ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

ウォーキング・デッド 第05巻



ウォーキング・デッド 第05巻

作者:ロバート・カークマン
翻訳:風間賢二
価格:¥3,240 (2015.03.05時点)
発売日:2014.06.25
収録されているのは原書ペーパーブックの13~15巻、恐らく共同体の中での前半終了までを収録。
刑務所の時と違い、既に住んでいる人々が居るわけで、そこへ入っていく展開だったので当然色々と
住民との衝突だったりはあるものの、それ以上に今回はカールに衝撃の展開が訪れたり、そろそろ
マジでリックがいい加減ヤバイというか、このままでは精神的に死んでしまいそうな感じがしたりと、
物語自体は共同体という新たな安住の地を見つけた事である程度落ち着いてきたものの、安全な場所を
手に入れたのとは裏腹にリックがどんどん死んでいくとかいう、なんかもぅ見てもられない展開。
この漫画は容赦無いだけに、次巻辺りエグイ展開が待っていそうで怖くもあり楽しみでもあり。

▼ゲイブリエルがクズすぎる
そもそも助けを求めてきた人々を助けず自分だけ教会に閉じこもって生き延びた、という時点でもはや
クズ以外の何物でもないんですが、仮にもリック達と出会って以降はリック達に守られてきたおかげで
ここまで来る事が出来たのに、リック達は外の世界で生き延びる為とはいえ残忍な事をしてきたのでこの
共同体には相応しくない、とか言い出すしまつ…と書いていて思ったんですが、逆に言えば、助けを求めて
教会へ来た人々を、本人からすれば苦渋の決断で見捨てたのかもしれませんけど、神に仕える身で、
そういった人々を見捨てるような性格なので、自分の安全が確保された今となっては、リック達が不安、
というよりも、過去に自分が行った事を知っているリック達が居ると何かと邪魔なので消えてほしい、
そういう気持ちのほうが正直強いでしょうか、誰しも欠点は残しておきたくないですし。
とも思っていたんですが、一応以前と違い今回は助けを求めるユージンを迎え入れたので多少は前進。

▼ジュディスは誰の子なのか?
既に死んでしまっているので、そういう意味では今更リックとシェーンのどちらが父親なのか?
というのは些細な問題かもしれませんが、今回リック本人の口から「シェーンの子だと思う」という言葉が
出たので、これは恐らくシェーンの子供だという事でほぼ間違いないでしょうか。
少なからず、そういう事もあってジュディスが死んだ時にリックの精神が崩壊しなかった、という側面も
あると思いますし、リック自身もそこまでのこだわりを見せてなかったとでもいうか。
ドラマ版のほうでどういう設定になっているのかは分かりませんが、ドラマ版も普通に考えればシェーンの子。

▼襲撃者は皆殺しにしなければいけない
これまた何を今更という感じですが、今のリック達のように一箇所に定住している場合、武力で制圧を
試みるグループが接触してきたら、自分達の安全を考えて相手のグループは確実に皆殺しにしなければ、
という現実が何とも厳しいですよね、普通なら危険な考えの人物やリーダーを仕留めるだけですむものの、
こういう世界だと確実に相手のグループを全滅させておかなければ何が起こるか分からない。
他の仲間を引き連れてくる可能性もありますし、何より自分達の居場所を相手に知られる、というのは
致命的なミスなので、正直追いかけてでも確実に息の音を止めなければいけないという、なんという世界。

▼凄まじいカールとロンの会話
ロンの、何故父親を殺害したリックがイイ奴で僕の父親は悪い奴なのか、という問いに表情を変えずに
「知らない。現実ってそんなもんさ」と答えるカールがもぅ凄まじいというか、確かに世の中そんなもん。
描写から考えて、ロンは父親のことを好きだったようですし、何故殺さなければいけないのか、という事情を
把握してないでしょうから、年齢的な事も考えてロンにしてみれば正に「何故?」は当然の疑問。
ただ、カールが言うように実際どちらが正しいとか大人の事情は関係無く、結局現実は意外とシビアで、
自分達が知らなかっただけ、或いは理不尽な事でも結局そういう事が起きてしまう、という異常な真実。
普通に大人のキャラがこの会話を繰り広げても違和感は無いんですが、子供同士にコレを言わせるのが。

▼リックが平常心を取り戻す
何がどうと言われても表現が難しいんですが、ジェシーは初登場の時点でどことなくローリに似ているというか、
敢えてそういう風に描いているんでしょうけど、非常にローリの面影が強かったのでリックと親しくなるかも、
と読みながら思っていたものの、一夜を共にして、その直後にリックが真顔で未だに持っている電話機に、
「ローリ…君は妄想にすぎない」とか告げたのは笑ったというか、まぁ正直吹いたというか。
リックは真面目な性格なので勢いでジェシーと過ごしたというわけではないでしょうから、これは良い意味で
過去を乗り越える事が出来て、ローリの事は克服したという描写なんでしょうけど、ヤった直後に真顔で
別れを告げたので、若干笑いを誘う構成になってしまっていたなという気が。
まさかそのジェシーが、ほぼ直後に命を失い、結局リックがまたローリに電話するとは思いませんでしたが。

