ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

PlayStation VR



PlayStation VR PlayStation Camera 同梱版

メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
機種:PlayStation 4
参考価格:¥44,980
価格:¥40,230 (2017.10.21時点)
発売日:2017.10.14
つい先日新型が発売されたPSVR、誰しも去年の発売当時に「どんなのか試してはみたいけど買うのは…」
という印象だったと思うんですが、個人的にもそうですし、5000円の値下げが行われたとはいえ、それでも
高価な品物になるので購入するつもりはなかったんですが、別の用事で近所のヨドバシカメラへ行ったところ、
それこそ大量に置いてあったのでつい買ってしまう、とかいう悪い大人の見本のような衝動買いを。
とはいえ、やっぱりどんな感じの物なのか興味はあったので帰宅後に色々試し、数日経過したので、それこそ
ネットにはPSVRの感想なんて大量に溢れていますが、個人的に感じた事を一応まとめておこうかなーと。
折角VRなのに勿体無い、と思われるかもしれませんがproではなく通常のPS4での使用です。

▼没入感の凄さと難点
当然の事ながらヘッドセットを装着すると、周囲の光だったりは完全に遮断されてVRの仮想空間に表示される
スクリーンのみが自分の目に映るわけなので、流石に当然ながら没入感という点では凄いなと思いました。
よく言われている表現ですけど、ホント映画館に座っているのと同じ…というよりも、映画館の場合非常口を
示す表示だったり、画面の明るさ加減で前の座席が多少目に入ったり、という事があるものの、このVRだと当然
完全な暗闇の中にスクリーンのみが表示されるので、映画館以上に没入感が強く、集中力も俄然増す状態。
ただ、勿論良いばかりではなく、実際没入感と集中力は凄いものの、肝心の解像度は流石に税込みで5万以内、
という価格帯の商品な事もあり流石にフルHDなはずもなく、それどころかHD画質よりも若干低い感じで、
更に画面というより視界全体がややザラついているというか、薄いものの非常に細かい網目状のフィルターに
覆われている、というような視界状況になっているので、これが唯一かつ最大の難点というか。
多少解像度的に荒かろうと没入感は凄いものの、試しにヘッドセットを外してTVなりモニターなりを見ると
先程までVRで見ていたスクリーンの映像より遥かに綺麗な映像が表示されている、という状態になるので、
前述のように没入感は凄く集中力も高められるものの、普通のTVやモニターで見たほうが映像も遥かに綺麗、
という結果になるので、じゃあ別にVRあんまり意味ないんじゃないか、というジレンマに陥るというか。

▼VR体験の凄さ
360度全方位に映像があり、右に顔を向けるとそこにはしっかり右を向いた時の映像が、という仕上がりに
なっているので非常に驚かされるわけですけど、やっぱり初めて体験した時の衝撃は凄かったです。
時間的には短いものの、PSストアだと動画の無料コンテンツとしてシン・ゴジラやバイオハザード ヴェンデッタ、
これらを見る事が出来るので、まずはシン・ゴジラから見てみたものの、冗談抜きで「うおぉ、すげぇ」と
普通に声に出してしまったレベルで凄い体験だったというか、確かにコレはマジで凄いなと思わされました。
こちらもやはり解像度としてはまだまだなものの、BDの映画やゲームなどと違って元々VRとして見るように
仕上げられている事や、特にこのシン・ゴジラの場合焼け野原状態の市街地という事もあり、そういった解像度の
粗に気付きにくい仕上がりになっている事もあり、視界が全て「マジでその場に居るかのような」の状態に
なっている事もあり臨場感が本当に凄いというか、陳腐な感想ですがこれは金を出す価値があるなというレベル。
作品としてはやはりこのシン・ゴジラにせよバイオハザード ヴェンデッタにせよ、主観視点で作られる作品が
より没入感や臨場感を増すのに一役買っているわけなので、そういう意味ではコンテンツとしての限界もある意味
見えてしまっているきらいはあるものの、それでも凄いレベルに到達しているなと実感させられました。

▼あれこれ色々
まだVR専用のゲームすらプレイしていないので雑感もクソもないんですが、とりあえずゲーム以外の部分で、
購入後すぐに試せるあれこれを色々試してみての感想はこんな感じでした。
当然予め購入前にネットで色んな感想や情報を仕入れたうえでの購入なので、分かっていた事ではあるものの、
それを踏まえたうえで、それでもやっぱり解像度がもうちょっと何とかならないかな、という印象でした。
個人的な目的は映画のBD、或いは動画配信サービスNetFlixでの海外ドラマ視聴、この辺りの目的がメインで
使おうと思っていたものの、前述のように正直解像度的には非常に粗く、普通に見るよりも、言葉は悪いですが
露骨に劣化した画質での視聴になってしまうので、じゃあ普通に見たほうがいいじゃないか、になるというか。
まだ試していないものの、そういった映画や海外ドラマの視聴で言うと、この新型発売前のアップデート4.50で
3DBDの再生にも対応したそうなので、解像度の問題はあるものの、これは非常に良い機能ではないかなーと。
実際見た場合はやはり解像度の問題に直面するとは思うものの、それでも現状生産が中止され、そうでなくても
視聴環境を整えるのに苦労する3DBDをVRのみで再生可能、というのは色んな意味で便利というか。

