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ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

7SEEDS 第12話 「処暑」

S1最終話、この尋常ならざるペースで進む物語を考えると全24話、或いは全30話ぐらいで一気に終わらせる、
というペース配分ではないかと思うんですが、色々感想はあるものの、このS1最終話に関してはある程度
上手くまとまっていたというか、全体的に丁寧な描写で展開されていて割と良かったかなと思いました。
ただ原作ファンとかは抜きに、あと10分あれば安居と涼が追放されて、一応キリ良く終われる状況だったのに、
これだけ展開を端折りまくった挙句に最後はキリがイイわけではなくクリフハンガーで終了、現時点では
S2の配信予定の目処すら告知無し、というのは流石にひどいのではないかなと思ったり。

▼「家路吹くけど、いいかな?」
ハルが予め小瑠璃に確認をしてから家路を吹いて、曲が聞こえた事で花はハル達に生存を知らせる。
一方で安居は過去のトラウマが蘇りまだ最終試験が続行中ではないかと困惑し、という流れでしたけど、
ここでわざわざ「家路吹くけど、いいかな?」とハルが確認するセリフを入れるのであれば、夏Aの展開を
描いている最中に、セリフでわざわざ「家路」と言わなくても構わないので、せめて背景音楽として
何度か家路を流して、安居なり涼なりにその旨の言動を取らせる展開を入れておくべきだった気が。
問題は無いですし、アニメ版だけを見ていても「あぁ、安居や小瑠璃が何か感じているという事は夏Aに
とってこの曲は思い出したくない曲の一つなんだろうな」と伝わるのは伝わるでしょうけど、そうではなくて、
安居にとってはトラウマが蘇って茂の生死すら判別出来なくなる程の刷り込みなので伏線として描いてくれよと。

▼相変わらず鷹の描写だけはマジで素晴らしい
とは言っても当然カットされている部分もあるので手放しで褒めるわけではないものの、今回も花が激流に
流されてしまい目の前から消えていく光景を見て、吹雪と美鶴のことを思い出して「僕を置いて行かないで!」
と絶叫する鷹が、これがもぅ相変わらず音声が付く事によってマジで泣ける演出になっていて最高でした。
意図的に優遇したり不遇な扱いにしているわけではないでしょうけど、まず間違いなく人気キャラ上位である
安居や鷹に関しては、アニメ化されて、声が付いた事で泣けたり気持ちが更に伝わってくる展開がしっかりと
再現されていて、こういう時はホント今回のアニメ化にも価値があったというか、魂の叫びで凄いよなと。

▼安居まさかの改悪
安居と鷹はアニメ化でも比較的扱いがイイ、とか書いた直後にこんな感想を書くのもアレなんですが、
花が激流に流されそうになり、自力で戻れずなんとか岩にしがみついている光景を見て「何をやってるんだ、
トロくさいな」と言うところまでは原作通りだったものの、アニメ版はまさかのセリフがこれで終了。
原作ではこの後背負っていた荷物を下ろしながら「待ってろ」と言い助けに行こうとしていたのに、
初回エピでなっちゃんが大声で牡丹達を呼んだのが呼べない、に変更になったのと同様、何故かここで安居が
「助けようとしていた」の行動を丸ごとカットするとかいう鬼のような改悪展開。
流石にこれはいくらなんでもひどすぎるんじゃないかと思いました、いやそれはないだろうと。
展開的には原作でも別に助けませんでしたし、後に安居が涼に語ったように、仮に安居がロープを投げても
花の事なので生死がかかっていようが「安居からの助け」は無視するでしょうから意味は無かったかもですし、
安居は同様に、涼に対して後に「別に花を殺すつもりはなかった」とも語っているのに、制作サイドは原作を
当然読み終えてからアニメ化に臨んでいるはずなのに、何故かここで安居は助けようとしない、に展開変更。
原作ファンで、安居が好きだから余計に思う事かもしれませんが、この改悪は流石にひどすぎるなと感じました。

