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ゲームや海外ドラマの感想を中心に色んな話題雑談を書いてます、ネタバレ有りです。

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー



シャドウ オブ ザ トゥームレイダー

メーカー:スクウェア・エニックス
機種:PlayStation 4
参考価格:¥8,618
価格:¥3,680 (2018.12.06時点)
発売日:2018.09.14


約26時間でクリア、達成率88.43%、100%クリア時点で約32時間、トロフィーコンプ時点で約43時間。
リトライを含むベリーハードのクリアに約10時間40分、恐らくリトライ無しのクリアだけなら約8時間。
トゥームだったり墓所をプレイしつつのプレイだったので多少時間はかかっているものの、単純な
本編のボリューム自体は前作とほぼ同じか、やや今回のほうが上か、という印象でした。
むしろクリアした時に「え、もうこんなにプレイ時間いってたのか」と感じたので、少なくとも個人的な
ゲーム熱中度や没頭度に関して言えば今回のほうが上でした、映像的にも様々なロケーションで華やか。
ゲーム以外の部分で言えば今回初搭載されたフォトグラファーモードが色々楽しめる機能で面白かったです。
ネット上での評判は正直あまり芳しくないので覚悟していたんですが、個人的にはむしろ前作よりも
楽しめたので、前作のように戦闘メインのほうがイイ、という人からは評価が下がるだろうなという印象。

▼良い点
・前作、前久作、とただでさえ綺麗だったグラフィックが更に進化。
・特に今回は表情の作り込みが非常に素晴らしく、顔や目だけで感情が表現されているレベルに進化。
・今回は水中での移動が多かったので、綺麗な映像と相まって圧迫感がとにかく凄い。
・口の動きと吹き替え音声が前作と違い比較的違和感を感じないレベル。
・シリーズ恒例ではあるものの、レリックや文献に関してララが感想等を音声有りで読み上げてくれる。
・前作同様、過去のシリーズのその後に関して軽くではあるものの触れてくれるのが非常にありがたい。
・チャレンジトゥームや墓所での謎解きが相変わらず面白いし純粋に楽しく、今回は特に豊富なロケーション。
・街が尋常じゃないレベルの広さで構成されているので探索のしがいがあり、単純に歩いていて楽しい。
・個人的には嬉しかった探索要素の充実感、前作とは逆に戦闘少なめで探索メインは嬉しい限り。
・最近の洋ゲーには比較的搭載されている事が多いものの、フォトグラファーモードでスクショが捗る。

▼悪い点
・これも前作同様、決して悪いわけではなものの基本的に正当進化しただけで目新しさは皆無。
・街の広さが格段に増した関係上どうしてもリトライやファストトラベルの際の読み込みがやや長め。
・仕様的に仕方ないものの、PS4版の前作は完全版でDLC全部入りだったので今回はややボリューム不足。
・前作にあったスコアアタックが無くなった事で、遊ぶ要素としてのボリュームも減った。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーはこの感想を書いてる時点でDLC第一弾有り、全体58%、本編67%、46/64。

「太古の秘宝」「考古学者」「石碑ハンター」「影の如く」「手製武器」「チャレンジ上等」「安息の地」「時を縫う」
「汝の隣人」「ドッキリ!」「最初の一歩」「その道の達人」「お買い物」「形勢逆転」「よそ見注意!」「火遊び」
「神出鬼没」「伝説の獣」「ラマ愛好家」「水中考古学者」「新たな高みへ」「これぞナイフ!」「動物学者」
「伝説のハンター」「語り尽くせぬ富」「ファーストブラッド」「招かれざる客」「ハカンなら飛べる」「全身全霊」
「キーポイント」「準備万端」「星々の通り道」「死者の日」「災厄のレシピ」「インスティンクト」「命の灯」
「隠された都」「冥界」「家族のつながり」「ヘビの心臓」「選ばれし者」「ふりだしに戻る」「呪われし女王」
「なかなかの大冒険」「資源豊富」「通過儀礼」

基本的にはシリーズを踏襲しているトロフィーという感じで、良い意味で安定感があったというか。
前作同様各種武器による一定数撃破だったり、特殊弾撃破などの水増しトロフィーが無かったのも個人的には
ありがたかったですし、商人から全ての武器を購入、的な資金集めに奔走するモノが無かったのも良い感じ。
あと、これも個人的に嬉しかった事としては前作同様存在した難易度別トロフィー。
特に今回はベリーハードでのクリアが、厳密には戦闘の数も少ないので決して難しいわけではく、むしろ
実際には面倒な部分のほうが目につくものの、それでも高難易度クリアのトロフィーは嬉しいので良かったです。



▼雰囲気まで伝わるレベルに進化したグラフィック
前作ライズでも映像の進化には驚かされましたが、今回は特に臨場感が抜群だなと思わされました。
単純に展開面での派手なアクションだったり危機一髪の展開で手に汗握る、という部分も勿論あるんですが、
それ以上に、細部に至るまでリアルに作り込まれたグラフィックのおかげでよりゲームの世界に没頭出来る感じ。
特に今回は水中での長時間移動が多かった関係上、とにかくプレイしていてララと一体化出来るというか、
呼吸ポイントだったり水面が発見出来ずララが息苦しそうにしている時はこちらも圧迫感を感じ、何より
ピラニアの襲撃を警戒してゆっくりしか移動出来ない時のもどかしさなんかも非常に伝わってくるレベル。
他にも天変地異が発生した際の濁流や津波に飲み込まれている時、なんとか足場を求めて飛びながら
次へ次へと命がけで逃げている時、この辺りの「アカン、もう死ぬ」の感じも危機感がマジで伝わるレベル。
まぁ、不満を言ってしまうと、ゲーム的にはミスがイコールでリトライになるわけで、どうしても人によっては
同じ場所でのジャンプ失敗や「どこに掴まれればいいんだ?」が分からなくて複数回リトライするハメに
なってくるので、そうなってくると綺麗な映像が逆に足かせになって「綺麗すぎてどこが掴めるか分からない」
という映像の綺麗なゲームにありがちな穴にハマってしまうので、これはこれで問題なところもあるんですが。

