世話人や絵画の幽鬼はまさかのHP回復もありと、
前述のように結局はパターンを覚えて事故死しないように延々戦うだけ、といってしまえばそれまでなものの、
本編とは違いそれなりに歯応えのあるボスや行動パターンが用意されていたので単純に面白かったです。
このゲームの特徴として、難しければ難易度を下げて簡単にクリア、という解決方法があるので、どれだけ
敵が強く感じても簡単にクリア可能な解決法が用意されている、というのもこの場合良かったなーと。

▼本編とは違う面白いシナリオ展開
最初の討伐依頼がカエルの王子様、というのがなんとも面白いわけですが、実はマジで王子様だったという。
展開的にも、なんとか撃破したと思うと腹部から出た粘液をゲラルトが全身に浴びてしまい気絶、その場に
現れた王子様を探しに来たオフィル人達に捕まり気がつけば船の上で囚われの身。
それどころかゲラルト自身はオフィル語を使えないので意思の疎通も不可能で、さぁどうするという時に、
本編の最初に一度登場したっきりの謎の人物オーディムが急に登場して、明らかに怪しいものの助けてくれ、
脱出後の砂浜での切り抜けかたも凄く、その後の展開もヴロジミールに憑依されたり、怪盗のような展開、
絵画の世界に入って過去の出来事を追体験したりと、本編とはまるで違う展開ばかりが用意されていて、
当然この辺りは本編との差別化を図る狙いもあっての展開だとは思うんですが、どれもが面白かったなーと。
ゲラルト自身が窮地に陥る展開が多かったというのも面白かったですし、例えばヴロジミールはシャニを
色々と楽しませれたりのに、ゲラルトだとそういう風な楽しませ方は出来ない、という対比も面白かったなと。



▼女魔術師が絡まない構成
前述のシナリオ展開同様、本編のほうでは、イェネファー、トリス、キーラ、の3人を中心に女魔術師が物語で
大きな意味を持つ事が多かったですし、終盤も女魔術師教会の助力があってこそ達成出来たり撃退出来た、
という事が多かったのに対して、恐らくは意図的な事なんでしょうけどこのDLCでは全く女魔術師が絡まない、
という構成にしていたのは、これも本編との違いがはっきり出ていて試みとしても面白かったなーと。
勿論、このDLCはDLCでオーディムのような超常的な存在が出ていたり、オルギエルドが没頭した神秘学、
実際にカエルへと呪いで姿を変えられたオフィルの王子のように、魔術的な展開こそあれど、物語自体には
女魔術師が絡まず、またゲラルトの周囲にそういった魔術的な解決法を持つ人物が居ない事もあり、展開の
構成自体が違っていたというのも対比として面白かったです、シャニも学術系のキャラで違う解決法でしたし。

▼ゲラルト以外のロマンス描写が巧み
恋愛という扱いではなかったものの、シャニ自身もゲラルトに語っていたように、シャニがヴロジミールと
過ごす結婚式は実際に楽しかったと感じていて、プレイヤー目線やゲラルト目線で見てもシャニが明らかに
イヤイヤではなく、プレイボーイ的な言動を見せつつも女性を楽しませようとしているヴロジミールとの時間を
楽しく過ごしていて、実際にゲラルトのほうを好意的に感じていても、それでも一緒に時を過ごしていてシャニが
笑顔を見せていたり楽しそうにしていたのは明らかにヴロジミールのほうだったり、こういうゲラルト以外と
楽しそうに過ごす女性の描写は本編だと決して多くは無かっただけに見ていて面白いものがあったなーと。
そして今回初登場したミグノール伯爵夫人が実はヴェセミルの昔の恋人、というのが非常に面白かったです。
今でもヴェセミルの事を愛しているというのがよく伝わる内容でしたし、そういう事もあって狼流派に関する
様々な物を集めているというのも泣ける話で…実際あってはならない事なものの、仮にこのミグノール伯爵夫人に
オーディムが接触して、またヴェセミルと毎日を過ごせるようになる願いを叶えてもいい、という話をもし
持ちかけたらどういう展開になったんだろう、というのは少し見てみたい気持ちもあったり。