▼花落下に関する涼の欲しかった描写
全体的にアニメ版の展開でも問題は無かったと思うんですが、強いて言えば、花が落下しないように頑張って
岸壁にブーメランを引っ掛けたおかげで落下時に一瞬空中で静止出来て、そのおかげで落下時の衝撃を
少なからず和らげる事に成功して即死せずにすんだとか、慎重な涼が一応助けようとした姿勢を残さないと、
という事で偽装工作をしたり、万が一生きていたらトドメを刺さないといけないので、という事で花の生死を
確認する為に岸壁を途中まで降りたとか、この辺りの展開は欲しかったかなーと。
皆の元へ戻り村へ帰ろうとする際に「オレたちのせいにするなよ、全員等しく自己責任だ」と冷たく告げて、
実際能力のある花に生かせて止めようとすらしなかったのは確かなので何も言い返せず顔面蒼白になる鷹、
の展開も欲を言えば欲しかったところ、花の言う「涼は得体のしれない」が表現されている展開ですし。

▼S1 全12話を見終えての感想
ホントに正直に言えば、原作ファンなので当然期待値が高く、特に7SEEDSはホント好きな作品だったので
とにかく期待も不安も大きかったものの、いざこうして、まずはS1という事で12話一挙配信されて、12話を
全て見終えた感想としては、正直に言うとかなりガッカリさせられた、という印象でした。
既に展開を知っていて、まっさらな気持ちで見る事は出来ないので、今回のアニメ化で初めてこの作品に触れた、
という方がどういう感想を抱かれるのかは分かりませんが、個人的にも、原作ファンの方に聞けば恐らく誰もが
100点満点で評価すると50~60点、の評価になるのではないかな、というレベルの仕上がりだったかなーと。
ただ見させて頂ける視聴者サイドのこちらには分からない要素として、例えば制作費の問題だとか、この作品は
キャラ数が尋常ではないので普通のアニメに比べると声優の給料も膨大になるとか、理由はあると思いますが、
それを踏まえたうえでも、あまりにも展開が端折られすぎて、かと思えば「何故この大事なエピソードを丸ごと
カットしているにこのエピソードは採用しているのか?」という謎の展開取捨選択が度々あったり、このエピの
感想でも記しましたが「結局これをやるなら伏線としてあの展開入れておいてくれよ」があったり。

NetFlixでアニメ化と発表された時は、地上波と違って制約も制限も無いので、それこそ勝手に4クールの
全48~52話前後でめちゃくちゃ丁寧にアニメ化してくれるに違いない、と思いこんでいただけに、
序盤から夏Bと春の同時進行、更に展開カットしまくりで、折角規制の無いNetFlixなのに肉食進化した生物に
遭遇襲撃される展開もほぼカット、は正直残念でした、その弊害で花の序盤の見せ場もほぼ丸ごとカット。
制作遅延という事で土壇場の配信延期にも関わらず作画は微妙、展開も端折りまくり、は正直残念。
特に序盤の展開があまりにも端折りすぎていて、挙句に複数のチームを同時進行で描くわキャラ多すぎるわ、
のせいで初見の方にも分かりにくい仕上がりになっていたと思うので、正直ホント残念なアニメ化でした。
全体的に総集編みたいな内容だった、というのが一番しっくりくる感想だったかなと。
勿論、不満ばかりではなく、やはり声が付くという事でのインパクトは凄くて、蝉丸、鷹、安居、この辺りの
キャラはやはり音声の恩恵が強く、アニメ版だとたった1話のみの出番でしたが吹雪や茂も声が付いたからこそ
聞いていて胸にグっとくる演出になっていたり、とにかく良いなと思えた部分も多いものの、それをあまりにも
上回るレベルで「これはちょっと…」の部分が多すぎたかなという印象でした。
文句を言いつつも好きな作品なので続きが配信されれば見させて頂こうとは思うんですが、作画をはじめ、
正直もうちょっと頑張ってほしいなという思いです、テンポを落としてもう少し展開のほうも丁寧に。