▼カールの身に起きた悲劇
こればかりは読んだ読者のほぼ100%がダグラスに対する怒りを露わにしたのではないかと思いますが、
死ぬような事にこそならなかったものの、全く役にも立たないダグラスが発砲してゾンビを集めただけでなく、
食われた際に銃を乱射してその一発がカールの右目を直撃するとかいう、これはもうどうしたらいいんだと。
都合良く主人公パーティーだけ致命的な不幸が起きない、というのは確かにご都合主義なのでアレですし、
むしろ死なずに人体欠損展開が用意されているほうが色んな意味で不幸なものの、この展開は衝撃でした。
ジュディスがまさかの死亡という展開にも驚かされましたけど、カールにこんな事するか、という。
展開的には、良し悪しは別にして直前にモーガンからベンに対してした事への考え方やアドバイス等の話を
されていたものの、一応ベンを射殺した事に関する報いをカールが受ける事になった、という感じでしょうか。

▼感想まとめ
「おまえ誰に向かって言ってるのかわかってんのか?」というリックの言葉で不覚にも吹いてしまいましたが、
今回は中々読み応えがあったというか、リックも言っていたようにようやく安寧の地を見つけたわけで、
ここをより良くしていこうと奮闘するも、中にはニコラスのように初期から居たメンバーも居て、そういう
外の事情を知らないメンバーからすればリックが横暴に見えて不満を感じるのも分かりますし、同様にニコラスが
言っていたように壁の内側に大量のゾンビが押し寄せた、これが息子にとって初めての脅威だったので父親の
ニコラスとしては我を失う緊張感に陥ってしまったと、そういう久々に、総督のような戦争状態ではなく、
従来なら十分に起こりうる人間同士のいざこざが描かれていて、同時にリックの心が加速度的に壊れていき、
遂にカールにまで不幸な事件が起きてしまうという、マジでもうコレはリック死ぬぞ、というこの異常な濃さ。

展開的にもモーガンがまさか死ぬとは思いませんでしたし、正直読んでいてグレンもちょっと死ぬのでは、
という恐怖に駆られましたが、一箇所に留まっているにも関わらず何とも今回は面白かったです。
予想外の展開で読者を驚かす、というのではなく、その予想外の展開がありえる流れで発生するだけに、
展開の面白さで引っ張れるのが凄いなーと、と同時に相変わらず「こいつはムカつくな」のキャラ作りが上手い。
物語的にはこのままコミュニティを完璧なものにして安全に過ごせる、という事は無いでしょうから、次巻は
また何か問題が起きてさぁリックどうする、という展開になるでしょうけど非常に楽しみです。
スポンサーサイト
2015-03-05 : 漫画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

ウォーキング・デッド 第04巻



ウォーキング・デッド 第04巻

作者:ロバート・カークマン
翻訳:風間賢二
価格:¥3,240 (2015.02.22時点)
発売日:2013.07.24
収録されているのは原書ペーパーブックの10~12巻、放浪生活の末に共同体に到着するまで収録。
この巻は、別に展開がダラダラしているわけではないのに特に○○編と言える程一つの展開でもない、
というなんとも不思議な感じでした、単発エピばかりで構成していて最後に次の○○編突入、的な感じ。
世界設定の兼ね合いで、どうしても刑務所なり共同体のように一つの安定した場所に落ち着くまでは
展開的にもハードな流れにしにくいと思うので、恐らくは物語が動くであろう次巻が楽しみ。

▼死体をすぐに処理するべきかどうか
マギーの自殺というまさかの出来事がいきなり発生したわけですが、幸いグレンが発見したおかげで
死なずに何とか生存、一瞬だけ仮死状態に陥っていたので呼吸すらしていなかった、という状況。
エイブラハムは当然ゾンビ化するのを防ぐ為に、更にゾンビになったマギーをグレンが殺せるはずが
ないのでその事も考えてマギーの頭に銃弾を撃ち込もうとしていましたが、前述のように実は生きてた。
結果的にはリックがグレンにマギーを悼む時間を与えろ、というやりとりのおかげで何とかマギーが
息を吹き返したわけですけど、こういう仮死状態の類だと、確かに判断に迷うところがありますよね。
エイブラハムのように軍人なので悲しくてもやるべき事をしなくては、という性格だと今回のように
生きていたはずの人間まで殺してしまうハメになるというのが現実。
かといって、グレンやリック達のように大切な仲間なので悲しんでいると、そのおかげで今回は
助かったものの、ゾンビ化が極端に早くて抱きしめて泣いていた為にこちらも噛まれる、という事態に
陥る可能性もあるわけなので、何気にこういう時の対処法は難しいよなーと。