▼謎解きの難しさが絶妙
このシリーズで言えば、前作ライズで、冗談抜きで一度だけトゥームのクリア方法が全く分からずにネットで
攻略法を見た、という悔しい思いがあったんですが、今回は謎解きの難易度こそ恐らくシリーズで最も高い、
そう思えるぐらいに難しくなっていたイメージはあるものの、それでもシリーズをプレイしていれば、
なんとなくこうなんじゃないか、と思えるレベルの絶妙な難しさというか、あぁ成程、と思えるギリギリの
バランスで謎が配置されていて上手いバランスだったのではないかなと思いました。
他作品の例えで恐縮ですが、FCやSFC時代のゼルダなんかは当時小学生だった事もあり謎解きが難しく、
でも解けた時の嬉しさや気持ち良さは非常に大きかったんですが、個人的に今回はそのレベルで解けた時の
「よっしゃ!」感が凄かったというか、攻略出来た時の気持ち良さが大きかったなと思いました。
ただ唯一気になったのが「太陽の神殿」のトゥームでしょうか。
鏡に光を当てるのは時間がかかりながらも攻略出来たものの、攻略後の出口が発見出来ませんでした。
翻訳ミスか元々のセリフのミスかは分からないのの「4番目の鏡の近くに通路があるわ」というララのセリフ。
実際は3番と4番の丁度真ん中の横道に入ったところの壁を登ると出口、だったわけですが、セリフを信じて
4番目の鏡の近くをさまよい続けて結局自力で発見出来なかったので、これは盲目的に信じたコッチが全面的に
悪いものの、セリフが限定的すぎたせいで発見出来ないケースもあると思うので少し気になったトコロです。



▼難易度ベリーハード
別個に感想を書く程難しかったわけではないものの、折角なので個人的な感想を記しておこうかと思い。
アクションゲームを好きでプレイする人の場合、基本的にはですが、基本的に好きでプレイしているわけなので、
トロフィーに最高難易度でのクリア、が用意されているほうが嬉しいという人のほうが多いのではないかと
思うんですが、今回はキャンプにおけるセーブ以外のチェックポイント無し、という中々のバランス。
実際には序盤の激流だったり、一部のポイントでは自動セーブが用意されているものの、このゲームの場合、
戦闘での凡ミスによる死亡より、ジャンプでの出っ張りを掴むのに失敗、ジャンプ後のアックス引っ掛け失敗、
こういったミスによるリトライのほうが当然多いので、とにかくこの手のミスがキツイなと思いました。
最終的には恐らくクリアまでのリトライ回数は10回前後だったと思うので、そう考えると大した数では
ないものの、まず最初の難関はゲーム開始から洪水までのポイント、意外と凡ミスでのリトライがありそうな箇所。
実際ミスをしたのは、中盤の水車イベント終了後にヤークシルから追われて逃走する展開。
初プレイの際は一度もミスをしなかったのに何故かここで3回死亡、水車で15分程やり直すので地味にキツイ。
その後、ウヌラトゥ救出の為に岸壁をジャンプで渡り歩く展開、同様に初プレイでは死なずここで4回死亡。
最後のキャンプからジャンプで3回死亡、この3ヶ所で多少手間取りました。
一度ミスをすると、その無駄になった時間分を取り戻そうと急いでプレイするせいでどうしても雑になって、
その関係で、特にジャンプ失敗とか、アックス失敗とか、そういうミスが一気に出て余計ダメになるよなと。
この辺りは落ち着いてプレイすればほぼミスはしないはずなんですが、セーブポイントが限定されている事で、
仮に失敗すると15~30分程度やり直すハメになる、という事が頭をちらつくとミスをしやすいのが。

▼クリア後の感想
前作ライズの感想でも書いた事ですが、このゲームはリブート版1作目のディフィニティブエディション、
この1作目の時点でゲームデザインやシステム自体は既に、良い意味でほぼ完璧に完成されていたので、
続編が発売される度に弓矢や銃火器の特殊弾だったりの新要素が追加されたり、そういった事はあっても完全に
新規の何かが追加される、という事は無かったので、そういう意味では目新しさは正直に言うと皆無なものの、
それでもゲームとしては相変わらず完成されていて、新作が発売される度に映像が綺麗になって、特にララが
追われる展開だったり逃げる展開だったりの時は映像や演出も非常に緊迫感のあるものが用意されていて
ゲームの世界に没頭出来る仕上がりになっていて、失礼な言い方をすると、単純な展開や見せ方が毎回
違うだけでやっている事は同じなものの、それでも、やっぱり今回もプレイしていて大満足な内容でした。
特に今回は前述の水中での息苦しさを始め、地上でも前作同様クマに襲われるわ更にジャガーに襲われるわ、
リブート三部作では見ていて最も「死ぬ」と思わされる緊迫感も凄かったので、とにかく随一の作り込み。