▼S2に望む事
まず失礼を承知で言えば、この作品に限らずメディア向けに公開されるプロデューサーやショーランナーの
インタビュー等に関しては建前だったり表向きのコメントなだけで実際は違う、という事も多いと思うので、
現時点でこのアニメ版7SEEDSに関して公表されているインタビュー等が全て事実だとすれば、ホント事実なら
マジで現時点ではS2以降は視聴者の皆様のご声援で制作にGoサインが、という事なのでまだ制作してない、
というのが一応の事実のようですが、これを前提として考えるなら、やっぱりまずは構成の見直しがほしいです。
ドラマ部門に関して言えば最近のNetFlixは割と更新キャンセルの線引きが渋いものの、なんとなくアニメは
ゆるい気がするので、言葉は悪いながらもこの作品のレベルでも恐らくシーズンの更新が可能だと思うので、
その場合は、ホント頼むから作品の持つ「間」を大事にして、あまり駆け足で作らないでほしいなーと。
「制作してないだけで構想は当然ある」の状態だと思うので、となると前述のようにS1のペースを考えると
恐らく全24~30話で一気に完結させる予定だと思うんですが、いざ配信になって、正直に言うと非常に厳しい
声が多いというのは制作サイドにも届いてると思うので、ファンの声に耳を傾けて頂けるのであれば、
S2に1年以上制作期間を費やしても構わないので、作画も含めてもっと完成度をあげてもらいたいなと。
地上波ではなくNetFlixで、しかも完結済みの作品をアニメ化する、という事はこの作品が好きだからこそ
わざわざアニメ化したと思うので、ならもうちょっとまともなというか、しっかり仕上げてもらいたいなーと。
いわゆるアニメ化に失敗した数多くの作品のファン同様、やっぱり今回のような総集編をも悪い意味で超える
内容のアニメ化だと、ファンからすれば「こんな内容になるならアニメ化しないでほしかった」と思う方も
当然出てくると思うので、そう思われないように、厳しい声もしっかり吟味してS2の制作に望んでほしいです。
恐らくはS2もS1レベルの内容になるとは思いますが、個人的には、安居達が夏Bと合流して、ファンブックの
インタビューに書かれていたように安居が主役として描かれる次の夏B合流の話だけで1クール使うレベルを。
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2019-07-10 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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7SEEDS 第11話 「大暑」

原作でもこの辺りの展開の安居は、やっぱり安居を好きな人からしても「えぇ…」となるなんとも胸の
痛い展開や描写が続いて読んでいるのも苦しかったわけですが、アニメ版に関しては、むしろ展開が早い
アニメ版だからこそじっくり描かずに、モノローグや心情描写が無いおかげでスパっと描いて良かったなと。
終盤で描かれたなっちゃん達に関しても、同様にカットしつつも要所を抑えた見せ方で良かったです。

▼花を追い込む展開は欲しかった
厳密には別に花が追い込まれるわけではなく、描写や演出が秀逸な事もあり花自身は周囲からそういう風に
思われてる感じてる、となってしまい心が苦しくなる、といった感じの展開でしたが、安居達に貴士先生の
娘で、なんの苦労もなく娘という理由だけで選ばれたのか、と怒りを向けられ、自分の父親が安居達に
そんなひどい事をしていたのか、と知らされるだけでも辛いのに、という事は花の父親が自分達をこんな未来に
無理矢理送り込んだのか、とお蘭に言われて花が孤立無援的に固まってしまう、の展開は欲しかったなーと。
ほぼすぐその直後に皆が「父親がひどくても娘に責任はない」「でもそれだけ花を愛していたという事」
といった具合にフォローではなく事実を告げて、花の人柄の良さもあって夏A以外からは受け入れてもらえ、
声をかけてこないお蘭に関しても秋ヲが花にフォローを入れる展開だったのでそこまで厳しい状況には
ならずにすんだものの、特にアニメ版に関しては安居達の過去よりも先に未来での横暴な態度の目立つ安居、
が描かれた関係上、どちらかというと印象は決して良くなかったでしょうから、ここに来て逆転現象で
花の父親のほうがひどいから多少花も苦労するべき、的な因果応報展開でこの流れは入れてほしかったなーと。