▼願いを叶える人物にすがるべきかどうか
時代を問わず、こういう「なんでも願いを叶えてやろう」的なキャラクターは登場しますし、文字通りなんでも
願いを叶えてくれる代わりにそれ相応の対価を支払う事に、というオチが待っているわけですけど、個人的にも
子供の頃はこういうランプの妖精的な存在を見ても何とも思わなかったものの、それなりに人生経験を経て、
大人になってしまって、明らかに怪しい何か裏のある存在で、恐らくはこの契約を結ぶと後悔する事になる、
というのが分かっていても、それでも願いを頼んでしまうオルギエルドの気持ちや心情は痛い程分かるので、
今回のDLCのこのシナリオはホント非常に秀逸で良かったなと思いました。
特にメインクエスト「ある結婚の風景」に関してはソコに至るまでにオルギエルドの傍若無人な振る舞いを
再三見せられてきて、怪しいながらもオーディムは発言自体に問題はないので恐らくオルギエルドはマジで
問題のある人物なんだろう、と思っていたところに、イリスと出会って結ばれて、幸せだった頃やイリス家の
面々とのやりとりで思い悩んだり、その結果神秘学に傾倒してしまうまでの流れが、イリス側の心情も含めて
お互いの苦しさがよく分かる作りになっていただけに、なんとも胸が締め付けられる非常に出来の良い展開。
前述のように、個人的にも子供の頃だったらこんな怪しいランプの妖精的な存在は無視出来たと思うんですが、
オルギエルドがイリスの事を想ってオーディムと契約してしまったように、個人的にも大人になった今、
仮に現実世界でこういう存在が目の前に現れたら恐らく頼み事をしてしまうだろうな、と思えるリアルさというか。

▼クリア後の感想まとめ
正直めちゃめちゃ面白かったです、本編は言うまでもなく半端ではないボリュームと凄まじい作り込みで
圧巻の仕上がりでしたけど、単純なシナリオの好みで言えば本編よりこのDLCのほうが個人的には遥かに
好みでハマれたので、とにかくもう最高の内容でした、本編だと血まみれ男爵のエピが好きな人には恐らく最高。
制作側からしてみればわざわざ有料DLCでお金を支払ってもらう以上当然なのかもしれませんが、意図的に
本編との差別化を図ったであろうゲームデザインになっていたり、非常に安価な価格設定とは対象的に、場合に
よっては他社の小中規模作品を余裕で上回るボリュームの内容になっていたりと、文句無しのDLCでした。

キャラクター的にもメインのオルギエルドが奥深いキャラクターで非常に良かったり、弟のヴロジミールがこれまた
非常に良いキャラをしていて、扱い上今回のヒロインに相当するであろうシャニはイェネファーともトリスとも
違う、いわゆる普通の女性らしいキャラに仕上がっていてまた違った魅力があったりと、とにかくキャラが秀逸。
魅力的なキャラクターと奥深いシナリオが売りでもあるウィッチャー3でしたけど、DLCでもその魅力は健在で、
特にシナリオが個人的に好みだった事もあり、とにかく大満足のDLCでした。
配信から2年近くが経過した今になってようやくクリアしたものの、今プレイしてもこのウィッチャー3という
作品の異常な完成度を再確認させられ、当時購入しなかったDLC第二弾の血塗られた美酒もプレイ予定。

2017-06-19 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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仁王 DLC 東北の龍



仁王 DLC 東北の龍

メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥1,404
価格:¥1,404 (2017.06.01時点)
配信日:2017.05.02


東北編クリア時のプレイ時間は未確認、東北編トロフィーコンプ時点で約234時間51分。
本編プラチナ取得時点で100時間11分だったので、東北編開始からコンプで134時間40分。
正直本編のプラチナを取得した時点では東北編をプレイする予定はなかったんですが、次にプレイした
別のゲームが個人的に今イチだったのと、想像を絶する速さでクリアしてしまったので、タイミング的には
丁度イイし大型DLC買うか、程度の気持ちでやり始めたんですが、まさかの本編以上のプレイ時間という。
本編は刀でプレイしたものの、流石に修羅では火力不足に襲われたので斧でのプレイに変更。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは46%、6/13。
「半蔵との再会」「目覚めし野心」「戦火のくすぶり」「大太刀を極めし者」
「青葉城完全制圧」「名乗りを見守る者」

基本的には王道のトロフィーという感じの印象でした、本編同様ミッション攻略、木霊や温泉、
新武器大太刀の奥義、今回のDLCで解放された新要素女性の姿映し、全てのミッションをクリア。
青葉城の攻略に関しては確かにやらなくてもいい要素なだけに、こういったトロフィーは結構面白いなと
思いましたし、最初は武功の数値的にどうなる事かと思った女性キャラの姿映しも、意外と血刀塚を
掘りつつ修羅を攻略していると自然と溜まっていたので、むしろ意外とバランスの良い数値というか。
修羅で全てのミッションを攻略、は発狂寸前になりつつも達成感は尋常ではなかったので終わり良ければ。

▼新武器の大太刀
メインとしては正直使わず多少触った程度なんですが、これは良い追加だなと思いました。
単純に遊びの幅も広がりますし、厳密に槍とどちらの射程が長いのかまでは確認してませんが、槍よりも
一撃の火力があって、尚且つ中距離でそこそこ振りの早い刀というのは需要もあると思うので面白いなと。
使い勝手の違いこそあれど、どうしても刀は終盤火力不足に悩まされてしまい、でもそこで大太刀に変更、
という使い方もありだと思いますし、単純に刀や槍という王道の武器と違って、鎖鎌や大太刀のように
一風変わった武器も選択肢にあるのは、これはホント単純に良い事だと思うので、この追加が良かったなと。

