ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

ゲーム・オブ・スローンズ S7 第06話 「Beyond the Wall」

良い意味で相変わらずとんでもない量のイベント盛り沢山のエピで最高の内容でした、S7は凝縮されてて凄い。
キャラクター的には何気にソロスが折角S7で再登場したのにほぼ見せ場も無いまま死ぬというまさかの展開が
用意されていたわけですが、今回はジョン達が尋常ではない危機に陥ったり、ジョンもトアマンドも不死身にも
程がある無敵さを発揮したり、援軍に来たデナーリスがカッコ良すぎて鳥肌モノだったり、遂にドラゴンが一頭
撃墜されてしまったり、色々アリアが怖すぎてヤバかったり、陳腐な表現で恐縮ですがもう凄いエピでした。

▼跪くべきなのかどうか
トアマンドはマンス・レイダーを「決して跪かなかった。ただそのせいでどれだけの犠牲が出たか」
とジョンに言ってましたが、確かにそういう側面を考えると、これもまた上に立つ者の難しいところですよね。
実際デナーリスの場合は高圧的に思える言い方で反感を買いやすいので、それこそ売り言葉に買い言葉で
拒否する相手のほうが多いでしょうけど、デナーリス自身も言ってたように、トップとしてのプライドよりも
優先するべきは自分が守るべき民なので、仮に跪いた事で民から罵声を浴びせられる事になろうと、それで
協力体制を築けて結果的に自分が苦渋を舐めれば民を助けれる、という結末が待っているなら、それなら
跪くのも選択肢としては有りなんですよね、今回の事を考えればトアマンドは理解してくれるでしょうし。
とりあえず今回ラストの感じだと、ジョンは跪いたというよりもデナーリスとの協力を自ら提案して、
デナーリスもその申し出を嬉しく思い、別に跪くとかではなく共に脅威と戦おう、という感じでしょうか。
狂王の娘に跪いた、となると、どうしても野人以外からすると実際は色々思うところもあるとは思いますが。

▼手紙の件で緊張が高まるスターク姉妹
S1終盤でサーセイに書かされた手紙に関してサンサは「子供だったの」と言うも、アリアは表情を一切変えずに
「私もだけど家を裏切るなら死を選んだ」と返答してましたが、実際アリアなら意固地な性格で、とかではなく
マジで死を選ぶでしょうけど、良し悪しは別にして、サンサなら死にたくないとかではなく今でも恐らく
嘘の内容だろうと脅されたら書くと思うので、この辺りはもう根本的な二人の性格の違いでしょうか。
こういう手紙は何かしらに利用されてしまうのが分かっているので、極端に言えばラムジーに囚われた時も
アリアなら自分の存在が北部にとって不都合に利用されるぐらいなら自決するでしょうけど、サンサは耐えると。
ただアリアも言うように、ジョンなら正直サンサの行動を許すでしょうし、ブランも、それこそロブが今も
生きていればロブですら許すと思うものの、それでも当然アリアとしては許せず今回二人の仲に完全な亀裂が。

▼なのに溝を自ら広げるサンサ
ただでさえ手紙の件で非常に宜しくない空気になっていたというのに、サンサは聞かれてもいないのに
「この城を取り戻したのはジョンじゃない。私のために来た谷間の騎士たちよ」とドヤ顔でアリアに宣言。
勿論これは完全に事実で、ジョンはあのままならラムジーに敗北してたので、サンサがベイリッシュ公に助力を
求めなければ負けてたのは事実ですし、実際ウィンターフェルを取り戻せたのは結果的にサンサの功績が甚大。
ただこの流れで、サンサがアリアにそれを言うのはもう最低というか、手紙の話をしてるのに何故別の話を
してまで自分の優位性を保とうとしてるのか頭が痛くなりますし、マジでS1で初登場した時の、脳みそお花畑の
子供の頃から何も成長してないうえに、典型的な「私は悪くない」の態度で印象最悪というか。
二人の仲違いはベイリッシュ公の企みによるものでしょうけど、それでもサンサがロブに宛てた手紙の存在は
事実なわけで、サンサとしてはだからこそ焦ったうえに、あまりに咄嗟の事で上手い言い訳も出来ずにアリアと
問答を繰り広げてしまったとは思うんですが、手紙を見られて完全に余裕が無くなっていたのを踏まえても、
前回まではベイリッシュ公をきちんとまだ警戒していたのに、今回は完全に頼り切って相談までしてしまう始末。
挙句に助言を全て聞き入れて完璧に誘導というか、行動自体操作されてる状況で、なにをやってるんだと。
個人的にはどうしてもサンサはS1の頃から好きになれないので、こういうサンサが不利になる展開は正直
見ていて何かと面白い部分もあるんですが、サンサ自身も言い訳でアリアに使っていたように、今にもサーセイや
ホワイト・ウォーカーの脅威が迫っているこの状況で、何を自ら内輪揉めを拡大させてるんだと。