ゲームとして見ると、前作にあったスコアアタックが無くなってしまったり、PS4版に関してはONEから
一年遅れての発売になった代わりにDLCが全て入った完全版だったので、ボリューム的な意味で言えば
前作よりゲーム自体のボリュームは少なかったり、実際不満も無いわけではないものの、クリアまでの楽しさ、
トロコンまでの熱中度、で言えば個人的にはディフィニティブエディションに匹敵するレベルで楽しく
プレイさせてもらえたので、遊んでいて楽しかったのは、ディフィニティブエディション>シャドウ>ライズ、
個人的にはこんな感じの楽しさと面白さでした、ライズは悪いわけではないものの期待しすぎていたというか。
何にせよ、一旦リブート版としては今回で終了だと思うので、このシリーズ自体は今後も続くと思いますが
新作の発売は当面無いような気がするので、そこが残念というか、また早くシリーズの新作を期待したいです。
リブート三部作としては、今回エンドロールの際にディフィニティブエディションからなる過去作の映像も
使われていたので、クリアした際の充実感や満足感はとにかく凄かったですし、ホント面白いシリーズでした。
現状配信されてきているDLCに関してはプレイするかどうか今の所未定。

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2018-12-06 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ウォーキング・デッド S9前半



ウォーキング・デッド S9前半

ショーランナー:アンジェラ・カーン
出演:アンドリュー・リンカーン
話数:全8話
全米放送日:2018.10.07
日本放送日:2018.10.08
S9前半が終了した時点での感想、今回はS8でニーガン編が終了したので完全に新展開へ突入したのと、
放送前から散々話題になっていたように主人公のリックが降板するという驚きの展開、同時にマギーも降板、
5話のラストで一気に6年間が経過した事で新しい○○編というよりも、リックの降板もあって完全に第二部開始、
とでも言うべき心機一転の展開が繰り広げられていたわけなので、内容の良し悪しは別にして新鮮だった印象。
流石にニーガン編があまりにも停滞していた事で視聴者数は激減しましたし、じゃあ実際S9の前半が正直
面白かったのかどうか、と言われると吸引力としては非常に弱いと感じたものの、それでも新展開という事で、
少なからずラストまで「また新しい敵対人間勢力が」の展開を見せなかった事に関しては評価したいなーと。

▼ダリル「人が増えすぎたんだ」
リックに対してダリルがそう発言してましたが、これは確かにありますよね。
S3でウッドベリーを解放した際に総督配下で暮らしていた人々を刑務所に招いた時もそうでしたけど、
どうしても人が増えすぎると特に食料の問題が出ますし、初回エピでも描かれていたようにニーガンに不満を
持っている人は当然居るわけで、そんなニーガン配下だった元救世主の為に何故危険を犯して食料を探して、
しかもわざわざ届けてやらなければいけないんだ、という考えが出るのは当然で、挙句に大半はリック達と今は
協力的な関係を築いて過ごしているのに、中には今でもニーガンを崇拝している人物も居るという状況。
同時に、安全性を考えて結局外へ調達に出かけるのはリック達主要メンバーと、あとは初回エピで死ぬ為だけに
出てきたケンのように若くて体力のある男女が遠征する事になって、不幸にも命を落とした、とかになると色々
不満が出るのも当然なので、この辺りは難しいところで、同時に脚本的には面白いところでもありますよね。
ダリルがリックに言ったように、小さいグループならなんでも出来るので、少なくともニーガンに恐怖で掌握され
従っていたであろう人物が大半だとは思いますが、それでも元ニーガン配下の救世主を全員見捨てるかどうか。
結局人員増加に伴って仕切る人物が必要になり、ダリルは似合わない仕切る役をやるハメになったり、
或いはグレンのように潤滑油になり得る人物さえ居れば何とかなったのにそういう人物が既に居なかったり。

▼絶対に噛み合わない意見の違い
ニーガン配下の救世主に関してリックは「苦境にある彼らを助けるべきだろう」という意見を持っていて、
実際明らかにニーガンは恐怖で人々を支配していたので、当然死にたくないからニーガンに従っていた人も、
これは必ず居ると思うので、そういう人に手を差し伸べるというのは当然大事な事で、同時に大切でもあると。
一方のマギーは「降伏したのよ?殺さなかった、それが限界。他人の面倒まで見られない」という発言。
これはこれで当然の意見ですよね、実際ニーガンという恐怖の支配から解放してやったわけなので、あとは
自分達の好きなように生きればいいので、庇護を求めてきた場合は別にして、敢えて手を差し伸べる必要は
流石に無いですし、ニーガンにグレンが殺されるのを目の前で見た以上マギーが救世主を許せるはずもなく、
むしろ「でもニーガンがやった事なので他の救世主にも責任を取らせる」の選択をしないだけ優しいというか。

▼復讐による負の連鎖
といった考え方の違いは絶対に埋まるはずもないものの、本編展開としてはマギーを殺そうとしたグレゴリーを
マギーが遂に処刑する展開、総合的に考えてリックも流石に処刑を止めず、遂にマギーがそこまでしてしまうと。
この際、グレゴリーが「グレンの墓が荒らされていた」とグレンを罠に使ったのもマギーにしてみれば余計に
激昂する部分だったとは思うんですが、展開的にはよりによって偶然子供が処刑を見てしまったというのが…。
ただ展開的には、ここから発生する負の連鎖が個人的には結構面白いなと思いました。
考え方は色々あれど、リックがニーガンを殺さずに皆で共存する道を模索して皆はリーダーであるリックの
意見に従ったものの、マギーがグレゴリーを処刑した事で一部の人間が報復で元救世主を殺す、という展開。
マギーには結果的に酷な展開になってしまったものの、こういう展開は面白いなーと。
立場上マギーも既にヒルトップのリーダーになってしまっているわけなので、自分の決断が周囲の人間の命を
奪うハメになるかもしれない、という重みが描かれているのは良いなと思いました。
ただ、この場合オーシャンサイドでこの事を嘆いた女は、当のマギー本人がグレンを殺されたのにリックに従って
ニーガンの命を奪う事はまだしていない、という事も考えてほしかったというか。
まぁ状況的にダリルやジェイディスが疑われやすい状況なので、その辺りも配慮して復讐してほしいというか。
最終的に元救世主をオーシャンサイドの人間が復讐で殺していた現場を発見するも、マギーとダリルが無言で
立ち去り、形としては復讐による処刑を認めた、というのが展開としては強烈だったでしょうか。
結果的にはこの直後リックが居なくなったので溝が深まる事はなかったものの、展開的にはマギーとダリル、
この二人が復讐による処刑を認めた、というのが、決定的にリックと道が別れた事になってしまっただけに。