単純なVR体験としては映像コンテンツ、或いはyoutubeでもそういったVRコンテンツを楽しめるので、この辺りを
見ているだけでも楽しめるものの、もうはっきり言い切ってしまうと、正直微妙な商品ではあるよな、という印象。
ヘッドセット自体が大きいので収納の問題や、仕方無いものの各種ケーブルがあまりに多いので色々苦労し、
ワイヤレスではない問題もあったり、いわゆる「ココがマジでイイ」をあまりにも微妙な部分が上回りすぎて、
税込みで約5万という価格もあり流石に厳しいというか、コストを考えると不可能なのは分かるものの、
このレベルの商品なら2万ぐらいが出せて限界という感じかなーと、まだまだ発展途上な分野という事もあり。
で、更にはっきり言い切ってしまうと、これもネットでよく言われているように、実際VRとしての臨場感は
非常に素晴らしいものがあるので、ホントはっきり言うと現状VRはほぼアダルト専用レベルでアダルト一強。
実際見てみたところマジでソコに女性が居る、のレベルでリアルに感じますし、脳がそう認識するので本来は
感じ得ないはずの匂いだったり感触まで脳内でリフレインされるので、はっきり言うとアダルト専用レベルのVR。
ソレを目的に買えば5万でも全然安いというレベルになると思いますが、映像作品の視聴を目的として買うと、
予め収集した情報で理解していた以上の解像度の低さに「まぁこんなもんか…」の感想になるなーと。
他に、しょうもないレベルでの気になった事と言えば、ちょっと顔がかゆくなったのでかく、とかが微妙に
やりにくいので、これは仕方ないものの多少気になるところかなと思いました。
まだ試していない事や、肝心のVR専用ゲームをプレイしていないので結論付けるのはアレなものの、現時点で、
VRという商品に関する印象は個人的にこんな感じでした、面白い試みなものの流石にまだまだ発展途上。
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2017-10-21 : PSVR : コメント : 0 : トラックバック : 0
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仁王 DLC 元和偃武



仁王 DLC 元和偃武

メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥1,404
価格:¥1,404 (2017.10.02時点)
配信日:2017.09.26


大坂冬の陣クリア時のプレイ時間は未確認、トロフィーコンプ時点で293時間35分。
前回のDLC「義の後継者」終了時点で273時間58分だったので、今回のDLC元和偃武は19時間37分。
トロフィー終了後もプレイしていて、現時点で302時間48分なので28時間40分遊ばせて頂いた計算。
ゲーム的にはトロフィーが非常に簡単な部類だったので、単純なトロフィーコンプとしてはかなり
早く終るものの、今回は何かとストレスの無い作りになっていてトレハンの厳選も楽に行える為、
良い意味で止め時が難しいというか、今後もまだプレイする予定なんですが非常にテンポ良く遊べた感じ。

▼良い点
・改良の余地は大幅にあるものの、新コンテンツ無間獄のおかげでトレハンと神宝入手が楽になった。
・「義の後継者」と違い、今回は人間ではないボスが多めに用意されていたので単純に好印象。
・新難易度仁王の道におけるアムリタ入手量が尋常じゃなさすぎてレベルアップがはかどる。
・どちらかと言うとアップデート特典なものの、新難易度における「○○篇」解放条件が緩和された。
・同様にアップデート特典なものの、ミッション選択時に木霊だけでなく温泉の確認も可能になった。
・同じくアップデート特典なものの、DLC以前のミッションにもDLCの敵が登場するようになった。
・前回のDLCで新規に追加された揃え効果の恩寵の種類が更に増えた。
・前回のDLC同様褒め言葉として、今回も何かと最高にイライラさせられる。

▼悪い点
・悪いという程ではないものの、新要素の無間獄が驚く程テンポが悪い。
・悪いというのとは少し違うものの、これでDLCも最後なのでトロフィーはもっと難しくしてほしかった。
・同じく別に悪いわけではないものの、過去のDLCと違って今回だけは新武器が用意されていなかった。
・鎖鎌の青鬼が射程と攻撃範囲が広すぎて流石にどうかと思うレベル、大筒青鬼並に凶悪。
・DLC1同様、櫓に登った際に地面が透明になってしまい空中に浮いてるように見えるバグがある。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは30%、4/13。
「霊石の暴走」「淀君の元へ」「乱世の終わり」「忌まわしき邪法」

第二弾の「義の後継者」と基本的には似たような感じで、メインミッションのクリア、そのミッションで
大砲やザコ発生装置の全破壊といったオプション的なものをはじめ、全体的には無難だった印象。
ただ、今回もやはり前回のDLC分同様、難易度修羅においての全クリアが条件のトロフィーがありましたが、
今回で仁王という作品自体も完結するわけなので、ならもう誰に何を言われようが、やはりここは
最後の最後になるわけなので難易度仁王の道で全てのミッションをクリア、のトロフィーが欲しかったなーと。
個人的には、やっぱりトロフィーは難しければ難しい程イイと思いますし、特にこの手のアクションゲームは
理不尽なバランスに腹を立てつつも、プレイスキルが必須になるトロフィーのほうが嬉しいというか。



▼今回は王道ながらも熱い展開が目白押し
失礼を承知で言えばこの仁王という作品においてシナリオやストーリー面での面白さを感じた事はなく、
悪い意味でアクションゲームにありがちな「シナリオはあってないようなもの」の印象だったんですが、
今回はホント王道ながらも、以前までは敵だった伊達政宗や真田幸村がメインミッションの最中に
共闘してくれるという非常に熱い展開があったり、バランス的に難しい事もあってか、サブミッションでも
様々なキャラが協力してくれて、中には本編初期から登場しているお福が帯同してくれるミッションまで
用意されていたりと、何かと嬉しい展開や熱い展開が多かったので、単純に盛り上がるなという印象でした。
声優というか、俳優の兼ね合いで新規音声こそ無かったものの徳川家康がムービーのある場面でいきなり登場、
別に本人が救ったわけではないものの半蔵の窮地を救うという非常に美味しい場面が用意されていたり、
とにかく今回は完結となる集大成という事もありサービス抜群の展開と流れだったなと思いました。
勿論弊害もあり、前述のように声優ではなく俳優が音声を担当した事もあり、残念ながら本編終了後のDLCでは
不自然なぐらいお勝が一度も登場せず、今回も最後まで出なかった、という俳優を起用した事による弊害も
DLCでは見受けられてしまったものの、それを補ってあまりある熱い展開が今回は多く、また印象的でした。