▼サンサが真のクズ
サーセイからの招待に対してブライエニーを行かせたのは、これはまぁそもそもサーセイはジョンに宛てた
招待状として書いていたでしょうから、仮にも城代のサンサが行くわけにもいかないので代わりの人物を立てる、
或いは今回は行かない、のどちらかなので分かるものの、恐らくはアリアと問題が起きた時にブライエニーが
居ては邪魔になる、との目論見から行かせたでしょうから、もうそこがクズ極まり無いというか、ただでさえ
サーセイの元に行けばブライエニーが殺される可能性もあるのに、マジで自分の事しか考えていないというか。
単純なファン目線で言えば、これで間違いなくジェイミーとブライエニーが再会出来るので二人がどういう
会話を見せてくれるのか楽しみですし、サーセイにしてもブライエニーはジェイミーを…残念ながら無事にとは
いかなかったものの、それでも再び王都へ届けてくれた恩人なので、流石に殺しはしないでしょうから、
次回がシーズンファイナルというのが怖いものの、それでも二人の再会は楽しみなところです。
展開的に嫌なパターンで言えば、サーセイがブライエニーを傷つけてジェイミーが遂にサーセイを見限る、
とかの展開もありそうなだけに、二人が傷つく展開だけは避けてほしいところ。
サンサのほうで意外だったのは、サンサが「サー・ジェイミーは傷つけたりはしない」の件でしょうか。
少なくともサンサとジェイミーは、映像上では王都での接触がほぼ無かったので、いわゆる視聴者が見ていない
場面で紳士的な対応をしてくれていた、S1以前の当然紳士だったであろうジェイミーしか知らない、この
どちらかの印象から「サーセイと違ってジェイミーは大丈夫」のイメージなんでしょうけど、双子の姉の
サーセイや、その息子のジョフリーにあれだけ虐げられたのに「ジェイミーは大丈夫」の発言が意外というか。
とりあえず、極めつけのサンサのクズ行動としては、仮にもジョン宛てに届いたであろう手紙をいきなり焼却。
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2017-08-21 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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エージェント・カーター S2 第07話 「モンスター -Monsters-」

今回は久々にペギー大失策という感じの内容でしたけど、意外と好印象だったのはホイットニーでしょうか。
ウィルクス博士を拉致しようとした際、止めに入ったアナを排除するわけではなく話し合いでなんとか解決、
という行動に出たのが意外で、同時に無関係の人間に関しては基本的に巻き込みたくない、というむしろ
イイモン側の行動を取っていたのが印象的でした、結局銃撃してペギー達の足止めに使ったものの、
いきなり実力行使に出なかったのは少し意外だったなーと、しかも仲間の銃殺行動をわざわざ止めてまで。

▼ペギーはどちらを選ぶのか
勿論今後出会う人物と結ばれる可能性もあるわけですけど、現状だとスーザかウィルクス博士。
場所限定とはいえ、遂にウィルクス博士が実体化して、色んな感情が爆発した事もあってかウィルクス博士は
自らペギーにキスをして、ペギーも拒否はしなかったもののその後は若干気まずそうな感じ。
珍しくジャーヴィスが「こうなるとスーザ支局長との事が問題ですねえ」と攻めてきましたけど、マジで
どちらを選択するんでしょうね、前回スーザが婚約破棄したと知っていながら良いムードになっていたので
気持ちとしてはスーザなんでしょうけど、気まずそうにしたとはいえ今回ウィルクス博士を拒まなかった事実。
ファンサービス的な意味合いで言えば、この場面でこの会話をした相手はジャーヴィスであってハワードでは
ないので仕方ないものの、出来ればここで、王道での「スティーブとの事はようやく気持ちに踏ん切りがついた」
的なセリフを言ってほしかったかなーという気も、もうスティーブへの想いはS1で終わらせたわけなので、
そういう意味ではペギーも恋愛面で前に進む事も出来るので、そういう事も前向きに考えたい、的な感じで。
2017-08-20 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ゲーム・オブ・スローンズ S7 第05話 「Eastwatch」