▼カールに囚われているリック
ダリルはリックに「カールの言葉は忘れろ」と言い「カールの言葉にとらわれているからニーガンを生かしている」
と言ってましたが、まぁこれはリックにとって実際「息子が死ぬ前に願った最後の気持ち」なのでどうしても
叶えてやりたい、という気持ちになってるでしょうし、それはそうだと思うので、中々難しいところですよね。
実際は、カールの死自体はニーガンとは一切関係のない出来事なので切り離して考えなければいけない事では
あるものの、息子が目の前で死んだ以上、リックとしては年月の経過に関わらず冷静にはなれないでしょうし。
とはいえ、ダリルが言ったように、グレンのおかげでリックは最初命が助かって、そのグレンのおかげでダリルや
マギー達と出会えて、そのグレンがニーガンに殴り殺されたので、カールの言葉にリックが囚われているのと
同じぐらいグレンも大事なはずなので、マギーやダリルにしてみれば、余計に「あのグレンが殺されたんだぞ」
という気持ちはどうしてもありますよね、感情を超えるレベルで許されない事ではないのかという。
ただ、そんなダリルが今でも「あんたの為に死ねる」とリックを信じてる旨口に出したのは非常に熱かったなと。

▼マギーのミショーン説得が神
あの時ニーガンに殺されたのがグレンではなくリックだったらどうだったか、ニーガンが今も生きているはずもなく
既にミショーンが殺していたのではないか、というマギーの言葉に反論出来ず鍵をマギーに渡すミショーン。
ここは非常に良い流れでした、実際その通りで、グレンを殺されたマギーの気持ちは誰にも分からないですし、
もしあの場で殺されたのがリックだったらミショーンは確実にニーガンを殺していたでしょうし、
もしあの場で殺されたのがカールだったら仲間が皆殺しにされようとリックも確実にニーガンを殺してたはず。
ニーガンを殺さず生かしたままにする事が未来に繋がり復讐の連鎖を断ち切るという点でも意味がある事なのは
分かるものの、マギーがそれを許す事は出来るはずもないし、マギーのこの言葉を聞けば誰しも自分の立場に
置き換えた際に「ニーガンを殺さず生かしたままにする」を納得出来るはずがないのは痛いほど分かるはず。
実際にはこの直後ニーガンがむしろ死を願っていたのでマギーは敢えて生かしたまま地獄を味合わせる事に、
を選択しましたけど、この問題とは別で「ニーガンを生かすかどうか」で「生かす」には賛成出来ないはず。
展開的には、ニーガンがマジで死を望んでいたのか、死を恐れて演技していたかはまだ不明ですが、前半の
ラストで牢に鍵がかかっていなかったのを確認して普通に脱獄した事を考えると…まぁ長い年月で変化が、
の可能性もあるのでまだそこはなんとも言えないでしょうか。

▼前半8話を見終えての感想
上記感想が割と長くなったように、一つ一つの展開を見ると正直色々考えさせられたり、或いは納得、別の意見を
持ったり、という感じで見ていて面白い要素や「この意見の食い違いがどういう結末を迎えるのか」という楽しみが
あったので、そういう意味では思っていた以上に面白かったなという印象でした、特にリック降板までの展開が。
その一方で、本編展開としては起きて然るべき問題だったとはいえ、結局S9まできて相変わらずやっている事は
また同じで元救世主とのいざこざ、言葉は悪いですが死ぬ為だけに出てきた名前有りのその他大勢がもはや
不注意レベルで命を落として、その事で嘆き悲しみ恨みという、ホント言葉は悪いんですがS9まで作品を続けて、
まだそんな同じような展開を延々やるつもりか、という気持ちがあったのも個人的には事実かなーと。
展開は微妙、ニーガン編から続く問題提議や考え方の違いによる方向性は面白かった、という感じでした。
肝心のリックの最終エピソードとなった物語は流石に非常に完成度が高く、このウォーキング・デッドという作品の
数多くあるエピソードの中でも3本の指に入るレベルでグっとくる展開で良かったですし、シェーン達の再登場も。
勿論、恐らく誰もが感じたように、リックとほぼ関わりのなかったサシャよりグレン出してくれよ、ですが。

時間の経過した新展開に関してはまだ特に惹かれるものがなかったので、まだなんとも言えないかなーと。
時間が経過して、実はその時間が経過した間に色々ありました、はお約束ではあるものの新キャラ達も含めて
まだ魅力を感じないですし、実はウォーカーが囁き合っているのではなく人間が皮をかぶって欺いていた、
は展開としては面白いものの「また人間か…」の気持ちにもどうしてもなってしまうので、現時点ではなんとも。
穿った見方をしてしまえば、制作サイドからすれば視聴者の減り方は流石に危機感を覚えるレベルだと思うので、
色々話題を提供したり興味を持ってもらいたいのはわかるものの、リックやマギーの降板はメディアに発表せず
本放送でのサプライズ、という形でやってほしかったですし、リックにせよジーザスにせよ、降板後に制作側への
不満をぶちまけていたり、あんまり制作の裏側というか、そういうゴタゴタは見せてほしくないかなと思ったり。
作品としてはリックも降板して6年が経過、ここで立て直すというか、心機一転するイイ機会なので、なんとか
これまでとは極力違う展開を模索して今後も頑張ってもらいたい限りです。