▼モーガンとの再会
リックが最初に目覚めて現状を色々教えてもらった人物であるモーガン。
当然リックにしても、読者にしても最初の人物なので、思い入れというよりも特別に感じる部分が
どうしてもあるキャラクターなので、再登場しただけでなくリック達と行動を共にするようになった、
という展開は結構嬉しいものがあるなーと、息子のドウェインに関しては流石に残念な展開でしたが。
ただ、そのゾンビ化したドウェインを結局モーガンは殺す事が出来なかったという事実。
まだゾンビにもなっていないマギーを処理しようとしたエイブラハムとの対比としても描かれて
いるんだとは思いますが、逆に既にゾンビ化しているのに楽にしてあげる事が出来なかったというのは、
勿論モーガンの気持ちを考えればそれは殺せないだろうとも思うものの、今後こういった局面で、
誰かにとって親しい人物や仲間をモーガン自身が撃てるのか?という問題も出てくるので、
息子のドウェインだった事は別にしても、意外とこの展開は今後響いてくるような気が。

▼ベンを射殺するカール
確定描写こそなかったものの、ベンを射殺したのは自分だとリックに打ち明けるカール。
この辺りはドラマ版におけるミカとリジーの展開だと思うんですが、ドラマ版よりも原作のほうが
丁寧に描かれていたかなという印象を受けました、特にベンをどうするのか?という議論に関する描写。
逆に、そうなるまでの少し壊れてきてる辺りの伏線はドラマ版のほうがS4当初から描かれていたので
良かったものの、実際に壊れた後の描写は原作のほうが丁寧で分かりやすかったかなと。
しかし冷静に考えると、これはこれでカールの精神状態がもはや鉄のメンタルになっているというか、
確かにカールが言うようにリックには子供は殺せないでしょうし、話の流れ的に誰かがベンを殺す、
という事でほぼ決定だったので、その重荷をカールが背負ってくれたんでしょうけど、メンタルがヤバイ。

▼リックが鬼
友好的に近づいてきたアーロンなる人物をいきなり殴って昏倒させた挙句に縛り付けて全員で囲む。
口が上手くて友好的なのは総督を彷彿とさせますし、こういう世界で一人で生き残れるはずがない、
というのも確かで、身の安全を考えると、相手の事よりも自分の事を優先して非道な手段も用いるのは
仕方ない事だと思いますが、いきなり殴り飛ばすとかいう、エイブラハムじゃなくてもビビるこの展開。
読んでいる分には笑ってしまいますが、ホントにリックもこの世界に染まってきてしまったというか。
挙句に新たな定住地を発見して、受け入れてもらったにも関わらず、ヤバそうになったら住民を制圧して
この街を自分達のものにすればいいじゃないか、と平気で語ってしまうという。

▼感想まとめ
今回はリックとエイブラハムがお互い過去にしてきた残虐な行いを告白していた事で、一旦整理というか、
分かりやすくいかに狂ってきて、でも正当化するわけではなくやるべき事をやっただけ、正しい行いでは
ないものの悪い事をしたわけではない、という現状の再確認をしていたのが結構良かったかなーと。
告解的な部分もあっての描写だとは思うんですが、読者的にもこの件のおかげで、特に今回なんかは
リックが食人グループを皆殺しにしたり、受け入れてくれたダグラス達の共同体はやはり信用しきるのが
難しいので銃を取り戻さないといけないと考えていたり、これは当然の防衛策ではありつつも、
もはや仲間以外は一切信用していないのがより伝わってきて良かったなという感じ。
次巻からはまた色々人間同士の争いが激化、或いは何度か伏線っぽく描かれてるゾンビの群れが本格的に
絡んできそうなので楽しみでもあり、デールすら死んだので古株のキャラが離脱しそうで怖くもあり。
2015-02-22 : 漫画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

ウォーキング・デッド 第03巻



ウォーキング・デッド 第03巻

作者:ロバート・カークマン
翻訳:風間賢二
価格:¥3,240 (2015.02.04時点)
発売日:2012.10.24
収録されているのは原書ペーパーブックの7~9巻、刑務所編が終了して次の展開へ入る直前までの物語。
先にドラマ版を見ていると、色んな意味で予想を上回るエグイ展開だったり「え、そいつ死ぬ!?」
という展開が用意されていて、逆にドラマ版を見ているほうが衝撃を受ける内容だったなと。
ドラマ版と違い、刑務所崩壊後各々の行動を描く、なんていう引き伸ばし展開がなかったのも好印象。

▼キャロルの選んだ行動はちょっと衝撃だった
何かあったらソフィアの面倒をローリが見てくれる、と確約をもらったとはいえソフィアを残して自殺。
この漫画では何度も語られているように、既に精神的におかしくなっていても不思議はないですし、
キャロル自身がゾンビ相手に死ぬ前に語っていたように、自殺未遂の一件以降明らかに周りが距離を置き、
恋人状態だったタイリースはミショーンとカラダの関係まで持っていたので、色んな意味で限界だった、
というのは分かりますよね、本人が招いた部分も無いわけではないですがあまりに限界突破寸前。
周囲がもっと心のケアというか、本人に分からないように気を使ってあげられれば良かったものの、
刑務所を手に入れた事で多少なりとも安全を確保出来ていたとはいえ、こういう状況なので他人の事まで
中々余裕が回らないですし、キャロルはキャロルでソフィアの面倒も見なければいけないと。
仮に自殺を選ばなくてもタイリースが殺されるという展開がある以上、タイリースと恋人の関係をずっと
保てていても結局最終的な選択は同じだったかもしれませんが、それでも個人的にはちょっと衝撃でした。