今回は派手な戦いが繰り広げられた前回とは違い、今後に向けての前哨戦という感じで比較的静かなエピ。
キャラクター間の絡みとしてはS3以来となるジェンドリーの再登場や、ティリオンとブロンはまだ繋がりが
あったり、ティリオンとジェイミーの再会を中心に、色々見どころ満載ではあったものの、前述のように
前回が派手すぎた事で相対的に大人しい印象を受けたエピソードでもあったかなという感じ。
S8も含めて既に残り話数が少ないので、尺を使うレベルの大掛かりな展開というのも流石に無いとは
思いますが、暗躍するアリアの上を行くベイリッシュ公や、北の女王になろうと目論んでいるサンサなど、
あまり翌シーズンに持ち越さずに、出来れば今シーズンでこの辺りは結末まで見たいなーと。

▼服従か死か
前回の戦闘で生き延びたサーセイ側の兵士達に対し、跪いて配下になるか、サーセイの配下である事を
選んでそのまま死ぬか、どちらか好きなほうを選択しろとデナーリスが求めて、結果的にサムの家族が二人
ドラゴンの炎で処刑されて、その光景に恐怖して残りの死を選んだ兵士も跪いた、という最初の展開。
ティリオンはギリギリまで処刑回避を提案してましたけど、これはどうでしょうか、個人的にデナーリスは
あまり好きではないものの、この件に関してはデナーリスに賛成というか、問題無いのではないかなーと。
「自らの意志で妥当サーセイに力を貸してほしい」ではなく相変わらず「跪け」なのは高圧的ですし、
実際今回のように無理矢理恐怖で従わせていては結局狂王と同じやり方になってしまうので、そういう
意味では良くないものの、今回のように「自由に好きなほうを選んでも良い」で二人は名誉の死を選んだ、
の流れなので、個人的にこれは別に問題無いんじゃないかなーと。
ここでティリオンの言う投獄の選択肢を与えるのも悪くないとは思いますが、悪い意味での情が見えるというか。

▼不覚にも読めなかったジョフリー殺害の理由
オレナがジョフリーを殺害したのはS4での毒殺直後から露骨に挑発してるような描写も多かったので、
これに関しては割りと分かりやすかったものの、そういえば何故オレナがジョフリーを殺したのか、
をちゃんと考えた事は無かったんですが、確かにジェイミーが言うようにジョフリーとトメンなら誰がどう
考えてもトメンのほうが制御しやすいので、それが理由でのジョフリー殺害でしょうか。
勿論、単純にジョフリーのような男にマージェリーを渡したくない、という単純に祖母としての気持ちも
あるとは思いますが、理由に優先順位を付けるなら、確かにトメンのほうが、での殺害が妥当だなーと。
当時見ていた際のジョフリー殺害は、正直誰がどう考えてもジョフリーは殺されて当然レベルの横暴な態度を
取っていたので「何故殺されたのか?」はわざわざ考えませんでしたし、オレナが殺したにしても深い理由を
考えなかったので、不覚にも盲点でした、当たり前ですがちゃんと理由があっての殺害だったんだなーと。
2017-08-15 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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コープスパーティー Book of Shadows



コープスパーティー Book of Shadows アンリミテッド版 スペシャルエディション [Blu-ray]

監督:山田 雅史
出演:生駒 里奈
価格:¥4,800 (2017.08.14時点)
時間:86分

発売日:2017.01.11
NetFlixで視聴、映画版の前作を視聴した時同様、ゲーム版は未プレイなので再現度等は不明。
内容としては意外と珍しいモロに続編という形で、前作未見の方に対する劇中での説明や紹介等は無く、マジで
文字通り完全に続きモノの展開になっていて比較的珍しいなと思いました、そのほうがテンポもイイんですが。
展開的には王道の、皆を助けに戻った事で何名かは助けれたものの本来なら死なずに生存した人物が犠牲に、
という王道の展開で終わりを迎えるのかと思いきや、そんなに上手くいくはずもなくもっと強烈なオチが最後に
待っていた、というこれまた最近では珍しい終わり方で印象的でした、良い意味で裏をかかれたというか。
今回は前作に比べて各々演技力が向上しているのが目に見えて分かって良かったですし、新キャラのひのえ、
彼女が衣装も含めてかなり良い雰囲気をまとったキャラで良かったです、もうちょっと活躍が見たかった。