2018-11-29 : 海外ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ホロウナイト ヴォイドハートエディション



ホロウナイトヴォイドハートエディション

メーカー:Team Cherry
機種:PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、Steam
参考価格:¥1,480
価格:¥1,480 (2018.11.12時点)
発売日:2018.09.26


24時間29分27秒でクリア、クリア時点のゲーム達成度は78%、プラチナトロフィーはグリム巡業団の
トロフィーを取得しそこねた事もあり心が折れて一旦中断、現時点で37時間52分、54%、達成度102%。
虫ゲー、と書くととんでもない響きですが、評判の良さに惹かれて購入してみたところとんでもない傑作。
安価なのもさる事ながら、映像クオリティが年々上がっていく関係上、どうしても昔のように2D作品は
数が少なくなってきているのに対して、インディーズだろうとこのゲームのように2Dだったりドットで
勝負する作品が見れると嬉しくなるというか、また面白いうえに歯ごたえのある難易度で大満足の内容。

▼良い点
・探索型2Dアクションの基本ではあるものの、新しい場所を探索するのが単純に楽しい。
・同様にボスを撃破する事で各種新アクションが開放されて探索エリアが広がっていくのが楽しい。
・ジャンル的には死にゲーだと思うものの、道中のザコ戦の難易度は比較的緩いので探索が簡単。
・ボスも何度かリトライすれば行動パターンの把握がしやすい動きで、尚且つボス自体の数も多い。
・トライ&エラーが必須のゲーム性ではあるものの、リトライが早いのでストレスが皆無。
・背景のグラフィックが綺麗に描きこまれていて世界観が分かりやすく、単純に映像として見ても綺麗。
・探索エリアの数自体が非常に多く、2Dアクションとしては最高峰のボリューム。
・それ以前にこの価格でこのボリュームというとんでもないサービス精神。

▼悪い点
・地図の使い勝手が決して良くはなく、出来れば常時簡易マップを表示したかった。
・白の宮殿を筆頭に、攻略必須ではない一部の針エリアのバランスが非常に厳しい。
・死にゲーの場合はむしろ褒め言葉ではあるものの、時々ハゲそうになるぐらい難しい。
・比較的何度も各エリアを移動するハメになるので、もう少し移動の手間を省く仕掛けが欲しかった。
・グリム巡業団のトロフィー取得説明文が明確ではないので選択ミスで入手不可になるケースがある。

▼トロフィー
初回プレイで取得したトロフィーは31%、16/35。
「偽り」「決意が問われるとき」「決意の証明」「監視者」「教師」「ホロウナイト」「チャームビギナー」
「チャームコレクター」「仮面の守り」「ソウルの守り」「接続」「幼虫の友」「地図製作者」「成熟」「戦士」

クリア時点で30%前後という割合なので妙に少ないなと感じたんですが、トロフィーの内訳を確認すると、
普通にクリアするだけだとゴールドの取得が基本的に不可能に近いので、その関係で少ないんだなという印象。
トロフィー自体は各種収集要素に関連したものだったり、やりこみ要素に相当するボスやイベントの終結。
良い意味でアクションゲームにおける王道のトロフィーではないかと思うんですが、ここはダークソウルや
ブラッドボーンと違い、トロコンが色んな意味で困難というか、時間さえかければ取得可能だったあちらとは違い
中々ハードなトロフィーが揃っていてトロコンまでの過程が容易ではないなという印象。
個人的にはトロコンまでプレイする予定だったんですが、グリム巡業団を追放すると悪夢の終わりが取得不可、
と知らずに追放展開を選んでしまい、流石に30~40時間やり直す気力もなく一旦トロコンを諦めた状態。



▼探索が単純に楽しい
いわゆるメドロイドヴァニアの作品なので探索が楽しいのは当たり前かもしれませんが、この手の王道で、
やっぱり最初は行けない場所が色々あるものの、各エリアのボスを撃破して二段ジャンプやダッシュ等の
新アクションを入手する事で行けなかった場所へ行けるようになる、というのが単純に楽しかったです。
隠し通路の壁なんかも慣れてくると「ここに何かあるんじゃないか」と分かるような若干怪しい作りに
なっていたり、なんとなくここから飛べば別の足場があるのでは、といった具合に、イイ意味で「もしかしたら」
と分かりやすい作りになっているのも嬉しかったですし、ホント王道で探索場所が増える楽しさが最高でした。
同様に、そういった探索の楽しみ以外に、カマキリの王を倒した辺りから「次にどのエリアへ行くか?」も
ある程度自由にプレイヤー側が選べる設計になっていたので、どこから行っても良いというゲームデザインが。
若干マップの使い勝手が良くない事と、結局マーカーはそこまで使うわけではない、という事もあってほぼ
記憶力重視のプレイになりがちにはなるものの、それでも次に行ける場所を探してあちこちを散策する、
というメトロイドヴァニア本来の楽しさが詰め込まれていたので、とにかく操作していて楽しい作りでした。