▼あゆへのキスは無いほうが良かった気が
展開的には原作通りだったものの、むしろアニメ版の場合は、花をレイプしそうになる展開は当然必要でも、
その後のあゆへの無理矢理キス、は正直カットしたほうが良かったんじゃないかなと思いました。
確かに原作通りではあるものの、アニメ版に関しては安居達が訓練されていた時代に安居があゆに対して
惹かれていると感じられる描写、月が見ている事で震えるあゆを安居が抱きしめて落ち着かせる描写、
涼に虹子とそういう性交渉の経験なんかはあるのかどうか、と尋ねる描写、これらが丸ごとカットされて、
にも関わらず安居がいきなり花をレイプしようとして、止めに入ったあゆにいきなりキス。
アニメ版の展開だけだと、特にあゆに対する布石が無いので花を襲ったのも含めてただ欲情してるだけにしか。

▼嵐へ手紙を渡すか迷うなっちゃんが良い
基本的には原作展開なんですが、今までにも何度かあったケースと同じでアニメ化のおかげで音声が付いた、
という事による良さが表現されていて非常に良かったです、早くしないと、という迷いも感じられて。
蝉丸にも言われていたように、最初の時点のなっちゃんならすぐに嵐に渡していたであろうに、アニメ版だと
「花が居なくて良かった」だとかの心情描写がカットされているのでなっちゃんのリアルな気持ちはそこまで
表現されていないものの、それでもなっちゃんが嵐に惹かれていて、色々カットされていつつもなっちゃんが
自分で意思決定出来るようになってきているのは描かれていたので、そこへ来ての花から嵐への手紙を
発見して、嵐にすぐに渡すわけではなく渡そうかどうか迷った挙句にタイミングを逸してしまう流れ。
展開が原作と同じでも音声が付いた事でなっちゃんの「渡したくはない…けど早く言わないと」という焦りの
気持ちがしっかり表現されていて、でも渡せず「どうしよう…」が表現されていて非常に良かったです。
同様に、展開は原作と同じなものの、蝉丸に見つかって「初めて優しくしてくれた男にポっとしてるだけだと
思うぜ」という指摘、牡丹との会話後に嵐へ手紙を渡した際に急いで蝉丸がなっちゃんのフォローをしに行く、
の流れもきちんと再現されていて、今回の手紙にまつわる流れは全て非常に良かったです。
2019-07-09 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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7SEEDS 第10話 「寒露」

夏Aの展開が最後まで描かれた今回、前回中盤からなので1話半使ってもらえた、と考えるとアニメ版の駆け足な
構成を考えると、むしろ流石に大事な展開なので思った以上に時間を割いてもらえたというべきでしょうか。
アニメ版単体で見ても、原作同様もはや感情が欠落してるとしか思えない虹子の動じない描写以外は各々
大切な者を失ったり、自分の手で誰かを殺す選択をしていたり、尋常ではない経験を過去にしていた、というのが
しっかり描かれていて、そういう意味では非常に良い仕上がりだったのではないかなと思いました。
毎回同じ文句でアレなものの、原作ファンの視点で言えばアレが欲しいコレが欲しい、の希望はあったものの、
一つのエピソードとして見た場合は冬のチームの描写同様、良いまとめかたになっていたのではないかなと。