▼逃げるべきかどうか
総督達の襲撃に遭った後で「今がここを離れる時なのではないか」とアンドリアに持ちかけるデール。
確かにアンドリアの言うように仲間を置いて逃げようというのか、という反論は当然なものの、逆にこれも
デールが言うように、二人はアレンの息子達の命も預かっているわけなので、まず子供達の安全を
確かに考えないといけないんですよね、ただ、アンドリアは狙撃手として最高の腕を持ってるので、
そういう戦力が刑務所から消える、という辺りもまた判断が難しくて。
言葉は悪いですけど、現状デールやアレンの子供達だけなら抜けても、仮に車を使わなければ食い扶持が
減るだけなのでそこまで問題は無いものの、アンドリアが抜けると戦力的にも困るので、これが難しい。

▼タイリースの運命には驚かされた
表紙で既に殺されかけてるじゃないか、とかは別にしてまさか殺されるとは流石に思いもしませんでした。
しかも、結果的にタイリースが自分でミショーンに同行する事を選んだとはいえ、明らかにイイ考えとは
いえない「今すぐ追いかけよう」というミショーンの案に従って行動して、その結果として死ぬという。
1巻で、リックのミスが原因でドナ達が死んだのと同様、ミショーンのミスでタイリースが死ぬエグイ展開。
リックにとっては途中でケンカをしたとはいえ一番信頼出来る人物でもあったであろうだけにキツイなーと。

▼タイリースを助けるべきだったかどうか?
当然仲間なので、明らかに目の前で今から処刑されようとしているのを放置するわけにはいかないものの、
感情論を抜きにして言えばリックが言うようにタイリースの処刑を黙って見ているしかないですよね。
迂闊に要求に従って刑務所内へ総督達を案内しようものなら他の犠牲者が出る可能性もあるわけで。
勿論ローリが言うように「ただ黙って見ていただけなのか!?」という反論も分からないではないですが、
別にリックの命令が絶対ではないので、タイリースを助けたければリックを無視して個人プレーで
勝手に助けに行けば良かったのに皆はそうしなかったので、少なくともあの場に居たメンバーはやっぱり
見捨てるしかないと無意識のうちに判断したという事ですよね。
言葉は悪いですけど「誰か助けに行ってくれよ」とは思っていたでしょうけど、命の危険があるので
自分が飛び出してまで助ける根性は流石になかったというか…これもまたエグイ話で、仮にこの先も
刑務所で行動出来る状況が続くと、ドラマ版S2でリックだけがソフィアを助けに行ったのにキャロルや
ローリが偉そうに文句を言ったのと同様、この時タイリースを助けなかった事をネチネチと言うキャラが
出てきたんだろうな、と思うと何とも言えないですが。

▼ハーシェルの農場は安全だった
皮肉な事に、先んじて逃げたデール達はハーシェルの農場を使っていてソコは安全だったという事実。
リック自身も言っていたように、場合によっては総督が躍起になって探した挙句農場を発見していた、
という可能性も勿論あるものの、最初からハーシェルの農場へ一緒に逃げていれば安全だったうえ、
ハーシェルの一家も最初から刑務所へ来なければ全員安全に暮らせていたという皮肉。
まぁ、前述の「皆でハーシェルの農場へ行っていれば」に関しては人数的な問題もあるので現実的には
何とも言えませんが、少なからずハーシェルの一家は、これもまたエグイ事にリックの「ここなら安全」
という刑務所への移送のせいで全滅することになるとかいう、ホントにこの漫画はエグイ展開が多すぎる。

▼エイブラハムが迷惑すぎる
デールの言葉も含めて、防御が安全だと総督達のように奪いにくる連中の心配をしなければいけない。
逆に安全な場所だとエイブラハムが言うように永遠に安全なわけじゃなくていつかはゾンビの群れに
襲われる事になると、言ってる事は正しいうえに、何故ゾンビが群れをなして行動している事があるのか、
というのを分かりやすく解説してくれて、当然ではあるものの農場にとどまるか、自分達と一緒に来るか、
その選択を自由に選ばせてはくれたものの「何故群れが出来るのか?」の説明をする為に、
アンドリアが持っていた銃から弾丸を一発発射したうえに、本人も語っていたようにこの一発が原因で
どうやらゾンビが農場に集まり始めたらしいのに、その事に対する謝罪もなければ、仮にリック達が
農場にとどまる事になった場合、エイブラハムのクソみたいな銃撃のせいで迷惑をこうむることになるのに、
その事に対する謝罪が一度も無かった、というのが、いくらなんでもお前それはないだろうと。
こういう世界になったとしても、一般人を守るべき立場の軍人なのに、その一般人を窮地に追い込むなと。