▼ボス戦のバランスが絶妙
2Dと3Dの違いこそあるものの、基本的にはダークソウルに代表される死にゲーなわけで、2D版の死にゲー。
プレイヤーによって2Dと3D、どちらが得意かは異なりますし、ある意味では画一的な動きのみで縦横無尽な
動きをしてくる3Dよりも2Dのほうが総合的に考えると簡単、というのが個人的な印象なんですが、同様に、
その個人的な印象で言えば正直ダークソウルやブラッドボーンよりこのゲームのボス戦のほうが難しい、
と感じました、リトライした数はダークソウルやブラッドボーンなものの、単純な難しさはコッチが上というか。
どの死にゲーも一度撃破さえすれば2周目以降は驚く程簡単に倒せたりするものの、このゲームの場合、前述の
画一的な動きのみの2Dだからこそ逆に難しいと感じた部分があって、ダークソウル等と違いジャンプで回避、
ダッシュで回避、そういった動きが当然必要になってくるものの、画一的だからこそ、逆にプレイヤー側が
若干焦って攻撃を仕掛けようとしてしまったり、そういう心理的な部分で難しく感じたというか。
勿論、画一的だからこそボスの行動パターンを完全に把握して、こちらもミスしないようにさえ動けば
撃破も容易なんですが、ホント個人的にはダークソウルよりこちらのほうが難しく感じました。
とは言いながらも、何度も戦ってるうちに「あ、これがこうで」とどんどん理解出来てくる過程の楽しさも
強かったですし、ここはダークソウル等と違い良い点として、リトライの早さ、ベンチからボスまでの距離、
時間的なストレスをプレイヤーが感じにくい事もあり、色んな意味で絶妙のバランスに仕上がっているなと。



▼ただボス戦はキツすぎる側面も
前述のように個人的には非常に良いバランスに仕上がっていると感じたんですが、このゲームの場合回復が
3秒程ボタンを長押しして回復する仕様で、更に回復直後は硬直で一瞬動けないという仕様。
この関係で、機敏に動き回るボス戦での回復が決して簡単ではないのと、ステップ等の無敵移動が存在せず、
防御やパリィなどの手段が無い点、終盤で戦う監視塔の騎士を筆頭に、ザコも含めて複数と同時に戦わないと
いけないボス戦もあったりと、人によっては冗談抜きでクリアが非常に難しいのではないか、と思わされる
バランスの厳しいボスも居た事を考えると、個人的にはボス戦を楽しめたものの、場合によっては非常に
厳しいというか、投げかねないバランスではないかなという気もしました。
極端に言ってしまえば、ダークソウルやブラッドボーンの場合オンラインで助けてもらえるものの、
このゲームの場合は完全にプレイヤーの腕前に依存しているので、可愛らしいグラフィックに惹かれて購入、
という経緯で始めた場合、序盤は良くても中盤以降は流石に厳しいのではないかなという気が。
個人的に初回プレイ時に最も苦労して死亡回数が多かったのは「失われし同胞」でした。

▼クリア後の感想まとめ
普段見ているPS4のゲーム系ブログで配信直前に紹介されていて、更に絶賛までされていたうえに何よりも
約1500円という非常に安い価格帯での配信販売、という事に惹かれて「面白そうだし買ってみるか」
という程度の気持ちで購入してみたところ、これがまた想像を遥かに超える面白さで驚かされました。
かなり極端な言い方をすれば、メトロイドヴァニアと言われているように、それこそFCやSFCで過去に
発売されていたメトロイドやドラキュラの映像クオリティを極端に綺麗にしただけ、とも言える作品なものの、
探索の要素の楽しさだったり、単純に新しいエリアを進んでいく面白さ、2Dアクションという事で考えると
価格帯を抜きにしてもかつてないレベルで非常に広大なエリアが用意されているボリュームと、何から何まで
大満足の内容で最高でした、しかも難易度も高く歯ごたえがあり、簡単にトロコン出来ない難しさも。

映像的にも綺麗だったり幻想的なエリアが多くて目でも楽しませてくれる作りでしたし、ザコもボスも、
敵のデザイン自体も中々秀逸で面白く、そして何よりもやっぱり約1500円というこの安価がイイですよね。
ジャンル的にはいわゆる死にゲー扱いされていると思うんですが、特に死にゲーの場合は人を選ぶものの、
これだけの安さなら「試しに買ってみようかな」と思いやすい安価な設定ですし、死にゲーとは裏腹に、
全体的にかわいらしいデザインに仕上がっているので女性も手を出してみやす…まぁ手を出した結果やっぱり
難しいので終了、となる可能性もあるにはありますけど、それでも序盤は簡単なのでアクションゲームが
得意ではないという人にも勧めやすいゲームデザインなので、色んな意味でとにかく完成度が高いというか。
DL販売専用のインディーズゲームというと、流石にそこまで大満足なゲームというのも個人的には過去に
遭遇出来なかったんですが、このゲームはホントとにかく何から何まで楽しませて頂ける大満足な作品でした。

2018-11-12 : PS4 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア- Season2



悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-

ショーランナー:アディ・シャンカル
声優:置鮎 龍太郎
話数:全8話
全米配信日:2018.10.26
日本配信日:2018.10.26
NetFlixオリジナルアニメ、待望のS2だったわけなんですが話数を考えると制作決定の一報から配信開始までに
想像以上に時間がかかったなーという印象、S3の制作も既に決定していますが果たしてS3は来年見れるのか。
内容の方は待っただけありS1同様良い出来で良かったですし、相変わらず人間がゴミのように惨殺される、
というアクションシーンは中々日本ではお目にかかれないので、これはこれでホント相変わらず抜群の爽快感が。
その反面、特にブライラでのドラキュラとカーミラ側の勢力との戦闘が、セリフもなくいきなり描かれるので
最初はどういう流れで、どういう勢力同士の戦闘なのかが分かりづらかったのが勿体無かったなという気も。
展開的には全8話とはいえ相変わらず展開の速度自体が早いので非常に見やすい作りになっていて何より。