▼今回は全体的にストレスフリーな作り
元祖死にゲーのダークソウルやブラッドボーン同様、この仁王でも死亡時にアムリタを一時的に失い、
死亡した場所に行き守護霊を回収するまでに落命してしまうと稼いだアムリタが完全消滅、という仕様で
数多のアムリタを失ったプレイヤーが阿鼻叫喚に陥る事は多かったわけですが、今回はバランス調整なのか
エンドコンテンツである無間獄を少しでも楽しみやすくする配慮からか、特に新難易度の仁王の道における
敵撃破時のアムリタ入手量が尋常ではないレベルで入手出来るので、死亡時のデスペナルティが実質ほぼなく、
同様に、簡単にレベルが上げれまくれる快適なバランスに仕上がっていたので、死にゲーとは思えない程に
ストレスとは無縁の作りになっているのが、ここにきて逆に面白いバランスだなと思いました。
全体的なバランス調整として、当然仁王の道なんかは敵の火力もとんでもないレベルで、ザコでも5000、
ボスなんかは平気で1万以上叩き出してきて即死するのが基本のバランスになっているので、そういった事も
考慮してアムリタ入手量を高めに設定、という良いバランス調整になっているので最高と言えば最高ですが。

▼無間獄は良し悪しが極端
今回のDLCで仁王も完結なので、エンドコンテンツとして導入されたこの無間獄。
恐らく誰しも感じる事だと思うんですが、実際やってみると良し悪しが非常に極端だなという印象でした。
どうやら30階以降が仁王の道相当の難易度でドロップ品もレベル300だったりプラスの補正値も40だったり、
常世の品として変換する事で、特に小物を簡単に神宝へと昇華する事が可能になった辺りは本当に良いですし、
当然今まで同様運の非常こそ高いものの、トレハンや装備厳選が捗るという良さがある反面、特定階数以降は
プレイヤー側が常にマイナス効果を4点つけられ、そのマイナス効果を消すかどうかは自由。
消す場合は特定エリアの攻略が必要、というこの仕様自体は地獄という場所なのでアイデアとしてはまだ
良かったと思いますし、解放エリアでのトレハンも可能なのでむしろ総合的には良い部分のほうが多い印象。
ただ肝心の、次の階へ必要なボスの撃破が本編同様相変わらず社から遠いので毎回無駄なダッシュを
強要されたり、ゲーム側としては難しくするのが当然なのでプレイヤーが苦戦するタイプの行動を取るボスや
単純に攻守のバランスが良いボスを配置するのは必然なものの、正直「またお前かよ」と言いたくなるぐらい
同じタイプのボスが定期的に出てきたり、とにかく良し悪しのどちらも極端すぎるのがなんとも言えず。
正直バランス調整としては非常に難しい類のコンテンツだと思うんですが、今回はトロフィーの入手が比較的
簡単な事と、仁王の道における全ミッション制覇は流石に難しいので大変という事も含め、なんとなくこの
無間獄で装備を厳選するプレイヤーも多くなるでしょうに、肝心の無間獄がこういった良し悪しの極端な
仕上がりで、とにかくテンポとリズムが悪いとなると、トロフィーのコンプリートで一気に目標が無くなって
このゲームを終了、となりかねない可能性もあるので、もうちょっとなんとかしてほしかったかなーと。



▼クリア後の感想まとめ
前回のDLC「義の後継者」が個人的に微妙だったので不安はあったものの、今回は流石に完結編という事で、
色々盛り沢山の内容に仕上がっていて大満足でした、第一弾の東北編同様のワクワク感と似たような感じ。
ボスもきちんと妖怪や化物の類が用意されていて、メインもサブもまさかの共闘ミッションが多くて楽しく、
アムリタ入手量が調整された事でストレスフリーになり、称号ではタイムアタック関連のものが大量にあって
やり甲斐を感じさせてくれたり、仁王自体が今回で終了という事もあり開発サイドも当然気合を入れての開発、
という状況だったとは思うんですが、ホントこれで完結というのに相応しい満足な仕上がりでした。
勿論、ここをこうしてほしいああしてほしい、という要望は色々あるものの、単純にプレイしての満足感、
という意味では非常に満足出来たので、本編から続く仁王の完結作としても大満足な仕上がりだったなーと。
特にDLCの度に新難易度解放や、神宝の入手、この辺りは今後予定されている完全版での購入ではなく、
リアルタイムのプレイだったからこそ楽しめた部分も大きいと思うので、久々にリアルタイムの良さも体感。

いわゆる死にゲーの中では個人的に最もとっつきやすいというか、救済措置の多さや読み込みの短さも含め、
最もバランスが良く完成度も高い作品がこの仁王だったなという印象でした、時間を忘れてプレイ出来るレベル。
この手のゲームには非常に珍しいトレハン要素もそうですし、複数用意された難易度によるバランス調整や、
何よりも大ボリュームで様々なエリアやミッションの豊富さなど、死にゲーでは最もオススメの作品。
よくある表現でスルメのようなゲームというか、最初にクリアした時は、勿論面白かったもののそこまでの
面白さではなく十分満足、というレベルの印象だったのが、DLCをプレイする事でどんどん満足度があがり、
最終的には全ての要素を楽しみ尽くしたい、と思える程に遊ばせて頂いた作品なので、そもそもの死にゲーが
ライトユーザーを切り捨てたゲーマー向けのゲームだと思いますが、とにかくゲーマーが楽しめる要素を
ふんだんに盛り込んでいたというか、陳腐な感想ですが非常に面白く大満足の作品でした、続編も購入します。

2017-10-02 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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グッド・プレイス Season1



グッド・プレイス

プロデューサー:ミッチェル・シュアー
出演:クリスティン・ベル
話数:全13話
全米放送日:2016.09.19
日本配信日:2017.09.21
NetFlixで視聴、配信開始時点では日本での放送やレンタル等が無いので視聴方法はNetFlixのみの作品。
恐らく大多数の方同様、クリスティン・ベルが主役というだけで見てみたかった作品なわけですが、
まず何よりも30分番組で本編が約22分半、という非常に短い尺のおかげでテンポが良く、コメディ調の内容と、
メインキャラの誰もが濃い人物のおかげで見やすく、一気に最後まで見れる程のテンポの良さが魅力でした。
内容的にもこの作品の場合1時間枠ではなく30分枠のほうがテンポ良く描けて、尚且つキャラ間の会話や
感情の揺れ動きなんかもスムーズに描けるので、30分で1クール13話、がむしろ完璧にマッチしてるなと。