▼やはり音声があるというのは良い
これまでにも鷹や安居に音声が付いた事でキャラとしての魅力、その時の絶望感や怒りがダイレクトに伝わって
更に良くなっていたわけですが、今回の夏Aのような悲劇的な展開や対立が連続して描かれるエピソードだと、
ホント音声があると凄い完成度が上がるというか、とにかく圧倒されるなと改めて思いました。
原作を読んでいたからこそ、各キャラに対する感情移入の度合いが強いので、だからこそ強烈に感じる事だと
思うんですが、今回なんかは特に茂が凄かったなと感じました。
自分が一番の友達のはずなのに源五郎の肩で涙を流し、最終試験開始時も源五郎を連れ立って校舎に。
それでも茂は不満を漏らさず安居に付いたものの、遂に我慢の限界に来て「対等の友達だと認めていない!」
と安居に気持ちをブツけるシーン、これがもぅ茂の気持ちが音声有りだと、強烈に伝わってきて良かったです。
やりとりをしている安居のほうも声が付いた事で安居の動揺や、言いたい事はあるけど極めて正論に近い事を
茂に言われているので言い返す事が出来ない、というもどかしさや後悔が滲み出ていて、ホント今更ながら、
アニメ化や実写化の場合尺の兼ね合いの取捨選択でエピソードが大幅に削られるのは仕方ないとは思いつつも
不満に感じて、でも音声が付くという最大の特権があるので、こういう時はアニメ化されてホント良かったなーと。

▼強いて言えば欲しかったエピソード
実際は前回エピの感想で書いたように、出来れば夏Aはそれなりの尺を取って全キャラのエピソードをしっかり
やってほしかったという気持ちはあるものの、現実的には尺の問題もあって難しいでしょうから、アニメ版の
内容を元に「出来ればコレは欲しかった」で挙げるとすると、まず要さんの出番はもう少し欲しかったかなーと。
安居や涼としっかり会話するというシーンが無くてもいいので、音声有りで、授業以外の面でも結構接していた、
という感じで出番があれば良かったかなーと、アニメ版の現状だと貴士先生のほうが優先順位高いですが。
あとはまぁ、これは別に無くてもいいかもしれませんが、食事を多めにしてくれた事で感謝しているので涼は
小瑠璃の事を気にかけているとか、鷭が月間一位を取った展開は入れていたので、なら茂が月間一位を取って
安居がもやもやした気持ちを抱いた、の描写もあったほうが「安居は僕を対等な友達と思っていない」の叫びにも
説得力が出るので、この辺りは出来ればあったほうが良かったかな、という感じでしょうか。
アニメ版の見せ方だとどうしても過去パートで鷭に単独の見せ場を用意するのが難しいので、こういう形で
実は鷭も凄い人物、という展開を入れるしかない関係上、鷭の月間一位展開を入れた、は分かりますが。
他に鷭関連で言うと、未来で目覚めて卯浪を皆が射殺する際、涼が「鷭、おまえは参加しなくていいからな」
と言ったシーン、これは鷭の為にも、涼が殺人鬼ではなく周囲を冷静に見ている人物である事を示す為にも
出来れば一言欲しかったかなと、寡黙な感じは、それはそれで涼らしいので問題ではないんですが。

▼相変わらず展開の取捨選択の謎
花が藤子と好きな人の話で盛り上がる展開を入れておいて、という感想を書いたと思うんですが、同様に今回も
謎の取捨選択があったのが気になりました、茂の記憶力が素晴らしく、辞書を全部覚えたほうが早い、の描写。
安居と桃太のやり取りに関する感想でも記した事ですが、アニメ版では安居が桃太に記憶力に関する質問をして
いきなりマジでキレる、という展開をカットしていたものの、これは今回のエピソードでも描かれていたように、
不覚にも安居が桃太を茂と重ねて見てしまった事で、余計に茂が得意だった記憶力に関する技能で明らかに
茂よりも劣っているのにメンバーの一人として選ばれている桃太に激昂した、というシーンで、特にアニメ版だと
今回のエピソードで「実は茂は記憶力が凄くて、マジで辞書全部覚えた」という事が判明するので、アニメ版で
初めてこの作品に触れる視聴者も「だからあの時安居はあんなに怒りを顕にしていたのか」となる伏線として
使える展開だったのに、アニメ版では桃太の記憶力カット、でも茂の記憶力は再現。
これが謎というか、今回茂の記憶力関連の展開を入れるなら、じゃあ桃太のも入れれば良かったじゃないか、と。
鷭同様、アニメ版の茂は月間一位の描写もカットされているので、何かしら茂の秀でた才能をアニメ版でも
描写しておかないと、マジで茂は安居の友達で安居の支えがあったからこそ最終試験まで生き残る事が出来た、
に見えてしまうので、何か入れておかないとマズイ、という事情があるのは分かりますが、それでも何故なんだと。