▼知っているからこその油断
今回直美達が再び天神小学校へ戻ったのは、ゲームで言えば強くてニューゲームや2周目に相当する状況で、
少なくとも自分達が逆打ちで脱出した瞬間までに関してだけは、どのタイミングでどんな出来事が発生するのか、
を完全に理解している状況なので、不意に用務員と遭遇して出会い頭に殺される、などの不運でもない限りは
基本的に上手く立ち回れる状況なものの、逆にだからこその油断も発生する展開だったのが面白かったです。
一応「どの瞬間に戻れるか?」が分からないので、再スタートの時点では運の比重があまりにも強いものの、
どこに児童の骨があるか、どこにサチコの遺体があるか、という本来なら最も迷う部分が予め分かっているので、
だからこそ直美もあゆみも簡単に戻る事を決断した側面も少なからずあったと思いますし、何よりも時間の
問題で、戻っても早く行動しなければ皆がまた殺されてしまう、という焦りもあったとはいえ、直美なんかは
戻った直後に、前回とは違い保健室で児童が現れなかったので、既に前回とは何かが変わっている可能性、
という点にも注意を払うべきではありましたよね、幸か不幸かこの件は今回関係無かったものの。

▼致命的になってしまった行動選択
前述の知っているからこその油断というか、既に建物の構造をある程度理解している事で、サチコ成仏後、
教室へ戻る際に前回とは違いあゆみが近道を選択し、その過程で直美が物音を聞いて刻命達を発見。
劇中での描写が仮に全て正しかった場合、この「本来近道になるコースを選んだ事で結果的に時間がかかった」
これが原因で成仏したサチコから双子のさちが現れ逆打ちが失敗に終わってしまう、という展開になったので、
近道を知っているからこそ選んだのが結果的に逆打ちの失敗になってしまい、更に近道をした事で直美が
物音を聞いて刻命を発見してしまい、不幸にも前回の天神小学校での出来事同様結局殺された同級生達は全員
過程こそ違えど死ぬ事になり、最終的には犠牲者まで増えてしまう事になった、というのがなんとも…。
この場合気になるのは刻命達の存在でしょうか、さちに関しては文字通り時間がかかったからこそ現れた、
でいいと思うので、極端に言えば前作でももう少し時間がかかれば出現したと思うんですが、刻命達はどうか。
お互いマジで悲鳴等も聞いていなかったようなので、上手い具合に会わなかったようですから、或いは前回も
刻命達は天神小学校内に居て、単純に前回はお互いの行動範囲的に遭遇しなかっただけかもしれませんが、
王道で言えば「イレギュラーな存在である自分達の再来訪で別の怪異が発生しかねない」に相当して、
本来なら別のタイミングで幸せのサチコさんを行い天神小学校へ召喚された刻命達と運命が交わってしまった、
とかがタイムトラベル物的には妥当な感じでしょうか、前回は他の生徒が居る伏線すら無かったですし。

▼「一度決まった死からは逃げられない」
数多くの作品で試みられたように、過去に戻って誰かを救おうとしても、結局死ぬ運命にあった人々なので、
結局同じ死に方、或いは死なずにその場は生き延びても必ず死ぬ事になる、というのと同様、この作品でも
なんとか死亡を回避した世以子達も結局全員死んでしまうという悲劇に見舞われたましたが、個人的に
気になったのは、前回死ななかった直美とあゆみ、同様に今回の開始時点で生存していたあゆみの姉ひのえ、
あゆみに関しては死亡した確定描写が無かったもののラストの教室ではああいう形で登場していたので、
基本的には残念ながら死んだという事でいいと思うんですが、前回死ななかったあゆみが死に、当然現実世界で
普通に生きていたであろうひのえまで死んだ、というのが気になる部分でしょうか。
この手の「死んだ人は必ず死ぬ」の作品だと、王道ですが「逆に言えば前回死ななかった者は絶対死なない」
の運命を持っているとも言えるので、それを逆手に取って大胆な行動をする人物も居たりしたものの、この
映画では前述のようにあゆみ達が死んだわけなので、これが結構厳しいところですよね。
世以子達のように死んだ者は必ず死ぬ流れになっていたのに、死ななかった者も行動次第では死ぬ事になる、
というむしろ生存者にのみ不利なルールになってしまっているので、何気に目新しい設定というか。
少なくともあゆみとひのえはこの事件終了後本来は半年生きていたはずなのに過去で死ぬというまさかの流れ。