▼主人公エレノアが良い
前述のようにこのドラマの場合クリスティン・ベルが目当てで見始めた、という方が多いと思うんですが、
古くはヴェロニカ・マーズの頃と違い、流石にクリスティン・ベルも歳相応の肌だったり雰囲気だったり、
になってきて時代の流れを感じると共に、やはりどうしてもヴェロニカ・マーズのイメージが強い事もあり、
今回のエレノアの想像以上に破天荒なキャラクターっぷりに驚かされて、まずこのギャップが面白かったです。
物語自体は死後のエレノアで、動機はどうあれ良い人間になろうと奮闘するエレノアが描かれて、
成長速度としても思った以上に良い人間に成長していくのが早いので現時点のエレノアはかなりノリの良い
多少変わったねーちゃん、という感じですむものの、生きていた頃のエレノアはかなり問題のある人物で、
どう考えても誰からも好かれないようなエグイ人物だった、というのがなんとも濃くて良かったです。
設定上、今の世界で生前の人物と出会う可能性は皆無なので展開的には無いでしょうけど、どう考えても
エレノアのせいで不幸な目に遭ったり悲惨な人生を送る事になった人物も居るはずなので、恒例の、今の
エレノアは改心して良い人物になってきていて、タハニ達も好意的に接していますけど、でも生存のエレノアが
行った非道な振る舞いのせいで最悪の人生を歩む事になった、という人物も居るはずなので、その辺りを
エレノアが回想の形で「昔はこういう事をしてしまったので今は反省してその失敗を活かす」の展開にするのも、
これは王道ながらも良いなと思いました、善行を積むではないですけど、失敗が無駄にならずにすむというか。

▼意外と読めないストーリー展開
既に皆死んでいて死後の世界、善行を重ねていた人物だけが死後に良い世界へ行けて、そうでない人物は
悪い世界で永遠に続く拷問をされる、というかなり変わった設定の時点で既に面白そうな雰囲気が漂いますが、
王道で、実はエレノアは悪い世界に送られるタイプの人物だったのに手違いで良い世界へ来てしまったと。
当然悪い世界に行きたくないエレノアはソウルメイトであるチディの協力を得てなんとか善人に生まれ変わろうと
努力する、というここまでは実際王道の展開ですし分かるものの、ここからが非常に練られていて良かったです。
エレノアだけかと思えばジャニュのように、実は他にも手違いでこの世界へ送られてきた人物が居て、
本来なら良い人間しか居ないはずなのに、生前善行の象徴としても取り上げられていたはずのチディの論文は
マイケルによると「ゴミだ」と何故か否定されたり、タハニもランキングの件で妙に躍起になったり嫉妬したり、
本来なら良い人間しか居ないはずの世界なのに、描写されているキャラクター達は全員「完璧な良い人間」
ではないので面白いアンバランスさが出ていて、そんな時に本編では世界が崩れ始めて、まさかのエレノアが
チディを守る為に自分が異分子である事を名乗り出るという、意外でもあり非常に熱い展開。
その後のマイケルによるジャネット殺害犯の追求もチディの事を黙っていたり、悪い世界から本物のエレノアが
送られてきて、まさかのジャニュとジャネットの結婚、平凡な世界への逃走、そして最後のオチとして、
実はそもそもここは良い世界ではなく悪い世界で、ある意味マイケルの実験場だった、というまさかの展開。
しかもマイケルにしてみれば失敗したので全員の記憶を消してシーズン終了、S2は言わば2周目の展開。
流石にこういう展開になるとは予想出来ませんでしたし、カップリングというわけではないですがキャラ同士の
組み合わせや絡みに意外なモノが多く、30分枠と全13話という短いスパンのおかげで展開も早かったので、
意外性という点も含めて、とにかくストーリーの先が読めなくて面白い仕上がりだったなーと。
序盤は生前ひどい性格だったエレノアが色々努力して善行を重ねる、という王道展開からは想像出来ない変化。

▼何気に非常に重い展開
エレノアの予想外の行動があった事で、マイケルにとっても予想外の出来事が多かった挙句、展開的にも
フォローしきれておらず爪が甘かったきらいはあるものの、エレノアが悪いところへ行くかどうかの瀬戸際で、
エレノア自身がやはり良いところに残って善人になりたい、という流れになった時に、実は本来良いところに
行くはずだった本物のエレノアも列車に乗っていて、偽エレノアが悪いところへ行かないのなら本物エレノアが
代わりに悪いところに居てもらう事になるがそれでもいいか?という展開は急に重さが増して面白かったです。
前述のように、実際はそうはならず、それどころか審議待ちの間ですら本物エレノアは偽エレノア共々
良いところで過ごしていたので「自分の代わりに善人が今も拷問を受けている」の状況にはならなかったものの、
本来なら当然そういう流れだったわけなので、このコメディ調の展開の中で、急にこんな重い展開を
放り込んできたのは意外性もあったので非常に面白かったです、エレノア達の選択も楽しみでしたし。

▼S1 全13話を見終えての感想
正直思っていたよりも面白かったというか、予想外な事にストーリー面での面白さが一番大きな誤算というか。
死後良い世界に間違って善人ではない人物が送られて良い世界に留まり続ける為に奮闘する物語、という
概要だけを聞けば中盤ぐらいまでエレノアがやっていたように、なんとかして善行を重ねていったり、或いは
生前自身が行っていたひどい言動を省みて今はまともな対応を取れるようになっている、といった、それこそ
あまりにも王道な成長物語を濃いキャラ達がコミカルにコメディタッチで展開する、個人的にはその手の
作品だとばかり思っていたんですが、中盤からは全く思いもよらぬ方向へ物語が進んでいって、実はそもそも
ストーリー主導の作品だった、というこの構成に何よりも驚かされました。
ジャンルや雰囲気こそ違いますが、ホラー映画のキャビンのように意外な方向へ物語が動いていくので、
単純に中盤以降は物語展開が楽しみで見れる、というレベルで個人的にはストーリーに魅力を感じたなーと。