▼もしアニメ版でもう一人時間を割くなら
個人的にアニメ版の夏Aの描写はそれなり以上に良かったと思うんですが、仮に、安居以外に誰かもう一人だけ
ピックアップして描写に時間を割ける尺的な余裕があれば誰の描写に力を入れて欲しかったか。
あゆの描写が少ないのであゆも欲しいところではあるんですが、あゆに関しては桃太に毒味をさせる展開が
用意されていたので、となると個人的には小瑠璃の展開に時間を使ってほしいな、という希望が。
アニメ版でも再現されていましたが風車小屋での一酸化炭素中毒、その後涼が小瑠璃を助ける補佐展開。
同様に、アニメ版でも再現されてはいましたが、繭や雹達と一緒に洞窟に入り最悪の事態を迎える展開。
丁度原作は安居達夏Aの辺りから雑誌で読ませて頂いていたんですが、ページをめくると岩に押し潰されて
瀕死の繭が、のシーンは非常に衝撃を受けて言葉を失ったので、個人的な思い入れ、という事で小瑠璃に関する
展開に時間を割いてほしいな、というのが強いて言えば希望でした。
上手い具合に風車小屋、この後の暴走して川に突入する小瑠璃、どちらも涼が小瑠璃を助ける展開があるので、
小瑠璃に時間を使うとイコールで涼の描写も可能になるので一石二鳥、というのも含めて。
2019-07-08 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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7SEEDS 第09話 「小暑」

中盤から夏Aの展開が描かれ始めた今回、予想通りというか、流石に子供時代がほぼ丸ごとカットされるという
鬼のような扱いでしたが、龍宮と違って夏Aに関しては感情移入の度合いがまるで違ってきますし、安居達が
未来で何故ああいう態度を取ってしまうのか、何に怒りを感じているのか、というのは非常に大事で、当然
それは安居だけではなく他のメンバーも色々体験してきたが故の言動なので、正直夏Aに関してはせめて
もっと丁寧にというか、それこそ5話前後使ってでも無駄に丁寧にやってほしいという気持ちが大きかったので、
この扱いは個人的には残念でした、アニメ単体で見れば問題無いんですが、原作ファンとしては残念な描写。
花が鷹に対して憧れ寄りの恋愛感情を抱いている旨の描写も軒並みカットされていて残念なところ。

▼蝉丸はやっぱり音声有りが最高
牡丹に土下座しながら謝り倒した時も音声がある事でより面白いというか、笑える展開に昇華されていて
非常に良かったんですが、今回もなっちゃんがひばりちゃんにひどい事を言われるのを横で聞き、ひばりちゃんに
説教したら言い返されて「てめえのせいで一本取られちまったわ!なんでオレがてめえなんか!」のセリフ。
やっぱり当たり前ではあるものの、ツッコミというか、こういう勢いのあるセリフを多く喋るキャラや、
鷹のように悲壮感を感じさせるキャラは音声の恩恵が非常に大きいなと改めて思いました。
声がハマっている鷹や安居なんかは普通に喋ってくれるだけでキャラの持つ魅力だったり怒りや悲しみの表現が
倍増されて伝わるので良いものの、それ以上にキレのあるセリフの多いキャラはやっぱり声って大事だよなと。