▼直美が成長しまくり
正直前作では主人公という以外に特徴があまり…という印象の強かった直美ですが、今回は半年が経過して、
自分の中で色々消化したり気持ちにケリをつけれた部分もあってか、成長を遂げていたのが印象的でした。
「私はこの手で世以子を殺した…」と、続く言葉であゆみが「それはサチコに操られて…」とフォローを
入れてくれたものの、理由はどうあれ自分には世以子殺害の責任があるとして切れ端の件であゆみを責める
資格は無いと言い切ったり、結局は承諾したものの皆を取り戻せるかもしれないとの言葉に「ダメだよそんな事」
と一度は否定したりと、冒頭から前作とは違い、あゆみも言っていたように強さを見せていたのが非常に印象的。
世以子と再会出来た時の喜びと安堵の入り混じった表情も良かったですし、助けれたはずなのに何故か首には
縄の痕が残っていて、少しでも早く元の世界に戻らなければ、と奮闘する姿も成長が感じられて。

▼あゆみも同様に成長
直美の世以子殺害はサチコによるものだった、というのが確定したとう事は、逆に言えば前作におけるあゆみは
どうやら何らかの悪意なりに侵されたわけではなく、マジで自分の意思で直美を意図的に天神小学校に
閉じ込めて自分達だけ脱出しようと画策した、というのも確定したわけなので色々アレかもしれませんが、
今更とはいえ哲志が戻れなかったのは自分が切れ端をすり替えたからだと告白し謝罪、残念ながら逆打ちは
失敗に終わってしまったものの、今度こそ直美に生徒手帳と切れ端を返すという悲願を達成。
この期に及んで再び切れ端だけは偽物を仕込む、とかやれば真実の畜生という事で中々評価も高まりますが
流石にそんな事はせず、直美にきちんと返し、ソレを受け取る直美の姿にも見ていて良かったと思える感じが。
極めつけは、少なくとも直美以外は全員時空の裂け目を通って確実に帰れる、と分かっている状況だったのに
哲志が直美を探しに行くというので涙を見せながらもそれに賛同した点でしょうか。
当然あゆみ自身も恐怖から早く帰りたかったでしょうけど、今回は哲志ではなく、恐らく直美の為に直美を
探しに行く、という選択をしたと思うので、これは本当に前作から考えると成長したよなーと。
最後命がけでさちを足止めしたのも王道ながらカッコ良かったものの、これに関しては残念ながら天神小学校へ
皆が行く事になる原因を作ってしまったり、最終的に前回哲志が犠牲になる原因を作ってしまったり、あゆみは
何かと原因を作ってしまっている部分があるので、最後は因果応報的に自分が犠牲になり誰かを助ける、
というのは展開的にも自然の流れだったと思うので、ココはあゆみの成長とはあまり関係が無かった印象。

▼刻命とかいう恐怖
不気味さという意味ではいきなり現れて教師を殺害、というインパクトを誇った用務員のほうが上ですが、
とにかく殺しまくる刻命は刻命でインパクトのある人物で中々良かったです、硫酸を食らっても死なないのもまた。
最後が逆にあっさり終わりすぎた気もしてアレですが、何気に描写されてない部分で勝手に想像した部分だと、
今回用務員が全く姿を見せなかったのものの、ひょっとして刻命が殺した、とかなんでしょうか。
直美が刻命達を発見する直前に「教室から声が聞こえる」と言うと世以子が「ヤバイ奴じゃないの!?」と
言っていたので、どうやら今回は用務員を回避して行動していたようで、用務員自体は存在していて誰も
トドメは刺していないようなので、となると刻命が殺したのかなーと。
用務員の斧をさちが持っていたので、さちが用務員の死体から回収したと考えると一応違和感も無いですし。
なんにせよ、前作は怨霊である被害児童やサチコという恐怖が主体で、それに対して今回は生きている人間で
対処しやすいはずが余計に狂気を感じさせる恐怖を振りまいていた刻命が良いキャラをしていて良かったです。
ホラー映画として考えた場合、正直刻命のせいで恐怖感は一気に薄れてしまった部分もあるとは思いますが。