こいう表現は失礼かもしれませんけど、正直予想以上に面白い作品だったなと思いました。
前述のように展開自体は恐らく王道だろうな、と思わせておいて、実はそもそもの前提が違っていた、
というストーリーは単純に面白かったですし、記憶をリセットされてしまったとはいえ、今後は言わば
マイケル側の視点で視聴者は2周目のような展開を体験する事になるわけなので、脚本的にはやはり予想外や
視聴者の裏をいく、という内容を期待される事になると思うので大変だとは思うものの、今後どういう風に
物語が動いていくのかが楽しみですし、メインキャラ4人がとにかく濃いメンバーばかりなので、エレノア達が
今後どういう風に友情なり愛情なりを育んで、最終的に物語がどういう着地点を迎えるのかに期待したいです。
あまり数は見ていないものの、個人的に30分の海外ドラマとしては今まで見た中で一番好印象。

2017-09-26 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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iゾンビ Season1



iゾンビ

プロデューサー:ロブ・トーマス
出演:ローズ・マクアイヴァー
話数:全13話
全米放送日:2015.03.17
日本配信日:2017.08.11
NetFlixにて視聴、配信時点では日本で他に視聴する手段が無い、という類のNetFlixオリジナル作品。
放送開始当初から気にはなっていたものの、いざ視聴してみての感想はというととにかく楽しめる作品でした。
犯罪捜査モノは数が多いのでどうしても「またか」と思ってしまいますし、個人的にもそうだったんですが、
この作品の場合そこにゾンビという変わった要素と、何よりも魅力的なキャラクターの良さで一気に
ハマらせてくれたというか、一話完結モノなのに一気に最後まで連続で見るぐらい個人的には面白かったです。
リヴが言うように、ゾンビというよりもはや霊能力者並にチートな能力なものの、もうそこはこの際気にせず。

▼独自のゾンビ設定が面白い
設定という表現も変ですが、作品自体のジャンルとしてはよくある一話完結タイプの犯罪捜査モノで、
時折本編の展開も同時進行しつつ、というそれこそアメリカのドラマにおける超王道の一話完結ドラマ。
ソコにこの作品ではゾンビという要素を追加しているわけですが、従来のゾンビと違い、劇中で一度
本物のゾンビ状態になっていたリヴの同僚が出ていたように、いわゆるゾンビらしいゾンビも居る中、
ゾンビ状態になったので血が無く、全体的に青白い感じになり脳みそを欲しがるようにこそなっているものの、
見た目は完全にただの人間、というこのゾンビ設定が変わっていて面白いなと思いました。
同様に、当然ゾンビなのでどうしても脳みそを食べたいという衝動にかられるわけですが、実際食べると、
その脳みその人物の生前の性格や趣味嗜好が自分にも適用され、更に特定条件が揃った上でのランダム要素、
という感じの描写だったものの、生前その人物が体験した出来事がその人物の視点で脳裏に蘇るという
ビジョンの要素、この二点が非常に面白いゾンビの設定だなと思いました。
性格等が引きずられる事で毎回主人公のリヴを違う人物としても描写出来る面白さがありますし、何より
死者のビジョンを見れる事で、それが必ずしも事件解決に即結びつく手がかりだったり、欲しい情報が
得られるというわけではないものの、ちょっと不便なチート機能という感じで、犯罪捜査にも役立ち、同時に
リヴ自身が望んだように、検視官という立場も含めて人々の役に立てる、という展開的なマッチングも上手く。

▼脳を食べるとその人物らしい言動に
前述のようにリヴに限らず、ゾンビは脳を食べるとその人物らしい言動になり、その人物らしい行動を、
この場合リヴならリヴ自身が否定して行動しようとするのは非常に難しい、というぐらいその脳の持ち主の
行動指針に従って行動してしまうようになるわけですが、とにかくこの設定が面白かったです。
例えば5話でホリーの脳を食べた事で通勤や移動に自転車を使うようになり、しかもかなり突飛な場所ですら
移動しまくったりと、こういう映像的な変化や、ソシオパスの脳を食べた事でズケズケとモノを言って知識を
ひけらかしたり、そういう物語的な変化をつけれて面白いよなと、設定だけで既に色々特をしているというか。
軍人エヴェレットの脳を食べると仕草まで軍人仕様になってしまったり、ローウェルなんかはたまたまゲイの
脳を食べてしまった事でリヴとのキスに今イチ気が乗らなくなった、という笑いまで入れれる辺りが最高で。
このドラマの面白いポイントの一つとして、言い方は悪いですが被害者の職業や性格を特殊なものにする事で、
主人公であるリヴの言動を変化させれて、ただリヴを見ているだけで毎回面白く思える演出が可能なので、
ソコが非常に魅力であり強い部分だなと思いました、腹を抱えて笑うというようなタイプではなく、
どちらかと言うと見ていてニヤリだったりくすりという感じなものの、犯罪捜査モノなのに見ていて定期的に
そういう笑いを入れれる、というのは作品としてのバランスや見やすさにも繋がるので面白いよなと。