▼感想まとめ
刑務所編が終了して次の○○編へ行く前の単発エピが連続で、という感じの今回でしたけど、
流石に総督との決着という事で中々壮絶な展開が用意されていて、流石に想像を絶するジュディスの死、
といういくらなんでもそれは冗談抜きで予想すらしてなかった展開があったり、何かと衝撃の内容でした。
衝撃的なだけでなく、簡素な描写ではあったもののドラマ版と違いグレンとマギーの結婚式が描かれ、
バスケをしながら遊ぶ皆や、デールが噛まれて足を切断するもののアレンの時は出血多量での死、
けど今回はアリスが居るから適切な処置が出来るし大丈夫だろう、という今までの流れを踏まえての
展開があったりと、イイ意味で今までの積み重ねがあったからこそ、の展開で良かったです。
今回は演出的にも、ページをめくったら1P丸々使ってローリからの電話だったと判明する、という中々
インパクトのある構図が用意されていたり、全体的に演出面でも優れている印象を受けました。
キャラクターの立場に立ってみると流浪の旅は大変ですけど、読者視点だと定住よりも一箇所に留まらず
旅を続ける、という展開のほうが勿論面白いので次巻が非常に楽しみ。
2015-02-04 : 漫画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

ウォーキング・デッド 第02巻



ウォーキング・デッド 第02巻

作者:ロバート・カークマン
翻訳:風間賢二
価格:¥3,240 (2015.01.24時点)
発売日:2012.02.24
収録されているのは原書ペーパーブックの4~6巻、リックと別れて以降のモーガン親子のエピも収録。
何を今更という感じですが、この2巻では衣類の問題をどうするか、が描かれていたので非常に新鮮でした。
確かに今更ですが非常に重要な問題ですし、思い返せばドラマ版でもS1の序盤でキャロルが洗濯をしている
シーンが映されていたので、物語的には何度も描写する必要がないので見せないだけ、という事でいいとは
思うんですが、改めて言われれば衣類の問題は重要だなと思い知らされました。
ゾンビ映画でもあまりこういった出来事は描写されてなかったので非常に新鮮で、と同時にある意味では
時折遭遇するゾンビや略奪者と化した人間以上に重要で切迫した問題だなと。
内容的には総督編が終わらず決着が3巻に持ち越しなので、1巻に比べると多少展開の速度が落ちたかなと。
逆に言えば、原作での反省点を活かしてドラマ版はもっとテンポ良く描いてほしかったなという気も。

▼噛まれて切断しても意味があるのか否か
ドラマ版におけるハーシェルの展開、この原作だとアレンが足を噛まれてましたが、噛まれるキャラは
違えど噛まれた事でリックが足を切断してゾンビになるのを防ぐ、という展開は同じ。
ただ、残念ながらアレンに関しては恐らく出血多量が原因で死ぬ事になってしまいましたが、この事で
ドラマ版みたいに「噛まれても素早く切断すれば変化しない」かどうかが分からなくなってしまった、
というのは今後を考えると結構大きい展開ですよね、割りとマジで大きく左右する出来事。
基本的には医療設備等の関係で結局アレンのように出血多量で、となってしまうのが普通でしょうけど、
助かるのであれば文字通り死ぬレベルの痛みを我慢してでも切断するものの、結局意味が無いのなら
死ぬ前に余計な痛みを味わいたくは当然無いので、この切断が変化を防げるかどうかの確認すら出来ず、
というのは結構大きな出来事だなと思いました、そのせいでリックが鬼のように見えてしまうという。

▼リックまさかの負傷
負傷なんて生易しいレベルの展開ではないんですが、指一本とかではなく右手をまるごと切断。
これに関してはドラマ版を見ているかどうかは問題ではなく、正直まさか主人公の身にそんなシャレに
ならない不幸は降りかからないだろう、という安心感がどこかにあって読んでいるだけに衝撃でした。
ただでさえリックは1巻でドナ達を死なせてしまったという精神的負担を味わったのに、追い打ちで
今度は自分自身の身にシャレにならない被害が訪れるという、なんというエグイ展開。
この漫画の場合、文字通り容赦なくエグイ展開が繰り広げられるので、例えばリック達が総督達に
抑えこまれた後、ミショーンがレイプされてしまったように、ひょっとしたら最悪グレンが殺される、
という不安などは読者が考えても、まさかリックの右手が切断されるなんていう展開はあまりにも
予想外だったので、ページをめくるなり「!!?」という感じでした、そこまでやるかと。

▼ミショーンによる総督への熱い仕返し
仕返しなんていう生易しい攻撃ではなかったですが、これがもう最高に溜飲の下がる思いでした。
むしろ日本の漫画だと、実際紙面に載せれるかどうかという規制の問題以前に、そもそもここまで
やってしまえ、と考えれる事がほぼ無いのではないか、というぐらい熱いお仕置きで良かったです。
「もっとやれ」とか思ってるようでは逆にヤバイと思うんですが、縛り上げた総督へ思いつく限りの
拷問を仕掛けるミショーンの展開は見ていてニヤけてしまいました、正にざまぁみろと。
ただ、当然こんな拷問したりされたり、という体験をした事のある人なんてそうそう居ないので、
仮に自分がこの立場に立ったらどうするか、というのは中々考えの及ばないところですけど、
読者視点で言えば、拷問しまくった挙句に最後トドメを刺すかどうか、は難しいところですよね。
漫画的な展開で言えば、ここまでしても恐らく総督は生きていて3巻で刑務所へ復讐に来る、
というのが王道展開だと思うんですが、実際生きているかどうかは別にして、生かしたままだと
復讐に来る可能性もあるので、読者視点で言えば極力トドメを刺しておくのがベストですよね。
或いは、誰にも知られず永遠に監禁出来るような場所を確保しているのであれば、よくある
やり方ですけど一生死なないように水と食料だけは強制的に供給させて永遠に生かしたまま、
という別の意味での拷問を続けるというのも熱いんですが。