▼哲志はマジでなんなのか
前作では直美もあまりコレといって役には立っていませんでしたが、それ以上に哲志はマジでなんなのか。
ゲーム版だともっと活躍の場があるのかもしれませんが、この映画版だと、今回はまだ唯一刻命の異変に気付き
先制攻撃を阻止する、という貴重な役割を担ったので、これだけで高得点ではあるものの、その後鉄パイプを
所持していて、明らかにナイフの刻命より射程面で優れていたのに攻撃を回避されたうえに一撃を貰う、
とかいうお前は一体何をやってるんだ的な迂闊行動を見せたうえ、前作同様今回も岸沼がファインプレーで
傍に転がっていた硫酸を哲志に渡し、二人の協力プレーで刻命撃破という熱い展開のはずが、これは刻命の
生命力を褒めるべきですが、あの至近距離で硫酸を中途半端に直撃させた事で致命傷を与えれず、その結果
ひのえが殺される原因も作ってしまっているとかいう、マジで何の役にも…。
こうなってくるとどうしても批判的なイメージでしか見れなくなってくるんですが、哲志が直美にあまりにも
こだわりすぎなければ、少なくとも直美以外は全員一度現実へ帰還出来たいたわけですし、逆打ち失敗で
さちまで出現して焦るのは分かりますが「分かんないじゃないだろ!こんな事になったのも、篠崎があんな事を」
と前作とは違い露骨にあゆみに対して批判的な言葉を吐いたり、前作以上に今回は印象が悪かったかなーと。
あとは余談ながら、結局直美とあゆみは前作ラストで持っていた哲志の両腕を果たしてどうしたのか…。

▼感想まとめ
基本的に前作からのモロに続きという事と、直美達が予め展開を理解していて、逆打ち失敗後も突然出現する
児童や怪異ではなく狂気の刻命による犯行がメインという事もあり、ホラーとしての恐怖感やグロさは正直
前作より薄れてしまっていて残念でしたが、物語的には前述の「結局死ぬのではないか?」という見ている側の
不安が的中するのかどうか、という点でも楽しめたので、色々と面白い作品でした。
作品として見た場合は、死逢わせのサチコさんで異空間に飛ぶ、の時点で若干呪術的な要素はあるものの、
今回からモロに黒魔術的な要素が前面に押し出されてきた事で、人によっては微妙に感じる気がする印象も。
他作品の微ネタバレで恐縮ですが、POVホラーのRECが2で一気にそういう雰囲気になって「えー…」と誰もが
思ったように、ソッチ方面には進んでほしくなかった、とでもいうか。

あとは、今回伏線なのか編集や演出のミスなのかは分かりませんが、最も気になったのは児童の舌でしょうか。
繭を助けれず、舌入りの瓶を地面に落とすというか、廊下に置いたままの状態で岸沼があゆみを連れて逃がす、
というシーンでわざわざ瓶が強調されているようなカットだったのに、別に被害児童を供養していない展開が
あるわけでもなければ、これが原因でどうのこうの、とかも無かったのであのシーンはなんだったのか、と。
他にもツッコミ始めたら何故あゆみはまずひのえに相談しなかったのかとか、そもそも天神小学校の地下に
放置されているサチコの骨を何故ひのえが持っているんだ、とか色々ありますが、まぁそこは置いておいて。
物語自体は直美達が戻った事で犠牲者が増える最悪の結末に変わっただけ、という王道で良かったですし、
一応Book of Shadowsという黒魔術的な本を入手したので、やろうと思えば再び天神小学校へ戻る方法が、
とかで続編も作れると思うので、今後も続編が制作されるのであれば期待したいです。

2017-08-14 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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コープスパーティー



コープスパーティー アンリミテッド版(スペシャルエディション) [Blu-ray]

監督:山田 雅史
出演:生駒 里奈
価格:¥4,218 (2017.08.13時点)
時間:94分

発売日:2015.12.18
NetFlixで視聴、ゲーム版や関連するメディアミックス作品は一度も見た事がなく、この映画が初視聴。
正直なんとなく程度で見たんですが、個人的には思っていた以上に面白い仕上がりで良かったです。
雰囲気が出ていて良い意味で和ホラーの怖さや気持ち悪さが表現されていましたし、意外と容赦なく
惨殺されていく展開には素直に「おぉ~」と驚かされる場面もあり、短い尺のおかげで結構テンポも良く。