▼メインキャラが非常に魅力的
内容の面白さも含めて、正直最初の2話程は個人的にそこまでではなかったものの、3話目ぐらいからキャラの
良さだけで続きを見るのが楽しみになるぐらい良いキャラばかり、というレベルで魅力的だったなーと。
リヴの尋常ならざる個性や魅力の強さは言わずもがなで、検視官としての上司でもあり友人でもあるラヴィは
単なる好奇心で色々実験するわけではなくマジで治療法を探す為に色々頑張ってくれるというマジでイイ人で、
私生活のほうだとゲーマーで映画好きでもありメイジャーと意気投合してルームシェアする事になったり、
ペイトンに一目惚れしてアタックしたり、見た目の雰囲気とは違う言動や嗜好で面白さを出してくれるという。
メイジャーも単なる一般人かと思えば、終盤一人で事件の謎を追い始めてからは躊躇せず銃を購入して、
車のトランクに忍び込むわマジで銃を使って人を射殺するわと、一気に暴れ始めるキャラの変化っぷり。
同居人であり親友のペイトンは地方検事補というまた無駄にマニアックな設定で、更に面白いのがリヴと
同居していて親友なのにそこまで絡まず、むしろ出ないエピソードのほうが多いという変わりっぷり。
こういうのは王道で、部屋で悩んでいる時にペイトンと会話して、何気ないペイトンの言葉で新事実に気付く、
とかの王道展開がやりやすいのに、それをしないという構成もまた面白いよなーと。
むしろリヴ関係だと、捜査の相棒であるバビノーが最も普通というか、異常な個性を持っていないという。
ただバビノーはバビノーで、一見怪しげなリヴの事も疑わず信頼して捜査協力を任せているので、この辺りは
非常に男らしいというか、マジで友人であって恋愛関係に発展するそぶりがないのもむしろ良い感じ。

▼まさかのローウェル死亡
リヴにとってブレインとは違って、初めてまともにお互いの境遇を分かち合えるゾンビ仲間として登場して、
自分に好意を寄せてくれている事もあってかリヴ自身も惹かれて、さぁこれからという関係の間柄だった状態。
そんな状況で、リヴがブレインを殺すと言ったので色々手伝ってくれたのに、結局リヴ自身が直前になって
実行出来なかったので、代わりにやろうとしてくれたローウェルが反撃に遭い死亡という残酷な展開。
この場合リヴのように女性より、男のほうが、特に目の前に居る男が少年を殺した、というビジョンを
見てしまったら衝動的に「コイツだけは殺しておかなければ」という思いも強くなるでしょうから、
そういう意味ではローウェルがその場で行動に出たのは仕方ないものの、結果的にリヴのせいでローウェルが
命を落とす事になった、というのは展開的に大きいですしリヴにとっても大きな出来事ですよね。
リヴ自身もラヴィに吐露してましたけど、実際、確かにこれは残念ながらリヴの完全なミスでローウェルを
死なせる結果になってしまったわけですし、結果的にメイジャーやエヴァンにも迷惑をかけてしまったという。
無難に、ローウェルはこの先も普通にリヴの友人以上恋人未満的な扱いで出続けると思っていただけに、
この早すぎる退場は意外でした、ブレインへの憎悪を募らせる流れとしては妥当だったかもしれませんが。

▼何気に終盤が重い展開の連続
特にこのローウェル死亡辺りからなんですが、大きなイベントだけで言っても、リヴ自身が痛感していたように、
勝手にセバスチャンがリヴの血を吸ったのが原因とはいえ、リヴのせいでセバスチャンがゾンビ化して、
その結果セバスチャンが数名殺害しており、メイジャーを死なせない為にリヴはメイジャーをゾンビ化、
その後治療薬でメイジャーは恐らく人間に戻れるとは思いますが、ペイトンと違いその場から消えるという
行動にこそ出なかったものの、流石にもうリヴと結ばれる事はないでしょうから決定的な亀裂が出来た、
となる可能性は大きいですし、そこまでの余裕が無かったとはいえブレインにトドメを刺せず逃してしまい、
それどころかブレインは人間に戻れたので、本人的にはゾンビのままでいたかったようですがリヴの立場から
すれば自分はゾンビのままなのに憎むべきブレインは人間に戻れた、というなんともやるせない結末。
挙句に、どうするつもりかS1では分かりませんでしたがエヴァンが瀕死の重症を負い輸血を待っているのに
ゾンビのリヴには血が無いので輸血が出来ない、という、終盤で怒涛のように重たい展開の連続。
作品自体のテイストと、事件解決後のリヴによるモノローグが比較的明るい締め方で終わる事が多いので、
全体的にポップな感じが出ているのに、終盤でこれだけ矢継ぎ早に重い展開を持ってきたのが凄いなと。
他にも片付いていない問題として、これはメイジャーと違って恐らく関係修復というか、落ち着いた結果
理解を示してくれるようになるとは思いますが、まだ姿を消してしまったペイトンの問題もあったりと。

▼S1 全13話を見終えての感想
犯罪捜査モノにゾンビの要素を加える、という変わった作品で、放送当時から見たいなと期待していたものの
S3が終了しても日本では放送はおろかレンタル等すら開始されなかったので視聴を完全に諦めていたものの、
NetFlixが配信してくれるという事で楽しみに視聴したところ、非常に面白い内容で大満足でした。
個人的には一話完結タイプはあまり好きではないので、そういう意味では少し心配していたものの、
このドラマは何よりもキャラが非常に魅力的で、各キャラの絡みだったりを見ているだけで満足出来るレベルで、
ホント久しぶりにキャラだけで見れる程面白いドラマだったなと思いました。
肝心の犯罪捜査に関しても時折リヴがビジョンを見れるという事で、従来の捜査方法とは当然違った形で
いきなり核心に近いヒントを映像という形で得られるので、事件解決までへのアプローチが違ったもので
面白かったですし、ゾンビという設定を活かした展開も多くて、全体的に脚本が練られている印象でした。
特に終盤でのリヴとセバスチャンにおけるゾンビ同士の戦いが中々斬新な戦闘シーンで良かったなーと。
お互い頭部を刺されたら終了するものの、頭部以外なら防御に使えるという事もあってナイフによる攻撃を
手で防御したり、そういう普通とは違ったアクションを見せてくれたのは面白かったです。