▼なっちゃんと嵐はもう少し描写が欲しかった
どうしてもアニメ版は展開が早すぎて、いわゆる「間」をそこまで重要視していない…というと失礼ですが、
矢継ぎ早に展開する関係上、モノローグだけでなく、語って聞かせるタイプのセリフなんかも演出の都合上カット、
という感じだと思うので仕方ないんですが、今回だとなっちゃんがひばりちゃんに色々ひどい事を言われて、
「あんな子拾わなきゃよかった」と一瞬考えて自己嫌悪に陥る展開、これは個人的には欲しかったなーと。
今まで自己主張出来なかったなっちゃんが他人に対してこういう負の感情を抱いてしまう、というのは、
これはこれで成長展開だと思うので、何も言い返せないままのキャラではない証として欲しかったトコロ。
同様に、ひばりちゃんに蝉丸だけがなっちゃんの援護をするわけではなく、嵐もちゃんとそういう二人の
やりとりを知っていて、蝉丸と違い遠回しに軽く叱責して「きつい言葉はナイフと一緒だから切られた人は痛いよ。
人にナイフをむける時は殺される覚悟をしてるべきだ」というセリフ、これは嵐のセリフの中でも名言として
数えられる良いセリフだと思うので、出来ればなっちゃんのモノローグも含めてセットで欲しかったです。
単純に、アニメ版だと嵐だけがひばりちゃんに何も言ってないわけなので、見てないわけではないでしょうけど
嵐がなっちゃんの現状に気を配ってやれなかった、みたいな感じにもなりかねないので嵐のフォローとしても。

▼秋ヲの見せ場全てカット
他のキャラの描写がカットされているのに秋ヲやお蘭に見せ場のターンなど周ってくるはずなど無かったのだ、
とでも言わんばかりに秋ヲが空気になっているのが流石に泣けてきましたが、そういうのは抜きに、今回の
展開での秋ヲと安居の会話は流石に再現してほしかったなー、と残念でした。
秋ヲの数少ない見せ場でもありますし、本人にそんなつもりはないでしょうけど、暴力的な言動を取る安居相手に
全員少なからず萎縮して恐怖で行動が取りにくい中、大人として皆の代わりに意見をしたり、それどころか神経を
逆撫ですると分かっているでしょうに正論で反論するという非常に緊張感のあるやりとり。
とはいえ、年齢的にはまだまだ子供である安居に言い過ぎた事を翌朝反省してアドバイスというか、自分で選ぶ
道にはどういう未来や喜びが待っているのかを教えたりする教養もきっちり持ち合わせている、という中々
渋く良い見せ場だったのと、ここでの温室育ち云々に関するやりとりが安居にとっては後々大きな意味を持ち、
涼もその事を思い出す程に意味のあるやりとりで、ホント安居にとってはなっちゃんとの出会いで大きく変化、
それと同じぐらい秋ヲに言われた事が後々実感出来るようになるやりとりだったので、これは入れてほしかった。
今回なんかは全体的にアニメ版単体で見ると特に急ぎ過ぎな感じもなかったので、難しいところではありますが。
2019-07-07 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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7SEEDS 第08話 「夏至」

遂に出会った安居達との展開が描かれた今回、他のチームと違って夏Aは全体的に声がイメージ通りでした。
あゆだけが声の影響もあってか原作より優しい感じの印象を受けましたが、そういう優しい雰囲気のほうが
桃太が感じたように平気で薬や食事の人体実験をしてくる得体の知れない恐怖が出ていて良いなという感じも。
今回も今まで同様「出来ればこの展開も」の希望はあるものの、全体的に上手くまとまっていたなーと。
なっちゃんが劣等感を感じるエピソードが果たして次回あるのかどうかが微妙なところですが、今回なら
龍宮から双眼鏡を持ち出してきたお蘭、はあったほうが良かったような気が。