▼マルティネスの裏切りはやられた
実際には裏切りというより、総督の事は完全に見限っていたようなので、マルティネス自身が
語ったように、ウッドベリーに居る市民の為を思って刑務所から逃走したんでしょうけど、
これは個人的にもやられたなと思いました、リック同様完全に逃亡を手助けして、戻ってきた際に
刑務所がゾンビで溢れかえっていたのに掃除の手伝いをしてくれたりと、ここまでは完全に味方の
行動になっていただけに、無意識レベルで「彼はもう仲間だろう」と思い込んで読んでいただけに、
姿が見えずマジで逃亡していた、という展開にはやられたなと。
と同時に、これでこそウォーキング・デッドであり、その事をいち早く察知したリックが一人で
消しに行くというのが、またリックの精神崩壊に一役買ってしまうという悲しさ。

▼リックがドラマ版よりも冷静な描写が多い
ドラマ版と違い「いずれ俺の判断に皆は疑問を持ち始めるだろう」というセリフに集約されているように、
この原作のほうがドラマ版よりも冷静に判断して行動しているな、という描写が多いのも特徴だなーと。
例えば委員会設立の経緯なんかもそうですけど、ドラマ版だとS3~S4の間に設立してリックは外れる、
という、正直制作側にしてみれば楽で、視聴者にしてみればかなり不親切な作りになってましたけど、
原作だときちんとデールからどういう理由があって委員会を作る事になったか、の経緯が描かれて、
リック自身も納得しているので、これもまたイイ意味で原作ならではだなと。
仮にこれがドラマ版だと、原作同様リックは委員会の設立を受け入れるでしょうけど、ドラマ版の描写だと、
場合によっては「好きにしろ」的な感じで投げやりに受け入れた、と思えるような下地が出来ているので、
冷静な原作だからこそ出来た描写というか…まぁ、ドラマ版はドラマ版で、原作以上に成長している
息子のカールから「もうリーダーをやらなくてもいい」と言われているので、これはこれでイイですが。

▼感想まとめ
ゾンビ映画のお約束で、中にはゾンビの脅威を最後まで描く作品もあるものの、基本的にはゾンビよりも
そういう極限状況下に置かれた人間のほうが怖い、という展開にシフトする作品のほうが多いのが現状で、
嫌な言い方をしてしまうとこの漫画も結局ソッチ方面か、という感想をどうしても抱いてしまうのが
総督の存在なんですが、そういった略奪者の中でも、総督のクレイジーっぷりは群を抜いてるので、
その辺りの描写は非常に良かったなと思いました、いきなりリックの手を切断するとか異常極まりない。
ドラマ版のようにウッドベリーの住民や、偶然出会ったアンドレア達に対して紳士的な態度を取りつつ
裏では異常な人物、というのも二面性があって良いものの、これも失礼な言い方をすればありがちな設定。
そんな中、出てくるなり主人公の手を切り落とすわ、まだ登場したばかりで、恐らくは戦闘要員として
今後頼りになるキャラになるんだろうな、と思われたミショーンをレイプしまくるわと鬼のような敵。
正直この状況でよくグレンが殺されずにすんだなと安堵するしかないという。

展開自体は先んじて見ていたドラマ版と、この2巻の時点ではまだそこまでの差がないので3巻以降が
楽しみになってきたな、という感じなんですが、展開の速度自体は1巻より遅く、前述のように結局人間か、
と感じてしまう部分はありつつも、展開自体が面白く、なおかつドラマ版よりもエグさが上で、しかも、
どちらかというとドラマ版よりもこの原作のほうが「そらそういう展開になるよな」と納得出来る部分が
多いので、むしろドラマ版を先に見ているほうが面白く感じれるのではいか、と思いました。
先に原作を読んでいると、ドラマ版はドラマ版でケーブル局の放送とはいえよくここまで出来るな、
と思えるクオリティを保っているものの、それでも原作に比べれば遥かにヌルいと思えてしまうので、
その辺りを考えると、むしろドラマ版を見てから原作を読んだほうが楽しめるのでは、と思えてきました。
2015-01-24 : 漫画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

ウォーキング・デッド 第01巻



ウォーキング・デッド 第01巻

作者:ロバート・カークマン
翻訳:風間賢二
価格:¥3,240 (2015.01.18時点)
発売日:2011.10.13
日本でも人気のある海外ドラマ、ウォーキング・デッドの原作である漫画、勿論原書ではなく翻訳された日本版。
収録されているのは原書ペーパーブックの1~3巻、元の英語は当然未掲載なので翻訳の良し悪しは不明。
読む予定は無かったんですが、最近ドラマ版のほうをS1から一気に見直したり、2012年のGOTYを受賞した
ゲーム版をプレイしたり、個人的にテンションが上がっている状態だったので、よし原作も読んでみよう、と。
ドラマ版に関しては2015年開始時点で放送されていたS5の前半終了までを視聴済みの状態です。
アメコミに関しては実はこのウォーキング・デッドが個人的には初アメコミなので、何かと驚かされました。
折角ウォーキング・デッドの1巻を購入したので、ウォーキング・デッドに関してはこの先も翻訳された日本版を
購入して感想を書こうと思うんですが、1巻目の今回に限り、ちょっと日本の漫画とアメコミの違いの感想も。
ドラマ版との比較感想なんかもあるので、基本的にはネタバレ有りでの感想になります。