元が漫画という事で、いわゆるCM開けの映像は漫画のカットからそのまま実写映像に移行する、という
演出は面白い試みでしたし、前述のようにローウェルがゲイの脳を食べたところだったのでリヴとのキスに
今イチ気が乗らないという笑いや、リヴがメイジャーに会いに行くとメイジャーは知らない女の子と楽しそうに
ゾンビを撃ち殺すゲームをして楽しんでいるという恐ろしいブラックジョーク等、全体的に演出がとにかく
優れている作品でもあるなと思いました、良い意味でセンスがありテンポも良かったというか。
物語的には結局治療薬の完成に時間がかかるとか、レイブンが何か企んでどんどん事態が悪化して、とかに
すればいつまででも続けれる作品だと思うので、ネタが尽きない限り今後もシーズンを更新してほしい限りです。
この手の「主人公には秘密がある」の王道で、どんどんリヴのゾンビという秘密を知るキャラが増えていくのは
見ていて面白いですし、何よりもホントにキャラが活き活きしていたので、S2の配信を早くお願いしたいトコロ。

2017-09-23 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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Zネーション Season2



Zネーション〈セカンド・シーズン〉 コンプリート・ボックス [Blu-ray]

プロデューサー:カール・シェーファー
出演:ケリータ・スミス
価格:¥9,439 (2017.09.16時点)
話数:全15話

発売日:2016.04.27
NetFlixで視聴、S1はラストのみ非常に気になる展開で、しかもイイところで終わっていたので続きが
気になっていましたが、相変わらず良い意味で適当というか、軽いノリでそのまま物語が続き、何よりも
マーフィの体の色が凄い事になっていて笑わされましたが、今シーズンもマーフィのゾンビ赤ちゃんを
始めとした、色々破天荒なノリのまま展開してくれて面白かったです。
増えた話数分がそのまま今回のメインであったゼロ関連の展開に費やされていると思うので、別にゼロが
悪かったわけではないものの、若干冗長に感じたので、強いて言えばS1同様の全10話のほうが良かったかな、
という印象でした、どうしても一話完結タイプで本筋も平行する場合はコンパクトな話数のほうが色々と。

▼初回エピの作りが非常に良かった
S1ラストのあの流れだと果たしてマックとアディはどうなるのだろうか、と思っていたら光の速さで再会、
楽園に関しては追放された少年が戻ってきてクマゾンビを解放し壊滅という、ある意味王道の結末でしたが、
他にもゾンビ化したカサンドラが死なずにそのまま続投してマーフィのしもべ的な感じで合流したり、
王道ではあるものの、再会が早すぎると言われようが離れ離れになっていた皆が合流出来て、自殺まで
考えていたウォレンが少女と出会った事で生きる目的を再び取り戻し、しかもその少女の家族はマジで裏の
一切無いイイ家族で、というこの手の世界での清涼剤的存在で、いわゆる「もう一度頑張ろう」と思える
スタートで初回エピを作っていたのは、これは非常に良い感じだったなーと。
このドラマは元々一話完結タイプですけど、新シーズンの最初に、こうして「よし、やるぞ」と気合を
入れ直せるというか、再スタートを予感させる仕上がりになっていたのは見ていても気持ちが良かったです。

▼まさかのマック死亡
S1の雰囲気だと楽園での、ある意味ではマインドコントロールに近い形で人を殺してしまったアディ、
むしろアディのほうがほぼ確実に制裁というか、因果応報的な形で死ぬ事になるんだろうなと思っていたら、
アディはS2終了時点でも全くの健在で、むしろマックが、しかも残念ながら完全に全くの無駄死にで何の
意味も無いというこのドラマにおけるレギュラーメンバーにしてはあまりにエグイ死に方をするという。
ガーネットにせよカサンドラにせよ、少なくともこのドラマに関しては全員見せ場や意味のある展開での
死だったのに対して、マックは人員整理並にどうでもいい退場というとんでもない死に方。
強いて意味を見出すとすれば、流石にマックの死亡でマーフィが大人しくなり再びウォレン達と行動を共に
する事になったので、そういう意味では完全な無駄死にではなかったのかもしれないものの、それは
結果論の間接的な意味であり、マック自身の死は全くの無駄だったので、色々驚かされたというか。

▼S1と違って色々重い展開が増加
S1でもその手の展開が無かったわけではないですが、ゾンビ化したカサンドラが、マーフィの命令で
結果的にそうしてしまっただけとはいえアディと1万を傷つけてしまい、1万が殺されかけたので1万自身が
返り討ちにして殺すというのが、ゾンビになってしまった元仲間を殺すというのはゾンビ作品における
宿命の展開ですが、なんとも重い展開で、しかも1万がソレを担当してしまったというのが。
視聴者視点で言えばマック同様、こんなに簡単にカサンドラを殺すぐらいなら…特にカサンドラに関しては
S1の最後で施設もろとも死んだ、で構わなかったのに敢えて続投させてまでこういう扱いで降板、というのは
色々どうなのかなという気もするものの、元仲間を殺す、の展開はゾンビとしては王道で良いなという感じも。
同様に重い展開として、1万とアディが炭疽病にかかってしまい、治療の為にウォレン達は治療薬を強奪、
しかも相手は抵抗せず受け入れてくれるという精神的にもキツイ展開が、これは結構凄かったなと。
非道な事をしている、というのをまざまざと実感させられる展開はこのドラマらしからぬ感じで良かったです。
結果的にマックとカサンドラ以外は死なずにS2を終えたものの、S2は全体的にウォレン以外のメンバーは
死の危機に瀕する展開が多かったので、その辺りもS1との違いを演出出来ていて良かったです。

▼相変わらずバラエティに富んだ展開や演出
巨大なチーズを転がしてゾンビを轢き殺すという衝撃の殺害方法を披露してくれたり、植物と一体化したゾンビ、
S1でマーフィの子供を授かったセリーナがマジで子供を産んでゾンビ赤ちゃんが誕生したり、相変わらず
ゾンビだけを見ても色々個性的でしたが、展開的にも今回はUFOで有名なロズウェルを出して宇宙人ネタを
入れてきたり、実際には宇宙人でもUFOでもなくS3でメインになるであろうゾナという組織か何かだったものの、
にも関わらずSF的な武器が出てきたり、ゲーム・オブ・スローンズの作者が本人役でカメオ出演するとかいう
まさかのサプライズがあったり、8話のゾンビマニアがメモを取る際の演出がモロにSHERLOCKだったり、
このドラマはゾンビを使った作品で、良い意味でウォーキング・デッドとは違う路線で作品を作っている、
というのがこの場合功を奏して、コメディ調で作られていながらも意外とマジで演出されていたり、この辺りの
バランスが絶妙というか、一話完結だからこそ出来る笑いだったりを入れてくるのが上手いなと。