▼S2はドラキュラ側のキャラ描写がメイン
S1の全4話からS2は全8話へと2倍に話数が増えたものの、トレバー達の描写はS1の頃とそれ程変わらず、
むしろS2に関してはドラキュラ側のキャラクター描写に力を入れていた、というのが面白い作りだったなーと。
勿論、欲を言えばトレバー達の描写のほうが見たかったものの、特に新キャラのヘクターとアイザック、
この二人がどういう人物なのかを丁寧に描いた事で、この二人の行動に対しての感情移入や「どうなるのか?」
という興味も湧く構成になっていたので、この辺りは結構良い試みだったのではないかなと思いました。
ドラキュラから指揮官を命じられるもまさかの人間、という時点で変わり種でしたけど、更に腹心の部下かと
思いきや片方は完全にドラキュラに心酔、片方は純粋すぎる事もありカーミラの甘言に乗せられてドラキュラを
裏切ってしまう、という意外性のある展開が用意されていたり、単純に展開として見ていて面白かったです。

▼ドラキュラ配下の造反も分かる
カーミラやゴッドブランドがドラキュラに対して不満を抱いている描写が非常に多かったですが、
これは流石によく分かるというか、盲目的にドラキュラを信じているわけではない以上当然の流れですよね。
いわゆる昔のアニメなら敵はボスに従う感じで描かれているのに対して、こっちはS2とはいえ初回から
数えてまだ5話目の時点で既にボスであるドラキュラに対して異を唱える将軍が多い状況で、ゴッドブランドが
言っていたように、ドラキュラが、たかが人間の女を愛して、しかもその女を殺されたからその復讐として
人間に戦争を仕掛けて滅ぼそうとしている、なのに人間共を好き放題食ってはいけない、的な事を言い出したら、
それは部下からすれば納得は出来ないというか、いやいや何を言ってるんだ、と。
怒りを見せている割には自分からは動かず、よりによって人間を指揮官として選んで二人に任せきりで明確な
目標や目的を言わず、公然と遅れてきたカーミラに対する処罰もないので、威厳も然程感じられないという。

▼ドラキュラの圧倒的な強さ
城がブライラに転移して以降は戦闘の連続で中々爽快感のあるアクションシーンを見せてくれたわけですが、
トレバー達にとってもラスボスとなるドラキュラのヴラド戦、これがまた圧倒的な強さで非常に良かったです。
ただでさえ3対1という構図なので余裕になるのかと思いきや、格が違うレベルでドラキュラが異常な強さを見せ、
トレバー達も各々モーニングスターや魔術、アルカードに関しては人間ではないからこそ出来る攻撃の
アクションを見せてくれたりと、単純に映像面でも多種多様なアクションが展開されて面白かったんですが、
ここで特に良かったのが、最後には亡き妻リサとの思い出だったり、その昔アルカードを育てた部屋で不意に
自制心を取り戻して、という流れでの幕となりましたが、そこまではドラキュラが圧勝どころか明らかに
トレバー達が勝つ事は無いだろうな、と確信させられるレベルで圧倒的な強さを見せていたのが良かったです。
中々この手のラスボス戦は一進一退だったり、相手が慢心していた事でつけいる事が出来た、という展開が
基本的にはお約束なものの、むしろ魔術しか使えないサイファとか一撃で殺されるんじゃ、という緊張感まで。

▼S2 全8話を見終えての感想
S1が思っていた以上に良い出来だったので期待していたS2なんですが、正直に言えば、面白かったものの、
少し予想していたのは違う見せ方での続編だったな、という印象でした。
前述のようにドラキュラ側のキャラクターの描写に力を割いた事で、敵が単なる使い捨てではなく個性のある
キャラとして描写されたのは良かったものの、逆に言えば敵に注力した事でトレバー達の描写が必要最低限に
なってしまったのが残念だったので、どちらかと言うと、今回でヴラドとの決着は付いたものの、S3以降で
本格的に動き出すであろうアイザックやカーミラ達、この辺りから今回のドラキュラ側のキャラ描写に力を
入れたのが功を奏す事になると思うので、面白かったものの、S3以降を見て改めて良さが出るというか。

とはいえ、相変わらずアクションシーンは独特の描写で良かったですし、ヴラドとの戦いが既にS2で決着、
という思わぬ展開の速さも良く、ヘクター、アイザック、カーミラ、という敵側のキャラがこのS2で新登場して、
同時に一気にキャラが立った事でS3以降の楽しみも出来たりと、起承転結の承としては良い出来だったなーと。
物語的にもこのS2ではヴラドとの決着がメインで、戦いを終えた後、今後アルカードがどうするのか、一人で
城に残った事でヴラドがどんな気持ちを抱いたのか、子供だった頃の自分や母親の事を思い出す、これらの
展開が哀愁漂う丁寧な描写で描かれていて、最後はアルカードが悲しみの涙を流して幕を閉じる、というのも
良い意味で全く想像していない綺麗な終わり方をしてとにかく良い終わり方だったなという印象でした。

2018-11-08 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ボディガード -守るべきもの-



ボディガード -守るべきもの-

ショーランナー:ジェッド・マーキュリオ
出演:リチャード・マッデン
話数:全6話
英国放送日:2018.08.26
全米配信日:2018.10.24
NetFlixオリジナル、実際はBBCで放送されNetFlixが配信するといういわゆる疑似オリジナルのタイプ。
イギリスBBCで放送された際に大好評だったという事で、2018年の10月度配信作品ではデアデビルのS3と
並んで期待されていた作品だったと思うんですが、中盤以降の感想に人それぞれ思うところこそあれど、
個人的には想像以上に楽しませて頂いた作品で、SHERLOCKに代表されるようにBBCの完成度の高さが。
あとはやはり内容の良し悪し以前に、全6話というコンパクトな話数のおかげでテンポの良さが光る感じ。