▼日本の漫画との違い
前述のように、まず本のサイズに驚かされました、デカい、ゲームなんかの設定資料集並にデカイという。
この大きさに驚かされたんですが、日本人からすれば、日本の漫画の場合だと右から左に読む形式ですけど、
アメコミの場合は逆に右めくりで左から右に読んでいく形式で、当然コマも左から右なので、単純にコレがまず
違和感を感じるでしょうか、日本でも、例えば有名なところだとファミ通なんかに掲載されている漫画は
この形式なので、そういう意味ではそこまで違和感は無いんですが。
そして個人的に最大の違いを感じたのは、これは日本とアメリカのみならず、当然国によって培われてきた
文化等が全く違うので、アメリカにおける漫画としては勿論これが普通で本来の形なんでしょうけど、
日本人の視点で見ると、セリフが非常に多いなと思いました、一度の会話で一気にセリフとして進めるというか。
例えば相手の「なるほど」だったりの相槌が入らず、極端な例を上げれば「この前こういう事があって、
こういう事件が起きたんだ。それでアイツが割り込んできてこんな展開になった。俺はこうしたほうがいいと
思ったからこういう風にしたらこんな結果になって参ったよ。アイツはなんであんな事をしたんだろうな。
俺には考えても答えがわからなかったけどアイツにはアイツなりの考えがあったはずなんだ。その数日後
アイツが姿を消したって連絡があったんだよ」とかの内容を一つのコマの一つのフキダシで一気に喋る、
といったケースが多いので、これが非常に特徴的だなと思いました。
イイとかの悪いとかの問題ではなく、他にも何か物事が起きる際の「間」も無いので、次のコマになったら
いきなり誰かが食べられてた、といった感じで、慣れるまでは色んな意味で戸惑う事が多いだろうなと。
逆に言えば、前述の会話ならそこで一気に完結しますし、とにかくスピーディに物語が展開するので
テンポは非常に早いですし、間延びせずにすむので、これはこれで意味のある表現技法だとも思いますが。
なんというか、ニュアンス的な事なので伝わりにくいかもしれませんが、例えば普通の小説や、ナルニアを
初めとしたファンタジー小説でもなんでも構わないんですが、そういった海外製の小説をそのまま
漫画にした、という印象を受けました、極端さを無くしたジョジョなんかをイメージすれば分かりやすいかも。

▼ドラマ版とは展開や設定が違う
海外の記事を中心に色々と紹介されていたので原作を読む前から聞いてはいましたが、実際読んでみての
感想はというと、確かに結構違う展開だったり設定だったりが用いられているので、面白い試みだなーと。
しかもドラマ版のほうも原作者のロバート・カークマンが担当されているようなので、ある意味どちらも公式。
原作とドラマ版、展開や設定は個々様々に好みがあるのでどちらが良いとは一概に言えないものの、
確かにこういう形式のほうがファンにしてみれば一番ありがたいでしょうか。
共に原作者が担当してくれているので質の低下を心配しなくていいですし、しかも原作とドラマ版、どちらを
先に読んだり見たりしてもキャラクターの生死だったりに関するネタバレを心配しなくてもいいですし。
強いて原作のほうが明らかに良いな、と思えたのは細かな描写でしょうか。
ドラマ版のほうが一つ一つの出来事を丁寧に描いているので…よく言われるように、はっきり言ってあまりに
展開が遅いですし、振り返った時に「このエピソード必要か?」「この展開に1話丸々使う必要あるのか?」
という疑問を感じる事は正直多いんですが、そういった時間を使えるドラマ版よりも、意外というか、
当然最初のウォーキング・デッドな事もあり、例えば人間と違って血が巡っていないので冬場は早く凍る、
誰もが疑問に思いつつ流石に突っ込めない出来事ではあるもののローリのお腹の子はシェーンの子では、
こういった情報量はこの原作である漫画版のほうが多いので、この辺りは良いなと思いました。

▼逆にドラマ版のほうが良いなと思った展開
原作だと「徘徊者たち」という単語も登場していましたが、この辺りは何かとややこしくなるので、
ドラマ版のように「ウォーカー」だったり「バイター」だったりで統一しているのは良いなと思いました。
それで、個人的に最もドラマ版のほうが良いなと感じたのはハーシェルの農場でしょうか。
特に納屋のウォーカーを全滅させるシーンに関しては、ドラマ版だと単純にソフィアの死という非常に
インパクトのある出来事が用意されているものの、そもそもの「納屋を開ける」の展開。
ドラマ版だとシェーン一人が悪者にされてしまっている側面はありますけど、全体的にはドラマ版のほうが
自然な流れかなと思いました、原作のハーシェルがあまりに純粋すぎる、というのもあるとは思うんですが。