▼14話の回想は王道ながらも良い感じ
まだ平和な日常だった頃や、パンデミック発生直前にウォレン達は何をしていたのか、が描かれましたけど、
この辺りの展開は王道ながらも良いファンサービスでしたし、これまた王道の「え、あのキャラはこんな事を」
という驚きも見せれるので、これは良いエピソードだったなと思いました。
実は市民Zが囚人だったという驚きに始まり、セラピストだったドクの意外な過去、アディとマックは
以前からの知り合いというわけではなくマックがホッケーの選手で、試合を観戦に来ていたアディが逃亡中に
お互い知り合って協力しながら逃げるようになった、というのも王道ながら非常に熱い過去で良かったです。
同時に、だからこそパンデミック直前に知り合って、このゾンビ化した世界を3年以上協力して生きてきて、
その過程で恋人同士になった二人のうち片方が目の前でゾンビに食い殺されてしまう、というのはアディに
してみれば衝撃でショックだったでしょうから、そういうインパクトを与えれるのも良いよなと。
あとはまぁ、カサンドラなんかはS1で初めて出会った人物なので仕方ないものの、ウォレンとは同じ軍人で、
やはりS1序盤の主人公という事も考えると、ウォレンの回想でガーネットも出してほしかったかなーと。

▼新キャラのバスケスが今イチ
マックの降板と共に入れ替わりで加入した新キャラのバスケス、設定としては過去に奥さんと子供を目の前で
殺され今回のメインの敵として描かれていたゼロと因縁があり、戦闘要員としても優秀なので、言わば
ガーネットの補充キャラとも言える立場だったものの、実際は魅力も個性も皆無で、正直微妙だったかなーと。
マーフィを探す賞金稼ぎの一人として登場したのは別に問題無かったものの、特にコレという印象的な
エピソードがあるわけでもなくウォレンと協力関係になりそのまま加入、その際何故か誰も尋ねず。
加入後も別に仲間に溶け込んだ雰囲気があるわけでもなく、最後も復讐こそ果たせなかったものの自分なりに
答えを出して、マーフィ輸送の目的も達成したのでウォレン達とは分かれて別の道を、という流れは別に
悪くなかったですし、前述の背負っている過去も重いのでそれなりに魅力のあるキャラのはずなんですが、
そこまで魅力や個性が溢れているわけでもなかったS1の面々の中に入ると、ウォレン達は愛着の有無もあって
結構好意的に思えても、どうしても新加入のバスケスは魅力的な見せ場が無かった事で今イチだったかなと。
最終的にマジで降板なのか、王道で今回のアディとマックのようにS3の初回で簡単に再合流、或いはゲスト的に
途中で登場、なのかは分かりませんが、ウォレン達が包囲されたので助けに登場、が妥当な流れでしょうか。

▼マーフィと1万の関係はもう少し描いてほしかった
1万がカサンドラに慈悲を与えた直後は当然かなり殺伐としていたものの、その後はギクシャクしたり、
そういう描写がなかったので、出来ればこの二人のこの辺りの関係はもう少し描いてほしかったなと思いました。
脚本的には意図的な展開だったのではないかと思うんですが、川で1万だけ別行動になって探すかどうか、
マーフィがゾンビマニアに確保された際に1万は迷わずマーフィを救出、最後は負傷して治療中だった1万が
潜水艦の中に居て、恐らくマーフィは爆発すると分かっていたはずなのに1万とは一緒に逃亡せず。
潜水艦に関しては1万だけ別行動で既に逃していてS3でその事が判明する、という可能性もありますけど、
カサンドラの死後、二人は何かと生死での接点が多かっただけに、この辺りを、本人達でも、周囲のキャラの
セリフでも構わないので、カサンドラの件があるからどうのこうの、の描写が欲しかったかなーと。
特にマーフィはゼロの基地でワクチン投入を阻止してウォレンの命を救っているだけに、最後の潜水艦で、
少なくとも分かりやすい形で1万を助けたわけではないのは、やはり確執があるのが原因だろうか、とか。

▼S2 全15話を見終えての感想
こんな表現は失礼かもしれませんが、真剣に見るわけではなく、ネットサーフィンだったり軽い部屋の掃除、
そういった何か別の作業をしつつこのドラマをながら見、という軽く見るのに相変わらず最適な作品でした。
制作側も分かってB級感やコメディテイストを出している事で、真面目な内容もコメディ調の内容にも
対応していて、それでいて考えさせられるテイストの内容でエピソードを作っている事もあったりと、
当然何かと比較されるであろうウォーキング・デッドに対して、とにかく見やすいのが特徴でした。
恐らく誰に聞いても面白さや完成度はウォーキング・デッドのほうが上と言うでしょうし、個人的にも流石に
そうですが、別にグロやゴア等を抜きにしても、じゃあ誰かに勧める際はどちらをオススメする?
と言われたら正直全力でこちらのほうをオススメするぐらい、良い意味で見やすい仕上がりが特徴というか。

毎週追いかけるタイプではなく、前述のように毎日1話ずつながら見するのが非常に最適なのが凄いというか、
仮にもゾンビを扱ったドラマで「見やすい」という表現が合う辺りがこのドラマの凄いところだよなと。
本筋の物語としては流石にマーフィの能力が超常的になりすぎてきている気がするので、そういう意味では
S3の本筋展開は正直微妙に心配な部分もありますけど、今後も一話完結タイプとしては見やすいまま、
良い意味で相変わらず変なゾンビやとんでもないゾンビの殺し方を披露してくれると思うので楽しみです。
意図的な演出や展開の違いでしょうけど、本家ゾンビドラマのウォーキング・デッドはあまりにも遅い
展開速度でも有名なので、このZネーションは対極にあるような軽さと内容で今後も楽しみたいところです。

2017-09-16 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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