▼主人公の人物描写が秀逸
仕事中は仕事内容が内容なだけに当然かもしれないものの笑顔一切無しで非常に絡みづらそうに見える人物。
でもプライベートだったり、仕事中でも秘書の女性を玄関口まで送り届けた時なんかは物腰の柔らかい言動で
人当たりもかなり良さそうな感じの対応、かと思えば酒を飲みながら奥さんに絡み酒で電話したりと、
初回エピソードの時点でかなり多面的というか、色んな側面を見せてくれたのがまず面白いなと。
劇中で描かれる仕事内容は要人警護なので笑顔がなく厳格な雰囲気なのは流石に当然かもしれませんが、
同じく、ある意味仕事をしていた非番の電車の中で自爆テロを防いだ時は柔軟な対応が出来て、同業者である
警察官達の言葉を無視してでも自爆ベストを着せられていたであろう女性のナディアに対して真摯な言動を
見せ続けるという対応力で、でも前述のように初回エピだけでも様々な一面を見せるキャラ。
軍人時代のPTSDに関連した描写や目の動きも緊張感を漂わせていて、主人公が無個性だと確かに宜しくは
ないものの、良い意味で見た目の雰囲気だけで人物を描写出来ていたのが何よりも良かったなーと。

▼一風変わったストーリー展開で面白い
内容的には24やホームランドに代表されるテロを主軸とした作品なわけですが、意外と今まで色んな作品で
扱われつつも見なかったストーリー展開が多くて、まず単純にその流れ自体が結構面白いなと思わされました。
最終話での話を聞いていると、偶然初回の冒頭で自爆テロを防いだので目をつけられターゲットにされたのか、
そもそも最初から自爆テロとは関係なくターゲットとして選ばれていたのかは分かりませんが、初回エピで
主人公のデイビッドが自爆テロを防ぐ、といういきなり緊張感のある展開から始まり未然に防ぐものの、
どうやらその報復として主人公の子供が通う学校が狙われたのでは、という意外とありそうで今までに無かった
展開に始まり、スマホのカメラで射撃角の位置から当たりをつけて写真を撮って狙撃手の場所を確認する手法、
即座に発見した狙撃手がよりによって昔の戦友という最悪の展開、護衛対象の内務大臣ジュリアがまさかの
テロ成功で目の前で死なせてしまうという悲劇、まさか死なないだろうという気持ちは正直あるものの、
護衛任務に失敗した事で主人公が自殺を図る展開、極めつけは主人公が自爆ベストを着せられる展開etc
ホント意外と今までありそうで無かった展開が多かったので、単純に目新しくて面白いなと思わされました。

▼護衛失敗の展開は衝撃
当然この手の作品の常として、ジュリアやデイビッドは狙われつつも最後まで生存、場合によってはジュリアも
実は悪人側に加担していて最後には投獄、とかの展開だろうなと思っていたら、まさかのテロ成功で死亡。
設定上、別居中とはいえ主人公デイビッドには離婚していない奥さんが居て、デイビッド自身も復縁しようと
行動していたので奥さんへの気持ちがあるのに、そんな状況下でジュリアと身体を重ねた挙句に、明らかに
デイビッド自身もジュリアへの気持ちが芽生え始めてきていたので、嫌な言い方をすればどちらかが死ぬ、
或いはどちらかとは結ばれない展開、になるのは明白だったものの、だからといってまさかの死亡展開。
実際に放心状態になり自殺を決意して引き金を引くまでに至ったように、デイビッドにとっては当然相当な
ダメージのある結末になってしまったわけですが、この展開は予想していなかったので驚かされました。
物語的には取り返しのつかない状況に突入した事で緊張感だったり、良い意味で色々加速出来る展開に突入、
という流れで面白かったですし、前述の目新しいストーリー展開同様今までこの手の作品ではあまり無かった
展開なので面白みこそあったものの、よりによって主人公が護衛失敗、の展開はやっぱり衝撃を受けるなと。

▼冷静に見ると脚本に綻びも多い
矛盾点の有無を問わず、個人的には集中して物語を見させて頂いている時は文字通り没頭して見ているので、
良くも悪くも何も考えずに展開だけを追っているだけなんですが、見終わった後で冷静に考えると、この作品は
緊張感があり面白いストーリー展開が多かったのとは裏腹に、最後に判明したナディアが被害者ではなく実は
自爆ベストの製造者だった、という流石に無理があるのではないかと思われるオチだったり、大学構内の
監視カメラの消えた数時間に最初誰も気付かない迂闊っぷりや、何か考えがあって秘書の女性の誘いに敢えて
乗ったのかと思いきやマジでそのまま昏倒させられて自爆ベストを着せられ動揺するデイビッドなど、
特に中盤以降展開を優先するあまり違和感が目立つケースが多かったのが、ちょっと勿体無いというか。
デイビッドとナディアの情事のシーンを何度も描写する必要も無かったと思いますし、勿体なさが目立つ感じ。

▼全6話を見終えての感想
BBCで放送された際に非常に好評という事で期待していましたが、確かにかなり面白い作品でした。
前述のように中盤以降どんどん違和感が目立つ展開や描写が多くなってしまう事を考えると、スタートが
完璧だったのにラストが…となって総合評価自体は平均点レベルになってしまうかもしれないものの、
24やホームランドとはまた違ったタイプのテロを扱った作品で、6話というコンパクトさも非常に良かったです。
肝心のテロ展開も初回エピ冒頭のナディア説得、2話目でナディアを狙った狙撃犯との攻防、大学構内で
成功してしまった爆破テロと、テロ関連の展開はどれも緊張感とスピード感があり秀逸な出来栄えでしたし、
大学でのテロ成功と同時に敢えて政府内での爆破加担側の人物も早々に判明させる事でどういう風に捜査が
進んで、どういう風にデイビッドは信用されたりされなかったりするのか、という楽しみ方も出来ましたし、
構成としてはホント非常に面白い作りで個人的には最後まで楽しませて頂きました。

2018-11-01 : NetFlix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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