▼カメラアングルが非常に良い
終盤は既に解決へ向けての展開なので、主に中盤までの主人公達が襲撃されている状況でのアングルですが、
ホラー映画においては必須とも言えるこのカメラアングル、良い意味で「いかにもこれは画面に顔が映る」
「横を向くと同時にカメラもゆっくり横を向いて誰か居る」等を明らかに予想させるカメラアングルで、
これまた良い意味でそのお約束に答えてくれる作りになっていて、非常に良いカメラアングルが多かったです。
洋画のスプラッターホラーと違い、日本の場合この手の緊張感を感じる恐怖というか、こういう見せ方は
演出やカメラアングル一つで怖さの有無が違ってしまいますが、この映画においては何よりもカメラが
とにかく良かったなという印象です、特に中盤までは殺された児童が襲撃してくる事もあり、狭い場所や
少しの隙間しかない場所であってもひょっとしたら出てくるのではないか、という懸念があり、実際は
何も出てこない場面でも、完全にシーンが切り替わるまで緊張感を強いられる作りで上手かったなーと。

▼被害児童の怨念が強すぎる面白さ
殺されているのに面白いも何も無いですが、逆打ちで帰れるはずが被害児童の怨念が強すぎて失敗。
個人的にこれは非常に面白い展開だなと思いました、良い意味でゲーム原作だからこそ出来た展開というか、
例えば恒例の「そんな復讐をしても死んだAさんが喜ぶとでも思うのか」といったクソみたいな理論と違い、
この場合殺されたのは小学生という子供であって、当然殺された子供としては犯人に相当な恨みを抱いたまま
亡くなっていったでしょうから、大人とは違い、子供だからこそ怨念が強すぎるというのが面白いなと。
その辺りは劇中で言及されていなかったので個人的にそう感じただけですが、例えば大人であれば怨念が
強いとしても、むしろ現実世界の人間が運良く紛れ込んできてくれた事もあり、その人間達を殺そうと行動、
ではなく、自分を殺した犯人に復讐する為に力を借りるなり強制的に協力させるなりすると思うので、
そうはせず、理由が本人達の口から語られなかったので「何故そんな事をしたのか?」が描かれなかったのは
残念だったものの、黒幕のサチコ同様、主人公達を襲撃して殺そうとする、というのは面白い流れでした。

▼あゆみが非常に良いキャラをしていた
それぞれ見せ場や「この人物が居なければこの展開は無かった」という重要な役割は用意されていたものの、
正直主人公の直美、ヒーローに相当する哲志、正直この二人が他のキャラに比べるとあまり役に立っていると
言えなかったり、むしろマイナスな印象の残る展開しかなかったりしたのも含めて、余計にあゆみが魅力的に。
天神小学校へ飛ぶ原因を作ってしまったのはあゆみなので、そういう意味では戦犯レベルの大失態ですが、
物語上の重要な役割としても被害児童の舌を発見し、用務員に殺される危険がある状況下で音楽室まで行き
子供たちに舌を返し成仏させ、その過程でサチコが連続児童殺害事件の真犯人だと知る重要な役割。
児童の成仏を果たした事もあり、哲志の為の行動でしょうけど由香を探しに単身校内を探し回り、残念ながら
舌を切られてはいたものの由香を発見しサチコの元から保護、一度ではあるものの用務員の不意打ちを回避。
ココまでの展開だと、主人公の直美が哲志哲志と言うだけのキャラだった事もあり、むしろあゆみのほうが
明らかに主人公では、と思えるぐらい率先して行動して結果を出していただけに、単純に魅力的でした。
と同時に、直美がサチコに恐らく操られた事で世以子を殺してしまったように、もしかするとあゆみも少なからず
何らかの悪意に侵されていたのかもしれませんが、哲志への想いが強すぎるあまり、直美との仲睦まじい光景に
苛立ちを隠さず、逆打ちに必須の紙を偽り適当なノートの切れ端を渡すわ、本物の紙は秘密裏に燃やして
直美をこの異空間に閉じ込めようと画策するわと、この辺りの腹黒さもキャラクター的な魅力の底上げに。

▼全体的に不自然な迂闊さが目立つ
流れとしては、いきなり唯一の頼れる大人だったであろう教師が目の前で殺害されてしまい当然パニック。
散り散りに逃げてしまい、それぞれ逃げた先で多少落ち着いたとはいえ、それでも冷静に状況を整理出来る程
余裕は無かったと思いますが、それでもちょっと全体的に展開優先の不自然さというか、迂闊なケースが
目立ったのが残念だったかなーと思いました、高校生という年齢を考慮してもそれはないだろう、的な。
例えば直美が落とした生徒手帳を回収するべく世以子が行動した場面なんかは、明らかに殺人鬼が校内を
ウロついているという非常に危険な状況なのに、どこまで可能かは別にして世以子は寝ている直美をそのまま
一人で置いていき、これといって「こうすれば少しでも直美がここに居るとは分からないだろう」の偽装も
しなかったり、根本的な問題としても、お互い逃げたペア同士が殺人鬼に聞かれる可能性を考慮してるとは
思えないレベルの普通の音量で会話したり、暗くて死角の多い廊下の真ん中で立ち止まって会話したり、
壁を背にするとかお互い相手の背後を確認出来る状況で行動するとか、そういった警戒をあまりにしていない、
というのは流石に不自然すぎてむしろ見ている側の緊張感が無くなってしまいかねないので、演技が拙い、
は仕方が無いにしても、演出やカメラアングルが良かっただけに、この辺りをもう少しなんとか。