▼花の描写に違和感
アニメ版の花はこれまで原作と違い凶暴化した動物に襲われる展開がほぼ軒並みカットされていたり、
初登場時に柳相手に大見得を切ったり口論になったり、の展開も大半がカットされていた関係上、良い意味で
田村由美作品の王道の強くて勝ち気な女性主人公、の部分がほぼ描かれず、申し訳ないながらも春チームの
主人公であるという以外はそこまで個性と魅力が描かれていなかったのに、十六夜が撃ち殺されたとはいえ、
急に花が原作と同じ展開で安居に食って掛かり、原作のように安居と口論になる展開が始まったので違和感が。
勿論原作通りの展開ではあるんですが、アニメ版に関してはまだそういうタイプのキャラとして描かれては
いなかったので、はっきり言えば描写がやや甘い事もあり「え、そんな急にキれるようなキャラだったっけ」
という違和感が強かったので、この辺りは花の言動に感情移入しやすいように、これまでのエピソードでもっと
春のチームの描写、せめて花個人の描写にはもっと力を入れておいてほしかったなと思いました。

▼アニメ版の夏Aの見せ方は個人的に有り
アニメとして展開する場合はこのアニメ版みたいに夏Aの展開を、恐らく後で描くとは思うんですが、
今回のように安居達がどういう訓練を受けてここまで来たか、を描かずに見せるのは良い手法だなーと。
花も感じていたように、いきなり人間を射殺するような異常な集団で、かと思えば普通に負傷した際に治療を
してくれて、全員まだ若いのに各分野における専門知識が非常に優れていて、小瑠璃が使っていたように
こんな世界になったのにグライダーまで作っていて、秋のチーム以上に優れた村を既に構築済み。
リーダーであろう安居だけが感情の起伏が激しく、夜になると常にボーっとしていて、という、原作未読だと
花同様「一体どういう連中なんだ?」と謎の存在に映るので、夏Aの子供時代から先に描いた原作のほうが
安居達に対しての感情移入は半端ではないものの、解凍後の状況のみを先に見せたほうが「なんなんだ?」
の印象は非常に強くなると思うので、アニメとして展開する場合はこういう見せ方も良いよなーと。

▼アニメ版の取捨選択だと必要無いものので出来れば欲しかった展開
アニメ版だと安居達の子供時代や訓練時代がまだ描かれていないので、例えば初めてアニメ版でこの作品に
触れる方からすれば安居達が特定の誰かを思い出しながら強烈な勢いでキレる、とかの展開があったとしても
「あぁ昔誰か大切な人が亡くなったんだな」とは感じても感情移入は然程出来ないと思うので、そう考えると
敢えて入れずにカットする、というのも有りだと思うので構わないんですが、強いて言えば記憶力が凄いと
豪語する桃太に「その程度で得意気に言うな!」と急に安居がマジでキレて崖を登れと指示。
登れない桃太を見て、頑張って必死にメンバーとして選ばれようとするも死んでいった茂や繭の事を思い出して
「なんのために死んだ、なぜここに来られなかった。こんなヤツが来てるのに!」と激昂して桃太に八つ当たり、
それを見て「卯浪になる気かよ」と戒める涼、この展開は原作の流れだと安居の気持ちが痛い程分かりますし、
この後で源五郎達も同じ気持ちである事がよく理解出来るので必要な展開ですが、前述のようにアニメ版だと
まだ昔の出来事が描かれていないので、まぁ無くても問題ないかなー、という気が。
…と書いていて思ったんですが、アニメ版で描かれるか分からないものの、茂の記憶力が凄く、でも要領が
悪いので辞書をひくより辞書全部覚えたほうが早い、と言っていた過去があるので、だからこそ余計に茂と
桃太を一瞬重ねて見てしまった安居はよりによって茂と同じように記憶力に自信があると言う桃太の能力的な
レベルに本気でいきなりキレた、という伏線をはれるので、もし茂の記憶力云々の展開を使うのであれば、
ここで安居が桃太に記憶力や辞書の事でキレる展開は入れておいてほしかったなーと。
2019-07-06 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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