▼シェーンを殺しなおす展開がイイ
ドラマ版はドラマ版でシェーンを刺し殺した後のリックの「お前が悪いんだ!」という言葉や咆哮、
その直後にシェーンがウォーカーになって蘇った事で「噛まれなくてもウォーカーになる」と確信する、
それらの重要な要素もありましたけど、個人的にはこの原作の展開のほうがイイというか、熱いなと。
ドラマ版と違って疾病対策センターへ行く展開が無いので、全員感染してるという事を知る流れが違い、
その関係で、リックがアトランタ近郊へ戻って墓を掘り起こしてシェーンの頭部へ銃弾を撃ちこむと。
リック自身も言っていたように、これはリックが単身戻って一人で確かめなければいけない出来事で、
シェーンのゾンビに対してリック自身多くは語らなかったものの、ドラマ版同様シェーンもゾンビ化した、
という事でやはり「噛まれなくても既に感染しているらしい」と判明し、更にジュリーのゾンビ化が
シェーンより早かった、という事で死後のゾンビ化には時間の個人差があるとも判明。
どういう経緯があったにせよ、リック自身が言ったようにシェーンは「いいやつ」で「親友」だったので、
その親友がゾンビになったまま自我もなく彷徨い続けていると分かっていながら放置は出来ない、
なのでリック自身の手で安らかにしてやる、けど墓に埋めてやる気はない、というこの熱い友情が。

▼リックのミスで死人が出る展開がエグすぎる
個人個人の危機管理の無さが招いた結果でもあるので別にリックに全て責任があるわけではないものの、
ドラマ版でリックが壊れ始めるのは、明確にはシェーンを殺した事で壊れ始めたと思うんですが、原作だと
シェーン以外の人間が何か問題のある行動を起こした、という展開はまだないので、そのせいもあってか
少なからず油断はあったんだろうなーと、田舎町の保安官という事で本人も言うように普段の仕事も平和。
その結果、一晩無事に過ごせた事もあってゴーストタウンが100%安全と思ってしまいドナが死ぬ事になり、
刑務所の安全を確保したものの囚人まで無害だと思い野放しにした事でレイチェルとスージーまで命を、
という、前述のように別にリック一人の責任ではないものの、ドラマ版と違い、原作のリックは何度か
自分がリーダーであり決定を下し、皆の安全を守る立場にある、と口にしているので、そういう立場に
ある以上は守らなければいけなかったのにミスをして死者を出してしまった、という展開が非常に重い。
特に後者の二人は、そのまま農場で暮らしていても命を落とす事になったかもしれないものの、
少なくとも刑務所での死に関してはリックがハーシェル達を招いた結果起きた事なので、これは辛いなと。

▼感想まとめ
1巻に関してはまだ比較的ドラマ版とも極端な差があるわけではないものの、先にドラマ版を見ていると、
色々な違いを感じられるので、まずソレが面白いなと思いました、比較の楽しさとでもいうか。
やはりドラマ版を見ているとシェーンが想像以上に早く退場する事に驚かされますし、ディクソン兄弟不在、
タイリースが初期から加入していた、ドラマ版でも終わってるローリが原作だと別の意味で更にひどいetc
ローリに関してはドラマ版のシェーンの役割も兼ねているような感じですが、内容的にはドラマ版が
あまりにも展開が遅いのに対して、当然ながら原作のほうは割りと展開が早いのでテンポが良いなと。
あと、これは人によって感想が違うと思いますが、個人的にリックが壊れていく様子は、ドラマ版のほうが
話数と時間をかけて描いてるので丁寧なはずなのに、原作のほうが壊れる様子が分かりやすく、同時に
「これは壊れるわ」というのが分かりやすかったかなと思いました。
同様に、原作のほうが、これは漫画で一気に詰め込む事も可能な兼ね合いで、情報量の多さからくる
分かりやすさや各々の精神状態の揺れ動きが丁寧に描かれているなーと、ドラマ版も時間をかけているので
丁寧は丁寧なものの、一話辺りの展開が遅すぎて、リアルタイムで一週間に一話、のペースで見ていると
集中力等の関係で伏線なんかを忘れている事があるので、一気視聴ではなくリアルタイム視聴だと微妙。
とりあえず、ドラマ版と細部の展開が違うとはいえ流れは同じだったので、ドラマ版を見ている場合、
恐らく展開自体を楽しめるのは3巻辺りからになると思うので、この先も楽しみに読みたい限りです。
2015-01-18 : 漫画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
ホーム

プロフィール

ざくろ

Author:ざくろ
現在プレイ中のゲーム
据置機 バイオハザード リベ UE
携帯機 
zakuromt@yahoo.co.jp

ツイッター

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索フォーム

今月鑑賞予定映画

10.7 ブラッド・スローン


10.13 猿の惑星:聖戦記


10.13 アナベル 死霊人形の誕生

10.20 アトミック・ブロンド


10.27 ゲット・アウト

今月のオススメ

個人的オススメ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

来客者様

フリーエリア