▼本編よりも高難度
物語自体が本編終了後、最後に百目を倒した後で日本に戻ってきたウィリアム、の正にその続きの内容なので、
言わば本編ラストが10番目の物語とすれば、今回のDLC東北編は11番目の物語、という扱いなので、内容は
当然本編よりも難しいバランスと難易度に仕上がっていたので、ここは良いなと思いました。
特にこの手のゲームの場合、わざわざ有料DLCを購入してまでプレイしたい、と希望するユーザーの大半は
最低限本編と同程度、願わくば本編以上の高難度、というものを期待しているでしょうから、ココは良いなと。
同時に、更なる高難易度の修羅の道という3周目モードまで用意されていたのは良かったなと思いました。
装備品の上限も150から200に引き上げられ、東北編のミッションでは自分が確認した限りだと205の装備を
ドロップ出来たので、肝であるハクスラの楽しみも健在で、+も15から20に引き上げられるという嬉しさ。
最初と最後のボスだけは慣れた今になっても難易度が高すぎる印象があるものの、それでも全体的には中々
良いDLCだったのではないかなと思いました、メインミッション3、サブミッション7、のバランスも良い感じ。



▼トロフィー「修羅をも超えし者」はブチギレご用心
文句を言ったりキレそうになりながらも、それでもゲームとしてプレイしていて面白いから何度死のうが
何度も挑戦するわけですが、それを踏まえたうえで、流石にこのトロフィーだけは発狂モノでした。
この場合、プレイスタイルや使用武器、その時点でのレベルによる能力の振り分けだったり、色んな要素で
難易度は高くも低くもなると思いますし、このゲームの場合最悪オンラインに接続して他のプレイヤーに
協力してもらえば恐らくそこまでの難しさではなくなると思うんですが、とにかく発狂トロフィーでした。
このトロフィーの凶悪な部分としては、通常ミッションだけではなく、パッチ1.06で追加されたミッションも
全てクリアしなければならない、というのが何よりもプレイヤーの心をへし折りに来ていた感じでしょうか。
このゲームで高難易度ミッションと言われているのは、ボスを二体同時だったり、複数のザコが同時に
現れる乱戦だったり、そういうミッションが当然キツイわけですが、修羅でこれをやると半端ではない事故死。
前述のようにプレイスタイル如何で攻略法も難易度も多少変化すると思うのでアレですが、個人的にこの
トロフィーで一番難しい…というよりも、事故死したりリトライ回数が多かったのは孤高の刀匠でした。
実は最初に出る中蜘蛛x2と大蜘蛛x1、これは先に大蜘蛛のほうを倒してしまえば追加の大蜘蛛はまだ出ない、
と気付いてからはある程度安定するようになりましたが、とにかくこのトロフィーは忍耐命だったなと。

▼クリア後の感想まとめ
東北編自体は大太刀という新武器以外にも、ろくろ首やナマハゲのような敵も増えたり、ステージ構成も
迷路のように入り組んだ地形になっていたりで、プレイしている印象としてはとにかく新鮮でした。
流石にちょっとナマハゲが強すぎるような気もしますし、大筒持ちの青鬼とかまた発狂間違い無しの敵が
現れたりしてアレでしたが、色んな意味で死にゲーの大型DLCに相応しい仕上がりだったのではないかなーと。
トロフィー自体は確かに発狂モノでしたが、それでもこのゲームは他の死にゲーと違いハクスラ要素が
何よりも面白い部分でもあるので、その点を考えると修羅という高難度が追加されたのが一番良かったなと。
それに伴って装備品のレベル上限も引き上げられ、装備オプションも色々引き上げられて言うこと無しで。

気になるのは今後予定されている二つの大型DLCでしょうか。
基本的には今回の東北編のようにメイン3個、サブ7個、の計10個前後という感じの追加ステージになると
思うんですが、毎回のように新武器や新敵を用意するのも流石に色々難しいでしょうし、同様に毎回更なる
高難易度を、というのも難しい…というよりもこの場合マンネリ化しそうなので、大型DLCを複数回用意、
というのもそれはそれで制作側としても恐らく難しいだろうなー、という気がしてきました。
プレイヤー側からすれば2~3ヶ月おきに大型DLCで新難易度、というのは逆に丁度イイような気もしますが。
何にせよ、難易度修羅も含めてこの東北編DLCは非常に楽しめたので、今後のDLCにも期待したいです。
欲を言えば、制作側からすれば簡単でしょうけど、ボス二体や複数のザコで乱戦、というミッションが
多い現状は単純にプレイしていてあまり面白みは無いので、他のタイプのミッションが欲しいかなーと。

2017-06-01 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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