▼迂闊だった岸沼
悪霊としか思えない被害児童が存在したり、どう考えても小学生とは思えない腕力だったりを見ているので、
そういう意味では用務員も超常の存在的に思えてしまうものの、実際は体当たりを仕掛けると普通に転倒、
試してみないと確認出来ない事とはいえ実体があったわけで、最後も殺害が可能だったという展開。
相手は鈍器を所持しているわけなので、失敗したら即死級の攻撃を貰う可能性は極めて高いものの、意外と
対策さえ立てればなんとかなる相手だったわけなので、そうしなかったのは結果論で言うと迂闊だったなーと。
例えば終盤でのこの行動は、これまた完全に結果論ですが、直美哲志は由香の散策、あゆみ岸沼は音楽室で
児童を成仏、の流れで行動していて、残念ながら前述のように完全に結果論上等なものの、この行動中は
後者のあゆみ岸沼ペアが結果を出したのに対し、前者の直美哲志ペアはただ無駄に校内を探し回っただけ、
という結果に終わってしまったので、そうはせず4人で行動していれば用務員にも対処出来たでしょうから、
そう考えると岸沼は、由香が居なくて冷静さを欠くのは仕方ないものの、哲志が冷静に行動出来なかった為に
命を落としたとも言える結果になったので、色々迂闊というか可哀想というか。
実際用務員は飛び道具を所持しておらず、なんならコッチは適当に物を投げつけてもいい状況でしたし、
残念ながら岸沼は考え無しに真正面から攻撃を仕掛けてしまったせいで返り討ちにあったものの、一介の
高校生が命の危機に晒されているとはいえ流石に殺人はちょっと躊躇するので難しいとは思いますが、
最後は刺し殺したように、やってみなければマジで殺せるかは分からないものの、実際は殺害可能だったので、
マジでやる気になって、冷静に対処すれば十分撃退出来ただけに、迂闊な結果にもなってしまったなーと。
仮に哲志が居れば真正面から特攻して致命傷を貰う、という展開にもならなかったでしょうし。

▼感想まとめ
ゲーム版はPSPへ移植された際に購入を迷ったものの、結局プレイせず、実写映画化している事も全く
知らなかったんですが、偶然NetFlixで発見したので丁度イイし見てみるか、程度の気持ちで見たんですが、
思っていた以上にホラーとして良い仕上がりになっていたので楽しめました。
実際CGや俳優の演技レベル、グロ描写の見せ方や壁に叩きつけられて死んだ繭のようにそもそも映像的にも
よく分からないケースがあったり、決して満点とまでは言えなかったものの、個人的には面白い作品でした。
シナリオ自体は恐らくゲーム版の展開をそのままなぞっていると思うんですが、原作があるだけあって
サチコを巡る悲劇的な展開も可哀想であり、同時にここは実写化が功を奏して、2次元の絵で表現するゲームや
アニメと違い、実写だからこそ子供がああいう目に遭ってしまった悲劇性がより強調されていて良かったり。

言葉遊び的な「幸せのサチコさん」が実は「死逢わせのサチコさん」だったというのも良かったですし面白く。
展開としては何の罪も無い、ただ傘を持ってきただけの由香ちゃんが舌を切り取られるわ撲殺されるわと、
なんとも言えない後味の悪い展開もあったりでエグかったですが、最後は直美とあゆみが現実に戻れたものの、
意図的に紙を変更した哲志はやはり戻れず、で終わるのも良かったですし、スタッフロール後の展開で、
精神崩壊でもしたのか笑顔のままサチコと微笑み合う直美、という光景で終わったのもホラーらしくて良い感じ。
失礼ながら、ホント予想外に楽しませてもらえたな、という作品でした、良い意味で予想外に良かった。

2017-08-13 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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